3/7
僕。
僕は人に弱味を見せることが苦手だ。
けど、ほんとは、
心の奥底では、助けてほしいって叫んでる。
『助けて。誰か僕を助けて』
弱味を見せないくせに、助けを乞う。
子供みたいな我が儘。
弱味を見せないのは、
僕の醜い弱味を見られたくないから。
嘘ばっかりの綺麗事。
『醜い僕は、必要ないから』
だから、僕の傷みだけを感じ取って。
どうか、僕のことを理解して。
無理難題だって分かってる。
理不尽だって知ってる。
だけど、それでも、
僕の痛みだけを感じて。慰めて。助けて。
『お願い、僕を助けて』
今日もそんな戯れ言を吐き捨てては、
何もないみたいに笑ってる。
僕には、こんなことしか出来ないから。
自分の醜さに背を向けて、
逃げ続けるしか出来ないから。
だから、だからどうか……
『こんな僕を、許して』
3作目、『僕。』です。
「どうかわかってほしい、この気持ち」
皆さんにも色々な想いがあるでしょうが、全てを言葉に出来るとは限りません。
今回はそんな言えない心の言葉を形にしてみました。
共感出来るなどと言って貰えれば幸いです。
コメント、評価とう良ければお願いいたします。
それでは、またいつか。