1/10
始まりはいつも突然だ
あっつい、あつーい、夏休み。
「なぁ、さくー」
「なに?」
「もう8月やん」
「せやな」
「昨日飛龍と話しててんけどな」
「うん」
「あいつも暇らしいねん」
「ほう」
「せやから思ってんけど」
「おん」
「…ちょ、毎回相槌変えんのやめろって。気になってしゃあないやん」
「お前細かいな」
「自分でも思ったわ。ちゃうやん、それよりな? 夏休み終わる前に、暇やし何かおもろいことせーへん?」
こうして特に何かがあったわけでもなく。
ただ暇やからという理由で。
コーラを飲みながらげっぷを我慢している旺祐の提案に、俺たちは乗っかることになりました。
高校生男子のなんでもない日常を綴った、期間限定の日記です。
良ければ、彼らの一週間を覗いてみてください。




