第19話 指きり
部屋に入ったら、お姉ちゃんが、俺を睥睨していた。どうやらお怒りになられているご模様。
「何処に行っていたの、目が覚めたらいなくなっていたんだもの、お姉ちゃん心配したんだからね、探しに行こうと思ったのに、お母様にお部屋で待っていなさいって言われたから、仕方なく此処でずっと待っていたんだからねっ!」
お姉ちゃんが下手に探し回ると、エリックさんの様な人に出会ったりするだろうから、多分止められたんだろうな。
「いや、その、あの、ね、お姉ちゃんを起こしたらいけないと思ってね、黙ってね、この部屋にね、来ようと思ったんだよ、うん、そうしたらさ、間違えてお父さんの部屋に行っちゃったんだよ、うん」
迷ったなんて言いたくなくて、俺はしどろもどろにそう答えた。
「何処をどう間違えれば私の部屋じゃなくて、お父様の部屋に辿り着くのよ」
「あう、実は迷ったんだ、自分がいる所がどこだか判らなくなって、エリック紋章官って人にお父さんの部屋に連れて行って貰ったんだ」
「お母様の部屋から私の部屋までは簡単なのに間違えてしまったの」
「うん、御免ね、お姉ちゃん、心配を掛けちゃったね。考えてみれば、俺1人だけで歩いた事って無かったんだ」
「もう、ローズマリーってば、実は方向音痴だったのね。しょうがないわね、これからは、ちゃんとお姉ちゃんの後をついてくるのよ」
お姉ちゃんは笑みを浮かべ、何となーくドヤ顔になっている。
俺はひよこじゃあないんだけど、まあ、いいか、怒っている顔よりはこっちの方がずっといい。
「所でね、何故ローズマリーの後ろに伯爵がいるのかしら、それにね、何故伯爵夫人と手を繋いでるのかしら」
俺の後ろにいる伯爵と、俺とメリッサさんが繋いでいる手をひと睨みし、お姉ちゃんが聞いてくる。
あ痛、またお姉ちゃんの顔色が変わった、やっぱり、伯爵にもメリッサさんにもいい感情は持っていないんだなあ。
「それはですねえフローラル姫、これを作る為だったのです、これ、これ」
伯爵がさっき作った俺の身分証明書をひらひらさせる。無論ニヤけた笑みを浮かべているのは言うまでもない。
「それは、もしかして……」
お姉ちゃんの顔がみるみる青ざめて行く。あ、アロマって書いてあるから気が付いちったのか。
「そうですよフローラル姫、これはアロマの身分証明書です、これで晴れてローズマリー姫は私達の娘になった訳ですねえ、メリッサも喜んでいますよ」
はい、あなた。とメリッサさんも答える。
伯爵の笑みが更に強くなった。おいおい、伯爵、あんたねえ。
「駄目よっ! ローズマリーは渡さないんだからっ!」
お姉ちゃんがメリッサさんと繋いでいる俺の手をもぎ取って自分の方へたぐり寄せる、当然俺はお姉ちゃんに引き寄せられて、その肩を抱かれた。
俺の肩を抱くお姉ちゃんの手が震えていた。
「それではフローラル姫、再びローズマリー姫をあの部屋に閉じ込められるおつもりですか、ようやく外に出られたというのにですよ、それともご自分の部屋に閉じ込めるおつもりで」
震えるお姉ちゃんの手に更に力が籠もる。
あのなあ伯爵、再びも何も、俺は閉じ込められてはいないんだよ。これはもしかしてアレなのか?虐めなのか?
