響さんの休日(前編)
歴代の作者様の作品を調べて買って来ましたよ!(漫画です、はい…)
いやぁ勉強になります。
自分には足りない要素がありすぎてビビりまくりですよ(汗)
初日の風呂は本当に大事だったんですね…(美代さん使って流した自分は…)
他の作品を読んでると自分が使おうとしていたシーンが既に使われてたりして読んだ事を後悔したりw
今日は目覚めが良かった。
妙にリアルだったが母さんに色々と弄られる夢を見た……。
…ちょっと良かった…かも…。
あんな悪夢を見たというのに清々しい朝だなぁ。
まぁ、今日は休みだし、ゆっくり朝飯食ってゴロゴロするかな。
なんか女になってから何やっても疲れるんだよな〜
明日もゴロゴロしよ〜っと♪
って駄目だな、悪い癖がついて太ったらどうすんだ。
太ったグータラ女とか需要のカケラも無いだろ。
その手のマニアもいないだろ絶対
取り合えず、歯磨いて飯食うか…
「それにしても…」
「すんごい美少女だな…」
自画自賛じゃないよ?
この子は俺だけど俺じゃない
それに可愛いもんは可愛いのだ
他の人に可愛いって言われても嬉しくないが、確かにこの容姿では仕方無い…。
自然と可愛いって言ってしまうくらい可愛い。
ホント、何故こんな美少女が俺なのか…
しゅ、淑女?だったかな…?
そう!淑女だ!
こんな可愛いのに中身が俺じゃ世界が可哀想だ!
みんなみんな竹中さんみたいに可哀想だ!
心が光で出来ている、とっても綺麗な心の淑女が中身だったらどんなに良い事か!
…そんでもって俺の彼女だったら…
今まで沸いて来なかった謎の欲望が溢れ出す
こんなちっちゃい子に欲情とか…
しかも初めての欲情相手とか…
でも!
エヘヘ、エヘヘヘヘへ…
綺麗な心の持ち主なら俺から離れていく事なんてない!
マジで向こうから告っといて振るとかあり得ねぇし!
しかし、その悲しみも今日で終わり!
…だったらいいなぁ。
そう、現実は甘くなかった。
俺が美少女になってどーすんだっ!
自分に欲情してどーすんだっ!
しかも今自分が思ってた事と同じ事を周り連中が思ってたらどーすんだっ!
奴等(暗黒ry)は?道端の人は?学校の男共は?おっさん公園の住人は?竹中さんは?
いや竹中さんは大丈夫だ
唯斗は?
唯斗、ユイト、ゆいと、YUITO…
ま、まさかな…アイツは大丈夫だ
よし、歯磨き終わり!
あとはこの寝癖を…
ってこの状態も可愛い…
寝癖がついても可愛いんだなこの子は…
いつもは母さんが無理やり付けたリボンがチャームポイントだったが、今は寝癖がその役目をしている。
面倒臭ぇしこのままでいっか。どうせ休みだし
それよりメシ食おうメシ!
そんな響の様子を伺う影が2つ
「お姉ちゃん、ウットリしたり、ハッとしたり、急に不気味な笑みを浮かべたと思ったら怒った顔したり、思い詰めたり顔を青くしたり、突然笑ったり、どうしたんだろ?」
「あんな奴が兄ちゃんなんてあり得ない…。でも兄ちゃんはアイツのせいで帰って来ない…。なんかアイツ、仕草だけが兄ちゃんに似てるんだよな…。声や見た目は全然違うのに…。(もしかしたら…?アイツが?)」
「何いってるの博樹。お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ。元お兄ちゃん、現お姉ちゃん」
「僕は兄ちゃんに会いたいよ…(認められない…。何か決定的なモノがないと…)」
「あ、お姉ちゃんが出てくるよ」
「まずいっ」
何が悪いのか知らないが2人はリビングへ戻っていった。
そして響もリビングへ向かう
「おはよーみんな」
「あらぁ早いわねぇ♪」
「お、お姉ちゃんおはよう」
「…………。」
ああ、我が弟よ…
「ママのマッサージが効いたのかしらぁ♪(デュフフ…思い出しただけで鼻血が)」
「マッサージ?」
「そうよぉ♪寝てる間にママがマッサージしといてあげたわ♪」
「ありがとう。多分そのマッサージのお蔭で今朝は気持ち良く起きれたんだよ」
うむ、休日は10時頃に起きてくる俺が7時起きとは、と自分でも驚いてる
「んふふ…。溜まってた疲れを取ったのよぉ♪(まるで襲ってるみたいで良かったわぁ♪)」
「凄いな、またしてくれよ!」
今度は起きてる時にでもしてもらおうかな…。
「……!モチロンよ!(和○よね!?コレってOKって事よね!?)」
これで休日は安泰だ
・・・・・・・・・・・・
軽く朝食を済ませた後、俺は今日をどの様に過ごすか考えた。
つまりゴロゴロするのは時間が勿体無いからだ。
見た目は日本人じゃなくても祖国の精神は決して消えてなかった。
安心っちゃ安心だけど、俺等日本人に与えられた時間は少ない。
だからゴロゴロすんのは辞めた。
じゃあ他は?
