表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/35

お正月

 俺と麻衣ちゃん、芽衣ちゃんは台所でおせち料理を作る。

 「たかしお兄ちゃん、料理上手~。」

 「そうでしょ。伊達に独身を貫いてたわけじゃないんだ(涙)」

 「お母さん、メイ、こんな立派なおせち料理初めて~。」

 「ごめんね。芽衣。今まで忙しくて作ってあげられなかったの。これからは毎年作ってあげるわね。」

 「メイにも教えて、教えて。」


 友里・英里コンビは大掃除だ。

 まだ今年引っ越したばかりだから、そんなに汚れてないはずだけどね。


 「きゃ~。英里ぃ、やったなぁ~。」

 「友里、まった~ぁ。」

 お風呂場から騒がしい声が聞こえる。



 そしてテレビを見て、年越しそばを食べながら除夜の鐘を聞く。

 「あけましておめでとう。」

 「あけましておめでとうございます。」


 「それでぇ、姫はじめは誰から始める~?」

 「そこは奥方様では。」

 「いいえ、私なんかより、順番に、たかちゃんの初めての相手でもある友里ちゃんどうぞ。」

 「じゃぁ、来年はわたしくね。」

 「その次の年はお母さんで、メイのその次?メイその頃にはものすごくセクシーになってるよ。」


 結局、みんなで朝まで楽しみました。



 「あ、いっけな~い。みんなで初詣いかなきゃぁ」

 「え~、眠いし、もっとゆっくりしようよ。」

 「みんな初詣に着物買ったのよ。せっかくだしみんなで行きましょうよ。」

 え、俺のは?はお。そうですか。ありませんよね。いいです。いいです。今の時期、紋付袴なんて寒いですから。


 「今年一年、みんな健やかに過ごせますよ~に」

 パンパン


 神様に直接会いに行ける2人までしっかり神様にお祈りして俺たちは帰路についた。



 「あぁ~苦しかった。」と部屋に帰るなり帯とさらしを緩める友里。

 「旦那様、こちらを持って引っ張ってくださる。」

 「え?うん。」

 「あ~れ~。お代官様、おやめください~。」

 「あ、英里ぃ、それ楽しそ~。」


 「友里さん、英里さん、せっかくの着物がしわになっちゃいますよ。遊ぶ前に脱いで畳んでくださいね。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