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響さんの日常  作者: ZEXAS
彼氏彼女になるまで
32/91

幼女と海での3日間(終)





お久しぶり…ですね…。


いつも思うのですが、頭ではどんどん構成されているのに手が動かないってよくありますよね。


言い訳にはなりませんが妄想狂の作者は夢ばかり浮かべて実行はしてないというか…

『やる気はあるけどやらない』というか…



どんどん国語力の無さが浮き彫りになるのでやめておきましょう…。


それでは…







女性にとって日焼けは生存に関わる問題だ。

白い部分と日焼け部分の差はなるべく抑えたいものである。


個人的な意見だが日焼けによるガングロはあまり良い印象は与えない。

日焼け女子が好みな人もいるらしいが俺はそんな輩とは違う。

素肌は女性の最大の武器。それを燻らせるなど勿体ないの極まりない!


女性には素肌を守る義務があるのだ!


まぁ元々褐色の子なら普通に可愛い子もいるので許せるが…。


まぁつまり海に来たら日焼け止めは塗ろうねって話な訳だ


「アリスちゃん、今日こそ私がオイル塗ってあげるよ♪」


そんで塗られる側になってしまった訳だ。


初日は母さん、2日目は七海、そして最後は三島さんという訳だが…。


「う、うん…ありがとう です」


俺は誰の体も塗れないのか!!

ひどい!酷すぎる!こんなのアリかよ!


「…じゃあ塗るから水着脱いで?」


「…はい」


「…?何か?」


「べ、別に です…」


しくしく…

母さんも七海も好き勝手に俺の体を弄くり回して…。

俺には指一本触れさせてくれない…。

もちろん三島さんにも触らせてくれないだろう…。全力で阻止されるだろう…。

元男だから触っちゃダメって筋は通ってるけど通ってないよ…。


(※ちなみに美代さんも七海さんも駄目とは言ってません。響さんは女性に対してはネガティブな心を持っているようです)


「……?アリスちゃん、そこでベターってしてね」


仕事が早いというか、俺は既に母さんによってシートにベターっとされていた


(ベターって言うのはうつ伏せみたいなヤツです)


「ふふふ、それじゃあ」


手際が良いのか三島さんによって俺の水着(上)は半分取られてしまった


「「むむむむむ…」」


そして何故か母さんや三島さん、七海まで謎の声を出した


「わ、ワットゥ?」


(what?と言っているつもりでいます)


「お姉ちゃんずるーい」


「本当ね、羨ましいわ…」


な、何ぞ?


「響ちゃんアナタねぇ…。昨日もこの前も日光に当たって泳いで日焼け0ってどういう事?」


まじで!?


何かもう言葉じゃ伝え憎いから砂に字を書いた


「私達の塗り方が上手いから…ですって?」


それ以外考えらんねぇ…


「いくら上手く塗っても限度があるわ。きっと何らかの秘策があるのよ…。じゃなきゃ普段から雪の様に白い響ちゃんが全く焼けないなんておかしい事ある訳ないわ…」


そんな無茶苦茶な…。

でもまぁ、三島さんが日焼けを気にせずガハハとやってる女じゃないって分かっただけでも安心だ…。



そんで結局三島さんにもあちこち弄くり回されてしまった。

何故かこういう時は力を発揮する耳が何処かでシャッターを切る音を複数とらえた。


俺が撮られた訳ではない事を祈りたいが、もしそうだとしたらこの海は紳士(変態)で溢れている事になる…。


白髪ロシア幼女なんてそんな拝めるシロモノではない。もし俺が撮られたとしたらきっと高額で取引されてるだろう…。だって俺だったら絶対買うもん


そんなこんなで泳ぐ前に疲れた俺の前に藤崎を埋め終えた2人が帰って来てやっとあの大きな水溜まりに入水する、が


「うわ、cold!です」


危ない危ない…。

デンジャラスです…。


「流石アリスちゃん!その調子で日本語(英語)を憶えていってくれよ?」


「りょ、リョーカイです」


忘れちゃいけない。俺はアリス。今はアリス。今日までアリス。頑張らなきゃアリス。


「うむ、可愛い」


「…しゃらっぷ」


「「うむ、可愛い」」


「………」


自分が今したような事をされたら…と考えたら否定は出来ないから黙った。


まぁそんな事はどうでもいい。それより浮き輪をくれ浮き輪を


「(ふふふ…浮き輪が無くて困ってる様だな。何故浮き輪を用意してないか解るか?)」


みんなはどんどん先へ行く。俺もついて行ってるが流石に深くなってきて辛くなってきた


「うぐぐ…」


「おー、良い感じの波が来てるぞ〜」


マジか!?ヤバイ死ぬ!