「それは、でも、だって、駄目なの、やっぱり、嫌なんだもの……」
ああ、そうか、判った様な振りをしていたけど、結局、まだ全然諦めきれていないかったんだ。
そうだよな、一ヶ月はこの部屋に俺がいられると聞いているから、それまでにと考えていたのかも知れないけれど、多分、一ヶ月後になると、もっと諦めきれないと思うよ。
俺だって、たった一日しか過ごしてないけれど、お姉ちゃんを好きになっているんだ、ずっと思っていたお姉ちゃんだったら尚更だろう。
それに、またお姉ちゃんが泣きそうな顔になっている、女の子は笑顔でいないといけないのに。
俺自身は自分が部外者だと思っていたから、決まった事には口を出さないでいるつもりでいたけど、ちょっと伯爵には言っておかないといけないよな。よしっ!
「伯爵、申し訳ないけど、これ以上お姉ちゃんを虐めないでくれませんか、俺はお姉ちゃんには笑顔でいて欲しいんですよ、女の子が哀しい顔になるのが、俺は嫌いなんです。俺如きが生意気なことを言っているのは重々承知の上でお願いします、お姉ちゃんを悲しませる様な事はしないでもらえますか。それに態々身分証明書を作ってくれたんだから、閉じ込めておくつもりも無いんでしょう、だからお願いします、お姉ちゃんを虐めないで下さい」
俺の肩を抱いているお姉ちゃんの手をやんわりと外して、お姉ちゃんを庇う位置に立ち、伯爵にそう告げた俺は、頭を下げた。
「弱りましたねえ、そうされてしまうとねえ。畏まりました、仰せのままにローズマリー姫」
笑みを止め、引き締まった顔をして、そう言った伯爵は恭しい礼をした……んだよな、これは。良く判らないけど、言葉からしても多分そうなんだろう、メリッサさんも同じ様にしているし。
それでは、と伯爵夫妻は帰っていった。随分とすんなり帰ったな。
「有難う、ローズマリー、お姉ちゃんとっても嬉しいわ、くすんっ」
お姉ちゃんが後ろから覆い被さる様にして抱きしめて来た。もしかして、泣いてる?
「泣かないでお姉ちゃん」
胸の前で組み合わされているお姉ちゃんの腕を優しく掴み、俺は声を掛ける。
「これは嬉しからいいのよ、悲しい訳じゃないの。ねえ、ローズマリーは魂が男の子なのよね、やっぱり、お部屋で大人しくしている事って辛い事なの、お姉ちゃんとずっと一緒にいる事は辛い事なの」
「お姉ちゃんと一緒にいることは嫌じゃあないよ、むしろ嬉しいぐらいさ、でも大人しくしていろと言われるのはちょっとね、俺は物心ついた頃から父母や一族に鍛えられて生きてきたんだ、それこそ山や海にも連れていかれた、それに『人生は戦いだと、死ぬまで戦いぬけ』と言われて生きてきたから、まあ死んじゃったけどね、でもこの体が死ぬことはあってはいけないから、無茶はしないつもりだよ、それになるべくお姉ちゃんと一緒に居るからさ、だからさ出来れば……」
俺はその時ふと思った、俺はいつまで死んではいけないのだろうかと。いや、死ぬ気は毛頭無いんだよ、ただふと思っただけさ。
「うん、解った、お父様が身分証明書を用意してくれたのだから、許可してくれたって事なのよね。ローズマリーといつも一緒に居たいけれど、お姉ちゃんもなるべく我慢するね、だから、これだけは約束してくれる、必ずここに帰ってきてくれるって、お姉ちゃんの所に帰ってきてくれるって」
お姉ちゃんは俺の正面に廻って、俺の目を見ながらそう言った。ちょっぴり悲しそうな、そしてちょっぴり無理して微笑んでいる、そんな顔をしている。
「約束するよ、必ずお姉ちゃんの所に戻ってくるって、そうだ、約束の印をしようか、知ってるかな」
多分知らないとは思うんだけどね。
「どう云う印なの」
俺の小指とお姉ちゃんの小指を組んで、指切りのやり方を教えた。
