１話15秒で楽しめる新感覚web小説“学園一の変人美少女『姫咲さん』に告られた！”

29話 姫咲さんとお友達

「普(あまね)ー！　昨日、浜辺歩いてたら小学校の頃仲良かった広子ちゃんって子と久々に会ってさ！」

「旧友ですか。いいですね姫咲さん」

「うん、スッゴい綺麗になってて、グループ纏めるくらい立派になってた！　最初は周りに苛められてたのを私が助けてたのにさー！」

「へー、それは凄いですね」

「うんうん、相手も私に気付いて跳び跳ねて喜んでいたよ！」

「元気そうな方ですね」

「うん！　その時缶詰め買った帰りだったから一緒にそれ食べながらお話してさ！」

「うんうん、……缶詰め？」

「今度輪っか持っていこうかな！　くぐってくれそう！」

「……姫咲さん、広子さんの種族をお聞きしても？」

「え？　イルカだけど？」

「イルカでしたか」