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結 語り継がれる都
千年の都、【神楽京】ーーー。
かつては守り神であった竜神の加護により、水に恵まれていた豊かな都。
竜神の末裔であったはずの一族の陰謀により、人の世を去ってしまった都の守り神。
だが、慈悲深い竜神は、人の世に、力の源である宝物を授けてくれた。
住処としていた仙北山の山頂に、枯れない水源を与え、天へ還っていったという。
竜神の末裔である神楽族本家には、美しい夫婦が住んでいる。
白銀の髪に赤い瞳を持つ、美しい妻の名は五十鈴。
肩で切り揃えた黒髪に青い瞳の、美丈夫の名は陽向。
神の去った人の世で、新たな時代を生きる、神楽族の希望であった。
失った悲しみも、次世代への不安も、二人でなら乗り越えていける。
時に長老たちとぶつかり合い、時に統治院と揉めながら、たくましく、心優しく生きていく夫婦に、幸多からん事をーー。
(完)
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