115/300
115話 姫咲さんと覚醒剤
「普ー、覚醒剤ってすっごい恐いものらしいなー」
「小学生の頃から授業でもよく言われている事ですね姫咲さん」
「幻覚とか幻聴とか、ヤバい症状いっぱいでるらしいなー」
「そういえばこの間、『屋根から飛び下りてきた女の子が俺を踏んづけていったんだ!』とか『嵐の日に外で奇妙な歌が聴こえたから外を見てみると、マイク持って熱唱している女の子がいたんだ!』とか騒いでノイローゼになって病院に行った人みましたが」
「あ、それは多分私だ」
「やはりですか」