ランジェリーショップ
エルはリリィと同じ年の幼馴染の天使だと言う。年齢は10万19歳。やはり某閣下のご親戚の方々だったようだ。
天使には名前を知られたからどうという理はない。ただ初めての相手と添い遂げるのだとのこと。
そして今回、一緒に死神の登用試験を受けているのだとか。
天使って死神になってもいいんですかね?その辺、どうなんでしょう。
まぁ、死神も、神様といえば神様か。
「服のサイズはいろいろ注文したのでなんとかなると思うけど、どんなのがいいのかわからなかったから改めて一緒に買いに行こう。さすがにその恰好では外出できないしね。」
「わたしもエルも、姿消すスキルありますよ~。」
「誰もいない状態でリリィやエルと話してたら、俺が変に思われるでしょ。」
「そうだ。リリィ、あなた人間に名前知られるとまずいわよね。」
「そうだった~。もうご主人様に従属してるから二重に従属ってことはない思うけど~、ご主人様にもしものことがあったら心配よね~。念のため偽名の使ったほうがいいわね~。」
「もしもの時って…。まあいいや、そうだなぁ~リリィは、英語で百合だから有里ってのはどう?」
「はい。ご主人様の付けてくださった名前なら豚でも馬鹿でも大丈夫ですけど~、友里って素敵な名前ですぅ。」
「せっかくだからエルも名前つけようか。リリィが友里だから英里なんてのはどう?」
「はい。わたくしにまで名前をいただけるなんて。終生お仕え申し上げます。」
「そんなにかしこまらなくてもいいけど、これからよろしくね。友里、英里」
「は~い。ご主人様(照)」「はい。旦那様(照)」
着替える2人をみてリビドーがまた高まり一戦交え、シャワーを一緒に浴びるつもりがさらに一戦交えてから、ちょっと一服し、俺がネット通販で選んだ服よりもうちょっとまともな服を買いに行った。
女性物のお店に入るのなんて初めてでとてもドキドキしたよ。
ラ、ランジェリーショップ!?そ、そんなとこ、俺が入ったら犯罪にならないか!?
「ねぇねぇ、ご主人様、これなんてかわいくないですか?ぁ」
「旦那様、旦那様。旦那様はどのような下着がお好みですか?」
「このリボンついたの~かわいい!」
「リリィじゃなくて友里ぃ、それは旦那様が外すのに苦労するのではなくって。」
「友里、これ、軽くなるみたいですわよ。」
「へ~。これで肩こりましになるかなぁ。」
「これなんて、こんなに寄せて上げれるんですよぉ。」
「あ、それならわたくしでも谷間作れますわね。」
「こっちはワイヤレスでいたくならないみたいですわ。」
「たすかるわ~。」
「あ、ご主人様、これ前から外せるんですぅ。ほら」
「友里みたいに大きい人は、後ろでしっかり止めた方がよくってよ。」
「ショーツはやっぱりセットにしておくべきですわよね。」
「でも、これちょっと布の面積おおきくな~い~?もっと小さい方がご主人様の好みだとおもうの~。」
「わたくしお尻が大きいから、これくらいあったほうがいいんだけど。」
「英里ぃ~。尻尾どうしよ~。」
「友里、こっちのお尻のところがVになってる下着ならいけるんじゃなくって?」
「ねぇねぇ、見て見て~♡」
「旦那様、わたくしも♡」
お嬢様方、さすがに過激な下着を見せるのはやめてください。
リ、リビドーが…俺のリビドーが…
下着のサイズって、そんなにいろいろあるんですね。知らなかったよ。