「面白いわ、やりましょう、ローズマリー」
そして軽く手を振りながら「「指きり、げんまん、嘘ついたら針千本飲~ます、指きった!」」とお互いが同時に言葉を唱えて、最後に手を振り下ろすときに、組んでいた小指を切り離す。
「ねえ、ローズマリー、これって魔法なの」
「違うよ、俺の所には魔法は無いんだ、何というか、俺とお姉ちゃんがお互いの愛情を込めた誓いの証と言えばいいのかなあ、俺、お姉ちゃん好きだから、必ずお姉ちゃんの所に帰ってくるから、だから安心して欲しいんだ」
ここには魔法があるからな、まじないとは言わないで説明する。
これぞ、正に兄弟愛、いや姉妹愛か、いやいや兄妹愛か、ん?兄姉愛かも、まあどうでもいい、俺は兄弟がいないから、兄弟ってやっぱり新鮮なんだよなあ、だから大切にしたいんだ、特にお姉ちゃんは女の子だしな。
「えっ、ローズマリーと私の愛の誓いの証……でも私達は姉妹、ううん、一輝さんは男の人だもの、でもやっぱり、ローズマリーは妹、ぶつぶつ……」
どうしたんだろう、何か小声でぶつぶつと考え込んでいる。
「どうかしたの、お姉ちゃん」
「えっ、ううん、何でも無いわ、あのね、お姉ちゃん決めたわ、もしもローズマリーが何処かに行ってしまったとしても、必ず帰って来てくれると信じて待っていようって、だから、約束はちゃんと守ってね、嘘をついたら本当に針を千本飲ませちゃうんだから」
「うん、俺は嘘はつかないよ」
本当だよ、お姉ちゃんには嘘をつきたくはないんだよ。
「あのね、嘘にもいろいろあるのよ、良心からの嘘、悪意をもった嘘、隠す為の嘘、騙すための嘘、守るための嘘等々、嘘をつくのはいけないことだけど、優しい嘘をつくのであればお姉ちゃんは許してあげないこともないんだからね」
ん?何かお姉ちゃんが急に大人びた顔をしている、それに話し方もだ。しかし、何が言いたいのだろう。
「姫様、昨日も似た様な事を口にされていましたが、お好きな言葉だったのですか」
マシロさんだ、なんだ、皆居るじゃないか、今はネムさんがマユリの世話担当みたいだな。しかしいつの間に現れたんだろう、廊下の時といい、やっぱり全く気配が掴めなくなっている、これも体の所為なのだろうか、もっと体を鍛えなければ、よし修練に励もう。
「そうよ、何かの本で読んだのよ、ね、ローズマリー、ちょっと格好いいと思わない、この言葉」
あー、お姉ちゃんも俺と同じ様な事をやってたんだ、それ、実は恥ずかしい言葉とかじゃないよね。
「え、うん、そうだね」
良くは判らないけど、ここは頷いておこう、お姉ちゃんが明るく笑ってるんだから。
「ほら、それよ、ローズマリーがついたやさしい嘘、良く判らないって顔をしていたわよ、そう云う優しい嘘ならお姉ちゃん許してあげるわ」
バレてたか、うん、有難うねお姉ちゃん。なるべく嘘にならない様に気を付けるよ。
「姫様方~嘘のお話しをされていた様ですけど~先程の指きりの様な約束をする魔法でしたら~『誓約[プロミス]』と言う名の魔法がありますよ~」
あ、やっぱりちゃんと聞いていたんだ、気配を掴むことが出来なくなっているから、気を付けないとな。
「あ、じゃあ、お姉ちゃんとローズマリーでその魔法を使って約束しましょうよ、ね」
「それはなりませんよ~姫様方~あの魔法は約束を破るような事をすれば~最後には死に至る魔法なのですよ~」
なんでそんな魔法が在るんだよ。
「それは、呪いと言いませんか、コリーンさん」
「そう言えないこともありませんが~この魔法は一方的に掛ける事は出来ないのですよ~しかもこの魔法は使うことの出来る人間が限られているのです~」
成る程、『誓約[プロミス]』は、さっきエリックさんが使った魔法の様に使用条件がある訳だ。そして俺はこの魔法を知らない。
