表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地球と分子に挟まれて  作者: 半ノ木ゆか
第2章 生物圏
11/28

2-2. 集団

◆集団◆


 もっと細かく見てみましょう。


 すると、同じ場所にも色々な種類の生き物が居合せていることがわかります。ある場所に暮している、同じしゆ (species) の生き物のまとまりを、集団しゆうだん (population) といいます。



◆種とは◆


 しゆは、同じ特徴をもった生き物の集まりのことです。


 ですが、どこからどこまでを1つの種とするのか、はっきりした決まりはありません。「交尾して子孫を残せるものは同じ種 (註3)」とする、生物学的種概念せいぶつがくてきしゆがいねん (biological species concept) という定義が広く使われていますが、全ての生き物をそれで区切ることはできません。地球には、交尾せず分裂で増える生き物もたくさんいるからです。


 交尾する生き物でも、生物学的種概念ではっきりと区切ることはできません。環状種かんじようしゆ (ring species) はその良い例です。


 第1章で見たように、今の地球に生きている全て生き物は、大昔のたった1種類の生き物から生れたものです。血筋がみんな繋がっているですから、くっきりと分けられなくて当然なのです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