仲間に入れて
「ただいまぁ~。芽衣ちゃん連れてきたよ~」
「きゃっ」とシーツを手繰り寄せる麻衣ちゃん。
「お、おい。」と裸の俺。
「あらら。帰ってくるのが少し早かったわね。」
「ごめんなさい。ご主人様の精剛を甘く見てたわ。」
「お母さん。この人がたかしお兄ちゃん?」
「め、芽衣ちゃん?」
あのころの麻衣ちゃんそっくりの美少女が、俺たちの姿に構わず話をする。
「お母さん、おめでとう。」
そして俺に向かって、
「はじめまして。雨宮芽衣です。16歳です。お母さんたら、ずっと言ってたんですよ。幼稚園のころにお嫁さんになってあげるって約束してた相手がいたって。」
「め、芽衣!芽衣ったら。余計な事いわないで。」照れる麻衣さん。
「それからずっと好きだったんだって。」
「ちょ、ちょっと。芽衣!」
裸の二人を見つめてほほ笑む芽衣ちゃん。
「で、たかしお兄ちゃん、お母さん、どうだった?ちゃんとできた?
私を生んだとは思えないプロポーションしてるでしょ?メイ、本当にお母さんの娘なんだろうか?って心配になったことあるくらいなんだよ(笑)」
ゴクリ。麻衣ちゃんの娘の前で、つい唾をのみ込んでしまう。
「たかしお兄ちゃん、メイも仲間に入れて。メイ、今は痩せてるけど、大人になったらお母さんみたいになれると思うの。それに、お姉ちゃんたちもお兄ちゃんのお嫁さんなんでしょ?」
「ちょっと芽衣ちゃん。何言いだすんだい。言ってる意味わかってるの?」
「メイ、たかしお兄ちゃんのこと、お母さんの初恋の人の話聞いてずっと憧れてたの。お願いします。」
「…あの、たかちゃん。母親の私がこんなこと言うのもなんなんだけど、良かったら親子供ども受け入れてもらえないかな…」
「麻衣ちゃんまで…」
そして俺たちは5人で朝まで交わった。
「さすが旦那様の精剛のスキルは伊達じゃないですね。奥方様もお美しくて旦那様が惚れ続ける理由がわかります。」
「それにしても~、ご主人様~、今日が初めての芽衣ちゃんにまで何度も…悪魔より悪魔ですぅ。」
「メイ、今とても幸せです。」
「ありがとう、たかちゃん。」
「いや、あの、その…ぜ、全員、ぜ、全力で幸せにしますから許してください。」
どんどんどん!隣人が壁を叩く音が響いた。