知らない、判らない、使えない、これは面白くなって来た、最初から全部の魔法が自由に使えるのならつまらないとも思っていたが、そうでないと判ってくるに従い興味が湧いてきた。
お姉ちゃんも俺がいない時があっても静かにしていてくれそうだし、ここは俄然やる気が出てきたな。
「所でね、ローズマリーに一つお願いがあるのだけれど、良いかしら」
俺がやる気を出していたら、お姉ちゃんが言って来た。
「うん、いいよ」
俺は二つ返事をする。
お姉ちゃんには我慢をして貰うことになるんだから、お願いぐらいどんと来い、と思ったのだが。
「やったあ、あのね、私達のお揃いの衣装を作って、私達が一緒の肖像画を描いてもらいたいの、いいわよね、今ローズマリーはいいよって言ったんだもの、いまから駄目とか言ったら、嘘つきになっちゃうんだから、針千本飲ませちゃうんだからね」
いや、お姉ちゃん、約束したのはお姉ちゃんの所に帰ってくるよ、と云う処だけで、俺が嘘ついたら全部アウトと云う訳じゃあないんだけど……まあ、いいか、嬉しそうだしな。
「判った、いいよ、それぐらい構わないさ」
「やったあ、マシロ、すぐに仕立て職人を集めて頂戴、生地の出し惜しみはさせちゃ駄目よ、ローズマリーと私のお揃いなんだから、手を抜かせたりしても駄目よ、それと、国内から腕のいい絵師を大至急10人集めて頂戴、ちゃんと人選はするのよ、ローズマリーと一緒の肖像画なのだから、判っているわね」
お姉ちゃんはすげえ勢いでマシロさんに指示を飛ばす。豹変しちゃったよ吃驚したなあ。
「申し訳ありません姫様、私一人だけでは、手が足りないのですが」
マユリの所為だな、皆にも手伝って貰おう。
「コリーンさん、ジェシカさん、アイリーンさん、済みませんが手伝ってあげてもらえますか、それと、伯爵の所にも話を持って行くんでしょう、折角だからローズマリーの名で伯爵からも人手を出してもらって下さい」
これぐらいはしてもらってもいいだろう、お姉ちゃんを虐めたんだからな。
「それでは、姫様方の人手が無くなってしまいます」
「今からの着替えと、飲み食いの手配だけしてくれれば、他はなくても構いませんよアイリーンさん。トイレは…子供の振りして、誰かに頼ります、本当に子供の体なんだしね、それも慣れるまでだから、大丈夫、お母さんに色々聞かされたから何とかなります」
所詮は子供、頼れば済むことだ、嫌だけどね。飲み食いと出すものだけ何とかなれば人間どうにかなるものさ。本当は飲み食いだけ何とかなれば生きて行けたのになあ。
「あ、そうだ、ローズマリーの部屋から、ローズマリーが使っていた魔導書を持ってきて貰えるかな、お願い」
とりあえずは目を通しておかなきゃな。
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§国王の執務室:
「いやあ、どうにか彼にフローラル姫と云う枷を付けることは出来たみたいですねえ、その代わり、釘を刺されましたがね、彼がああ言って来るなら、こちらは否も応もない訳ですが、ようやく口にしましたよ、危うくフローラル姫を泣かせてしまう所までいってしまいそうでした」
部屋に入ってくるなり、伯爵は一気にまくし立てる。既に顔にはニヤけた笑みが戻っている。
「ふん、そのまま誓約に抵触してしまえば良いのだ、お前には良い薬になるだろう」
対してフランキンセンスは不満顔である。
「私に死ねとでも言われるつもりですか陛下」
「ふん、貴様がその程度で死ぬ事になるものか」
「随分とご立腹ですね」
「私は余りフローラルを刺激するなと言ったはずだ、それに彼の何処が気に入らぬのだ、まあ、なんだ、私は気に入っているのだ、問題はなかろうが」
