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60話 姫咲さんと魔法
「普ー、もし魔法が使えるならどんな魔法が使いたい?」
「また突拍子のない質問ですね姫咲さん、そうですね転移魔法とかいいんじゃないですか? 日常生活で使えそうで」
「あはは! やっぱり普は現実的な思考だなあ!」
「では、姫咲さんはどのような魔法が使いたいのですか?」
「んー、空を飛べる魔法とか!」
「いつも人より高く跳んでるじゃないですか」
「じゃあ一気に敵をなぎ倒す魔法とか!」
「姫咲さんの拳で十分ですね」
「女の子らしく回復魔法!」
「貴女ほとんどケガしないじゃないですか」
「むー」
「姫咲さんの存在が魔法みたいなものですね」




