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地球と分子に挟まれて  作者: 半ノ木ゆか
第2章 生物圏
14/28

2-5. 細胞

◆細胞◆


 もっと細かく見てみましょう。


 全ての生き物は細胞さいぼう (cell) からできています。生き物の種類によって、細胞の大きさやつくりは異なります。ですが、細胞膜さいぼうまく (cell membrane) で包まれ、細胞の内側に脱酸核糖核酸だつさんかくとうかくさん (deoxyribonucleic acid; DNA) をもつという共通点があります。


 細胞の内側を満たす液状の成分を細胞質基質さいぼうしつきしつといいます。真核類以外の生き物の細胞では、DNAが細胞質基質の中にあります。これを原核細胞げんかくさいぼう (prokaryotic cell) といいます。一方、真核類の細胞では、DNAがかく (nucleus) という袋の中にあります。これを真核細胞しんかくさいぼう (eukaryotic cell) といいます。



◆原核細胞◆


 原核細胞は糸粒体、葉緑体、ゴルジ体などの小器官をもっていませんが、核糖体かくとうたい (ribosome) はもっています。また、細胞膜の外側には細胞壁さいぼうへき (cell wall) があります。



◆真核細胞◆


 真核細胞は核と細胞質からなります。細胞質のいちばん外側が細胞膜で、これが細胞の内と外を仕切っています。植物の細胞では、細胞膜の外側がさらに細胞壁で囲まれています。細胞質には、糸粒体しりゆうたい (mitochondrion) や葉緑体ようりよくたい (chloroplast) など、特定のはたらきをもつ小器官しようきかん (organelle) があります。


 細胞のはたらきは、小器官の役割分担によって効率的に営まれています。小器官のあいだは、細胞質基質という液状の成分で満たされています。

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