「陛下の目を疑っている訳でも、気に入らない訳でもありませんよ。こればかりは自分の目である程度は確かめませんとねえ、それがフレグランスの役目なればこそですよ」
「あの、フレグランス卿、先程から『彼』と仰るのはまさかとは思いますが、ローズマリー姫の事なのでしょうか、フローラル姫のお名前も出て参りましたし、先程ローズマリー姫の証明書もお作りしたばかりなので、何となくそう思ってしまったのですが、そんな筈はありませんね、は、は、は」
不思議顔のエリックは乾いた笑いをもらす。
「あー、エリック君、念のため聞いておきますが、君は改めて誓約をする気はあるのですね」
ここまで話して聞かせておきながら、今更改めて誓約をするかしないかを聞くのは、伯爵の人の悪さが垣間見える台詞である。
「勿論です。紋章官になると決めた時から、私の心は何一つ変わっておりません。今更一つ二つ誓約が増えても何ら問題はありません」
エリックは胸を張る姿勢になり、堂々とした返答を返す。
「それは結構。それでは簡潔に言いましょう、ローズマリー姫はローズマリー姫ではなくローズマリー姫であり、故にローズマリー姫なのですねえ、従って私達は『彼』と読んでいたのですよ」
「?」
エリックは狐につままれた顔をしている。かなり間抜けな顔だ。
「何を言っておるのだゼラニウム、それでは全然理解できんだろう。エリック紋章官、信じられんだろうが、ローズマリーには今現在、別の人間の魂が宿っているのだよ、16歳の男性の魂がな」
「ええっ、ですが先程迷っておられる所をお見かけしたときには、年相応のご様子でしたが」
「うむ、初対面だったからな、あれでも警戒していたのだろうな、どうだ迷っていたローズマリーは可愛かったであろう、その時のローズマリーを私も見たかった程だ」
国王は相好を崩して親バカな台詞を口にする。
「ええ、大変お美しく、可愛らしい姫・さ・ま……」
朗らかに答えようとしたエリックの言葉は途中から途切れて行く、そしてその表情もそれに伴うように萎れて行った。一転して国王が睨んだ為である。
自分から振ったくせに、褒めようとすると不機嫌になる。全くどうしようも無く親バカな国王である。
「ああ、まあ、エリック君、そう云った事なので、覚えて置くようにして下さい。それから、もしかするとローズマリー姫が『紋章刻印[クレスト・スタンプ]』の使い方を聞きに来ることが有るかも知れないので、その時には快く教えてあげて下さい。但し報告は忘れぬように。あと、魂のことは余り考えないように、一生懸命芝居をしているかも知れません、台無しにしないように」
伯爵の口角を僅かに歪ませていた、やはりどこか楽しんでいる風である。
「はい、畏まりました、フレグランス卿」
可哀想にエリックはその伯爵に対して律儀に礼をする。
「いずれにしても陛下、少し予定を変える必要が出てきましたねえ」
「その辺の所は任せるが、判ってはいるのだろうな」
「勿論、もう下手な手出しはしませんよ、それどころかできる限りの力添えをお約束しますよ、ただ、その代わりと言ってはなんですが、ローズマリー姫には一つお願いしたことがありますのでねえ、許可を頂きたいのですよ」
「例の件か」
「はい」
「うまく行くかは判らぬぞ」
「その時は別の手段を考えますよ、ですが、期待しているのは確かですよ、彼にね」
「うむ、必要な事なら致し方ないが、自分でどうにか出来なかったのか」
「陛下がそれを言いますか、王妃様との事や例の事を誰が手を回したと思っているのですか」
「むう」
旗色は国王の方が悪い様である。
何とか一輝君を動かす所まで参りました。
でも、お姉ちゃんがねえ(笑)




