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130話 姫咲さんと徳
「普ー! 机拭いといたぞー!」
「え? ええ、ありがとうございます姫咲さん」
「あと公園のゴミ拾いもしておいた!」
「そうですか、それはお疲れ様です」
「お茶あるけど、飲む?」
「……いただきます。で、どうしたのですか? 姫咲さん。何やら色々な事を張り切っておられるようですが」
「いやー! あと1週間しかないじゃん!」
「1週間……? クリスマスですか? それがどうかしたのですか?」
「なんだー! 普は知らないのかー!」
「何をです?」
「良い子にしていないとサンタさんは来ないんだぞ!?」
「……なるほど」