そうだなぁ
MW3…駄目だ、最近邪心に囚われた両手使いが徘徊してる。
それに邪心モデルも多い
(モデルとはショットガンの事で、邪心とはゴーストの強化版のアレです。外国では本社に大反乱を起こさせたアレです)
そうだ!唯斗を家に呼んでトマ無しのプラベ感染者をやろう!
他の奴等も適当に呼ぼう
外人に当たっても唯斗が居ればコミュニケーションもバッチリだし
(トマ無しのプラベ感染者とは、投げナイフ無し、特定の位置についても死なない、感染者は一切のPEAK無しと言うある意味最悪なマッチです。ちなみに作者はこのマッチは大好きです)
そうと決まれば唯斗を呼ぼう
唯斗の番号をっと
テュルルル♪テュルルル♪
「おう、どうした響」
「おい唯斗。今日俺ん家こないか?」
「え?ああ、今向かってる所だ」
おお!なんというタイミング!
ま、親友となれば心がどうのこうのってヤツかな?
俺はそんな事無かったけど
「プラベやろうぜ!お前が居れば外人も怖く無いからな」
「そうか、その前に色々やる事があるからその後でな」
「ん?まぁいいや。じゃあ待ってるよ」
「ああ、じゃあな」
「じゃあの」
ピッ
うん、これで今日は楽しくなった。
その様子を伺う3人(もっとも、ここはリビングなので居てもおかしくない)
「あらあら〜。やっぱり脈ありねぇ〜♪」
「なんか嬉しそうだねお姉ちゃん」
「アイツ、唯斗さんまで取るつもりなのか…!」
どの声もテンションの上がっている響の耳には届かなかった。
・・・・・・・・・・・・
8時になった。
博樹は部活、七海はお友達と出掛けに…
ふっ、俺は家で唯斗待ち
七海は母さん離れするのが早かったのもこれで分かった筈…
そう、七海はしょっちゅうお友達とやらと遊びに行くのだ。
最初(七海が小4、5)の頃は兄として心配でならなかった。ハンカチを口にくわえて心配しまくった。
七海は俺よりしっかりしてるので、その必要は無かったみたいだが、実は今でも心配している
唯斗遅いなー
やっぱり普通のマッチでもして待ってるかな
カチャ、カチャ、ポチ
「…○○やろ?」
「……○○そうやな」
うわ、いきなりボイチャ部屋かよ…
なんかボイチャしてる人って関西弁もどきで喋ってる人が多い気がする…
多分他の人に本当の自分を知られるのが嫌なのかな?
だったらボイチャすんなし…
(ボイチャとはボイスチャットの事で、マイクを使ってる人の事を指します)
しかも普通の関西弁の人なら大丈夫だけど関西弁もどきの人は暴言吐いてくるし向こうがアササプで負けてもキレるしRPG使うと怒鳴るし
無茶苦茶なんだよなぁ
何となく予想通りだけで、ボイチャの人は敵チームになった
はぁ…
マッチスタート直後は絶好調だった
初っぱなから4キルし、プレデターまで繋がった。
スナに殺られたのでリス地からケアパケを使った。
(ケアパケとは救援物資の事で、味方ヘリがこちらに有利なアイテムを落としてくれます)
何が来るかな♪何が来るかな♪
なん…だと?
ケアパケの中身はオスプレイガンナーだった。
序盤でコレは相手も可哀想だ。
と思いながらもケアパケに近付いたその時
ちゅどーん!(つまり死んだ)
ジャベリンェ
すぐさま回収に向かったが、画面右側にケアパケが強奪されたメッセージが出てきた。
「ああああああああああああああああ!!!なんてヤローだ!最悪!」
声に出してしまった…
母さんは何も言わずにリビングから出てった。
は、はは…
俺は直後にプレデターを呼んだ。
「こんなろー!!俺の怒りを受けてみろ!」
お?敵がみんなまとまってるよ?いいよね?まとめて排除していいよね?
