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クリスマス

 麻衣ちゃん、芽衣ちゃんがクリスマスケーキを買いに行き、その間に俺がクリスマスツリーを飾り付けし、友里・英里が部屋を飾り付ける。 こんな豪華なクリスマスは初めてだ。というか大人になってからクリスマスなんて祝ったことなかった。


 というか、街の浮かれた雰囲気の中、ひとり通勤電車に揺られるクリスマスなんてなければいいのにと思っていた。


 「メリークリスマス!」

 「かんぱーい」


 芽衣ちゃん以外はシャンパンを。芽衣ちゃんはオレンジジュースで乾杯する。

 「芽衣お嬢様、あなたはお酒はダメですよ。」

 「え~。少しくらいいいじゃん。」

 「少しくらい大丈夫よぉ~」

 「ダメです。芽衣お嬢様、悪魔の誘惑に乗っちゃダメよ。」


 「あの、みなさん、サンタ帽はわかるんでですけど、なぜ下着姿なのですか?

 で、なぜ、俺が赤鼻のトナカイ役なんでしょう?」

 「ご主人様、細かいことはぁ気にしないでぇ。はい。あーん」

 「ミキのも、あ~ん。」


 「旦那様、わたくし酔っちゃいましたぁ♡」

 「メイも酔っちゃった♡」

 「芽衣ちゃん、オレンジジュースで酔わないで。」


 「たかちゃん、ここにクリームついちゃった。なめて。」

 「麻衣ちゃんも、もう酔ってるの?」」

 「旦那様、わたくしも…」

 「みなさん、食べ物を粗末にしちゃいけません。」

 「ご主人様が食べるからいいんですよぉ。」


 「ご主人様ぁ~、暑くなってきましたぁ。脱いでもいいですかぁ?」

 「え?あの友里さん、あなたもう下着姿ですよ。こら!英里、そこでブラを外すな!」


 「大体、悪魔がクリスマス祝っていいの?」

 「あ~。悪魔差別ぅ~。そりゃ悪い悪魔もいますけど、イエス様は平等に接してくれましたよ~。悪魔を悪者にしたのは後世の人たちなんですぅ。プンプン。」

 「まぁ、そうだね。汝の敵を愛せよって言うひとだからね。種族とか民族とか宗教で差別なんてしないし、ましてや宗教で戦争が起こるなんて本意じゃないよね。」

 「でも、たかちゃんみたいに、4人も同時に愛せる人はそうそういないわ♡」


 主よ、すみません。肉欲に溺れます…

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