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ひとひらの言の葉  作者: 乙葉
2/7

彼が愛される理由、僕が愛されない理由。

彼は愛されていると思う。


ゲームの中の住人の彼には、

親友のように語り合える人も、

悩みを打ち明けることの出来る人もいる。


彼の本当の姿である僕には、

親友のように語り合える人も、

悩みを打ち明けることの出来る人もほぼいない。


それは僕の外見であったり、動作であったり、何かしらの問題があるからだ。


僕は彼が羨ましい。


僕と彼は同じ存在のはずなのに、

そう思う時がある。



僕は好きな子に告白することさえ出来ないのに、

彼は想いを伝えることも、自信ありげに彼女を抱き寄せることだって出来る。


僕は彼が羨ましい。


いつだって、彼は僕に出来ないことをしてみせる。

そして、とてもいい笑顔をするんだ。

僕には出来ない笑顔を、彼は簡単にしてみせる。


けれど、いつか僕も笑える日がくると信じているから。

まだまだ先は長いかもしれないけど、

そんなに簡単なことでもないけれど、

でも、いつか絶対、

彼よりもいい笑顔をしてみせるんだ。


今はまだ、ダメかもしれないけれど。

信じていれば、いつか叶う日が来るはずだから。


僕は、いつか彼と肩を並べてみせる。

その時まで、走り続けてみせる。


「ひとひらの言の葉」の第二作目です!

これはもう一人の自分に追い付こうと頑張る少年の詩です。

少年はきっといつか彼に追い付くことが出来るでしょう。

少年の意思は今もどこかに残っています。


ここまで読んでくださりありがとうございました。

小説の方も更新頑張ります!


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