１話15秒で楽しめる新感覚web小説“学園一の変人美少女『姫咲さん』に告られた！”

16話 姫咲さんと温泉

「温泉だひゃっほい！　普(あまね)ー！　今日は癒されるぞー！」

「しかしこの大イベント、大丈夫ですかね」

「ん？　なにがだ？」

「このお話、一話完結、且つ字数制限２９９字までなのですよ」

「それを超えると？」

「わかりません」

「次回持越しか？」

「強制終了とか？」

「む、なんにせよ急がねばならないようだな！　よし！」

　そう言うや否や、あろうことか姫咲さんはその場で衣服を脱ぎ始めた。静止する間もなく上着を脱ぎ捨てると、まだブラウス越しだというのに圧倒的な存在感を放つ豊満なバストが見る者の心を掴み取る。続いて慣れた手つきで首の裏に手を回しネクタイを外したかと思うと、今度はブラウスより先にスカートに手にかけた。ホックを