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137話 姫咲さんとクリスマスイブ
「普ー、早く持ってかないと日がくれるぞー!」
「速いです姫咲さん。イブにケーキ輸送のアルバイトをする事になるとは予想していませんでした」
「バイトの服もオシャレでいいだろ!」
「ミニスカサンタ、似合っておりますよ姫咲さん。輸送よりも売り子したほうが良かったのでは?」
「こっちのほうが給料良かったんだよー! まぁ荷物運んでたほうがサンタさん気分も味わえるだろ!」
「それはどちらでも良いです」
「あとこっちのほうが余ったケーキ貰いやすそう!」
「それが狙いですか。バイト代で買っても良いでしょうに」
「それはそれ! 今夜は二人でケーキ並べてバイトの打ち上げしようぜぃ!」
「……ええ、それもいいですね」