よっしゃあマルチキルいったゃう?マルチキルいったゃうぅぅぅ?
「ひゃっはー!」
と、右側にミサイルが破壊されたと表示された
「うわぁぁぁぁあ!!そんなのねぇよマジでぇぇぇ!!」
くそう、それじゃあのオスプレイを俺のスティンガーで…
右側にオスプレイが味方によって破壊された事が表示された。
「……はぁ」
なんだろこの気持ち…
まぁ、結果的に被害は少なかったからいいんだけどさ?
その後は敵チームをギッタンギッタンにしてやった。
奇跡的に第二のオスプレイを引いた俺は無双した。
そのオスプレイで10キルはした。
何回かボイチャがわめいてたが気にしない。
オスプレイの落としたケアパケの中にEMPがあった。
護衛版なら見た事があったがガンナー版で落とすとは…。
しかも護衛版ですらEMPを落とす確率は低いのに出現率が低いガンナーで落とすってどんだけ運がいいんだよ…。
…まぁ結果は7500対2700の大勝利だった。
部屋に戻って来た時に俺はマイクを装着し
「俺のガンナーを取ったのがいけねーんだよ!バーカバーカ!俺の怒りパワーを見たか!」
と言ってやった。そんでもって部屋から抜けた。
ピンポーン
お?ちょうどのタイミングで唯斗が来た
このマッチ見てもらいたかったなぁ
俺は玄関に向かった
トテテテテ
ガチャ
「おーっす響!お土産付きで参上しましたぜ!」
やっぱり唯斗だった
それよりその手に持ってるのは?
「ミ○ドじゃん」
「なんだその反応は」
「俺は甘いもんはあんまり好きじゃないって知ってるだろ?…まぁ上がってくれ」
「(それも今日までだがな)おっじゃまっしまーす!」
「唯斗もあと少し早く来てれば俺の無双マッチを見れたんだがなぁ」
「シアターで見してくれよ」
「ふっ馬鹿だなぁ唯斗は…。今回はボイチャ組が居たんだよ」
「そう言う事か」
「そう言う事だ」
ボイチャ狩りをして俺TUEEEは俺と唯斗の中では常識だ。負けた奴に文句を言われるのは最高の気分だからな
ホント負け犬の遠吠えを聞くって素晴らしい!
リビングに戻って来ると唯斗がある異変に気付いた
「おい響!なんかめっちゃメッセージが来てるぞ!(フレ依頼も来てるな)」
「マジかよ」
ボイチャの逆鱗に触れたか?
俺は後悔しながらメッセージボックスを開いた
「んなバカな!?」
「これは…」
内容はこんな感じだった
『君、凄く可愛い声だね。ボイチェも使ってないようだし、女の子なんだよね?良かったらフレンドになって下さい』
『さっきみたいに可愛い声で怒られるのなら俺は天国へ行けるぜ!よかったらフレンドになってくれへん?』
うわぁ…
「お前ボイチャしたのか?」
「ああ、ついカッとなっちまって…。シアターを見れば分かる」
俺は唯斗にシアターを見せた
「一回のマッチで二回もオスプレイを呼ぶなんて…。それにしても最初は酷いな…色々と。でも確かにこれは怒るわ」
「だろ〜?」
「俺なんてジャガーノート取られたら抜けるからな」
「分からなくもない…」
そしてまたメッセージボックスを見てると
「唯斗、これ読んで」
「外人まで…」
「『あなたの声、凄くキュート!ナニ人か解りませんが、もはやナニ人でもイイ!是非フレンドに…』とこんな感じだ」
「『!』マークがついてたから暴言吐かれてると思った」
「そうだ!コイツらまとめてプラベに誘おうぜ!」
「えぇぇぇ!?どうしてそうなる!?」
「そうと決まれば」
決まってないのに唯斗はプラベを立ち上げ、メンバーを召集した。
「楽しくなってきたな響」
「俺には意味がサッパリ分からん…」
(後編へ続きます)
説明文?に書いてありますが、既に響さんの心は何かが始まってます。
正確には唯斗を気にし始めてるんですが、やっぱり響さんは響さんのままですし一人称もずっと「俺」です。
「TS者はやっぱ一人称変えちゃ駄目だろこの○○○!」って人は安心して下さい
「一人称変えろよ○○○!」って人はごめんなさい。作者は○○○です