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依頼

「このあとどうする?」


「そうね、ギルドで依頼でも受けましょ。この先もお金は必要になりそうだし。」


「すみません、私がお金を持っていればよかったのですが。」


「プリムラは気にしなくていいんだよ。それに、これからも冒険を続けるにはギルドランクを上げといた方がいいからね。」


「じゃあ冒険者ギルドにしゅっぱーつ!」


「しゅっぱーつ!」


 私とミラが片手を空につきだす。ネリネとプリムラから温かい視線を感じる。


 ***


 冒険者ギルドシータウン支部


「うーん、どんな依頼がいいかな。」


「プリムラは魔物と戦ったことは?」


「あります。王族といえど、戦闘経験はあった方がいいとのことで、魔法で戦ったことがあります。」


「魔法ね。それならリリーちゃんと一緒に後衛かな。」


「パパ、ミラはミラは!?」


「ミラちゃんは私と一緒に前衛ね。ママたちのところに魔物がいかないようにする仕事だよ。」


「頑張る!」


「それならこの依頼なんてどう?」


 私が指差した依頼は


 ─────

 シルバークロウの討伐


 シルバークロウが群れて、畑を襲って困ってます。

 つきましては、10頭の討伐をお願いします。


 報酬:銅貨20枚

 ─────


「そうね、シルバークロウなら攻撃力も低いし、安全かな。これにしましょ。」


 ネリネは依頼の紙を取り、受付へ向かった。

 ネリネが戻ってきて、早速依頼の場所へ向かう。


「この畑ね。依頼主からなるべく畑に影響のでないようにとのことだから、魔法は空に向かって放ってね。」


「うん!」


「わかりました。」


「きたよ!」


 シルバークロウの群れが向かってきた。その数はゆうに10匹を越えていた。


「どこが10匹なの!」


「まあ確かに依頼に10匹しかいないとは書いていませんでしたが……。」


「とにかく、倒さないときりがないわ。リリーちゃんとプリムラは羽を優先的に攻撃。落ちてきたところを私が倒すわ。」


「わかった! ストーンバレット!」


「いきます。エアショット」


 私とプリムラで魔法を発動させる。ネリネは次々と落ちていったシルバークロウに止めを刺していった。ミラは、プリムラに見えないところで狐火を出して、畑にシルバークロウが行かないようにしていた。


「きりがないわね。まとめて倒せればいいんだけど。」


「それならできるよ?」


「できるの!? それならお願い!」


「はーい。プリムラ1回魔法を止めて。」


「わかりました。」


 プリムラの風魔法を1度止める。私が使う魔法も風属性だから、干渉しないようにするためだ。


「みんながまとまるように。ハリケーン」


 魔法を唱えると、風の渦が生み出される。それに巻き込まれてシルバークロウが揉みくちゃになりながら空中へと一塊に投げ飛ばされた。


「よし、これで最後。ファイアーフラワー!」


 火の塊が飛んでいき、シルバークロウに当たるとともに、空に1輪の花が咲き誇る。

 そのあとにはシルバークロウの死体が落ちてくる。


「終わったよー。」


「あ、あいかわらずリリーちゃんの魔法は規模がおかしいわね。あんなに大きな風を生み出すなんて。」


「最後の火魔法もそうです。あんなに綺麗で火力のある魔法があるなんて……。私自信無くしそうです。」


 ネリネもプリムラも唖然としていた。私変なことしたかな。まあこれで依頼も完了したからいっか。


 ミラがシルバークロウの死体をせっせと集めてくれる。ほら、ふたりとも固まってないで手伝おうよ。後でミラに怒られるよ。あ、私もですか。

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