僕と彼女は
見てくれてHAPPYです
僕は彼女と付き合っている。彼女とは幼馴染みだ。幼馴染みと言っても立場が圧倒的に違う。僕は平凡の家に生まれた。彼女はお金持ちの家に生まれた。
なぜ、幼馴染みかって?僕のお父さんと彼女のお父さんは社長と平社員ながら親友の仲だからだ。子供の頃から彼女の家には遊びに行っていた。結局、幼稚園、小学校、中学校、高校とずっと彼女とは一緒の学校だった。大学は悩んでいる。
「私はあんたと一緒の大学が良いの」
「君が行く大学は僕が行こうと思っている大学でかかるお金の2倍もあるんだよ。僕が行こうと思っているとこだってお父さんに無理させちゃっているんだ。これ以上お父さんに迷惑は掛けられないよ」
「だからーー、うちで払ってもいいんだよ。私のお父さんだって言ってるよ」
「だからーこれ以上迷惑は掛けられないよ」
今日は結局どうなるか分からないまま家に帰った。
》》》》
今日は休みの日。彼女からメールが来た。
〈うちに今日来て。私のお父さんがあなたを呼べって。〉
断れないし行くか。
〈わかった。〉
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いつ見てもデカイな。家と言うより屋敷だもんな。
「ようこそいらっしゃいました。どうぞ、旦那様がお待ちです」
「わかりました」
彼女の家は執事とメイドがいる。今の人は、幼稚園からずつといる人で古株だ。
》》
「いやー、ようこそ、まぁ座ってくれ」
「失礼します」
目の前にいる人が僕の彼女のお父さんだ。50歳にしてはとても若く見える。多分、30歳と言ってもいいぐらいだ。それにしても、忙しいのによく僕と話すことが出来たな。
「娘から聞いたけど、お金の援助はいらないのかい?君は、私の娘といたくはないのかい?」
「勿論行きたいですが、これ以上迷惑は掛けられません」
「そうか。なら、こういう提案を君にしたい」
「なんでしょうか?」
「今は8月だ。もう二人とも18歳になった」
「なりましたね...」
「うちの娘と高校生で婚約をしてくれはないか。そうすれば、お金を援助することも問題ない。どうだろうか?」
「どうだろうか、言われても......」
「君は、私の娘とは結婚したくはないのかい?」
「したいですが、婚約だとしても早い気がしまして」
「私は娘は婚約ではなく結婚を望んでいると思うぞ。君の気持ちはどうなんだ」
「もし、許してくれるなら婚約でも結婚でもしたいです」
「だそうだぞ」
彼女のお父さんがそう言うと部屋のドアが開いた。開いたドアからは彼女がいた。彼女は直ぐ様僕のところに来ていきなり僕を抱いた。
「やったー、これで私とずっと一緒にいられるねー」
「え、これは、」
「私は娘に頼まれたからやっただけさ。でも、私もうれしいよ。娘の婿は君しか考えていていなかったからね」
こうして、僕は彼女の婚約が決まった。まぁ、卒業したら結婚するんだけどね!親への説明をどうしようかと悩んで家に帰ると、お父さんとお母さんが祝福してくれた。どうやら、あっちの方から電話で伝えたらしい。まぁ、これで彼女との婚約と結婚、彼女との同じ大学に行くことが決まった。高校の友人には夏休みが終わってから報告した。皆、祝福してくれた。
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大学の入試はすんなり終わり彼女と共に合格することが出来た。彼女とは卒業を機に結婚した。大学では同じ学部で通うことになる。彼女の愛情表現が凄いらしく僕と彼女は大学内でも有名なカップルになってしまった。まぁ、気にしないけど。そんなこんなであっという間に卒業を迎えることになった。僕は彼女のお父さんの第2秘書になることになった。実は、少し彼女のお父さんの会社に大学で体験をしに行ったときの仕事の質が素晴らしかったらしく。彼女のお父さんの部下の皆がこぞって絶対ここに就職させた方が良いと言って僕は彼女のお父さんの第2秘書になることになった。彼女と言うか僕の妻は就職せず専業主婦になった。
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就職してもう13年が経つ。ちなみに就職した役職はいまだに変わっていない。最近はそれが悩みだ。この13年で子供が生まれた。娘が5人生まれた。11歳と10歳と8歳と6歳と3歳だ。せめて、一人ぐらいは息子がほしかったけどね。でも、娘が可愛いからどおってことないけどね。
「パパー遊ぼー」
「いいぞーー」
最近は休みの日は娘達とずっと遊んでいる。最近は娘達と遊びに集中しすぎて母さんがいつもぶすっとしている。長女からは、「少しはお母さんに構いなよ」と言われてしまった。でも僕は、そんことを考えれるぐらい大人になってきたんだと感心してしまった。でも、これ以上ぶすっとはしてほしくないからな。
「母さん、怒ってる?」
「別にーー」
「ほんと、ごめんなさい」
「少しは私に構ってよね」
「ごめんね。でも、1番愛してるのは母さんだからね」
「なら、許してあげる」
結局僕と妻はラブラブだ。
見てくれてありがとうです(^.^)(-.-)(__)