「アリス大丈夫か?ヤバくなったら言えよ?」


「げっ(タカハ氏に良いトコ取りされる!)」


おお、これなら安心だ


「高橋じゃなくて俺に任せろってアリスちゃん」


「(藤崎オメーもか!)」


高橋1択で御座います


「おお、モテますなぁアリスちゃん…。私にも構わないのかな宏樹くーん?」


「ぼ、僕ですか?」


「あ、ごめんね。君も『ヒロキ』だったわね…。君の事は呼び捨てにしないから大丈夫。呼び捨てにするのはあっちのアホの方よ」


「ん?まぁアホじゃない華菜なら大丈夫だろ?」


「マジですか」


女性は難しいデス


「(やべ、響の側に行かないと!)わぶ!」


「あ」


どうやら一番前にいた唯斗は犠牲になったようだ。


そんな訳だから今は高橋に頼るしかない


「高橋ヘルプ!」


「任せ、ろ!?」


とりま高橋の背にしがみついた。これで安心


「あ、アリスちゃん!?なんと大胆な!?」


「う、うおおおおお!任せろアリスゥゥゥゥ!」


どぱーん!




結局のところ、余所見をしてた唯斗は最初の犠牲となり同じく余所見をしてた響と高橋以外も犠牲となり、テンションの上がった高橋も波に巻き込まれ響も巻き添えとなった。


そして響は…


「……けほ、けほ…」


よ、よかった。高橋にしがみついていたお陰で溺れずにすんだ…。


「…あ、ありがとう。サンキューです…けほっ…」


「Oh…you welcom.ok?」


お、おーけー?


「い、いえす…助かったです」


まさかのモノホン外国人!?マジですか!?

ど、どーすんの俺ロシア語はおろか英語すらわかんねーよ!?


「おぅ、アナタも在日のヒトですネ?しかも話せるとわ!」


…へ?


「良かったヨカッタ!お忍びで来たわ良いもののマワリのヒト日本人だらけで怖かた!同じ境遇のヒトに会えた!しかもベリーベリーcuteなお嬢さんと会えるとわミーもツいてるます!」


うわぁ…なんか典型的…


「わ、私より Japanese がお上手ですね」


「それ程デモアリマセン。日本にやて来る為にしっかり学びマシタ」


うんうん。型にそった…いや。やや崩れた敬語ってのが何とも…。


もしかして俺達が話す英語も向こうからしたら型に沿った敬語だらけの話し方なのかな?


「あ、フレンドが待ってますです」


「おおソーリー!また会える事を願ってますネ!」


「みーとぅー!」


「はぅあ!」


ん?外国人の人が何かうずくまってる。

ま、いいか




一方高橋達は


「アリスゥ!」


「タカハ氏落ち着け!」


「だ、大丈夫だ…。きっとアリスちゃんはあの空から俺だけを見守ってるよ」


「アリスちゃんは死んでないわよ。それに宏樹ったらどうしちゃったの?」


「守って…やれなかった…。…まだ小さい子だったのに…」


「おいおい…。こりゃ本格的にヤバいぜ…」


「アリスちゃんってある意味生きる兵器ね…」


ざばぁ!


「…は、鼻いてぇ…。あと耳がやべぇ…。…ん?タカハ氏どうしたんだ?」


「…アリスちゃんLOVEってヤツじゃね?そりゃアリスちゃんも『私の事…守ってね?』的な死亡フラグを建てりゃあな。高橋もああなるわ」


「…?いや、まぁよく解んないけどさ。リアクションにも限度はあるよな」


「そーいうこった。おーい高橋〜!一旦戻るぞ〜!」

「まだ見付からないのに?溺れていたらどーすんだ!?」


「…お、おお、こわいこわい。藤崎には何か考えがあるようだな」


「簡単だ。迷子になったら拠点に戻る。これは何処に行っても同じだ」


「お前って以外に頭良いのな」


「あ、あのなぁ…。波頼の偏差値を考えてから言ってくれよ。『COOLで頭も良くてスポーツも出来るイケメンの森長さん』?」


「う、うっさいわ」


「おぶし!」



そんなこんなで暴れる高橋をテントに連れて帰ると



「ア、アリス?」


「およ?高橋?…です?(黙って先に戻った事を謝りたいが今は無理だよなぁ)」


それはまさに感動の再会だった


「アリスゥゥゥゥ!」


がばっ

高橋はテントで普通に出迎える響を抱き締めた


「おわっ!?た、高橋!?わっとぅ!?」


高橋にこんな事をされた驚きで何も出来なかった響を高橋はしばらく抱き締めていた。


そして少ししたら高橋も理性を取り戻した


「…?ひび…?おわぁ!?す、すまん!何か色々とすまん!」


「え?…え?」


「あ、いや…。賠償はするから!許してくれ!」


「あ、あの…意味がわっとぅ です」


「やっぱりな…」


「おおう?やっぱりとな?」


「是非リッスンしたいです」


「うむうむ!アリスちゃんの為に教えちゃうよ〜!」


「「…………」」


(視点を響さんに戻します)


「…ま、まぁ恐らく原因はアレとしか言えないんだよね…」


アレとは何ぞ?

全く…変な言葉の使い方しか出来ないからあまり話に突っ込めないんだよな。

お陰で最近は自分の心の中で自問自答ばかりしてる気がするよ…


「今は女性陣も居るし場所を変えるわ」


「…あ、アリスも連れて行っても良いか?」


「あ、ああ。いいともさ(調子こいて『教えちゃうよ〜』なんて言ったのは失敗だったな…ははは)」


そんな訳で俺は唯斗にお姫様抱っこをされて高橋を引っ張りながら進む藤崎の後をついて行った。


少年が少年に引っ張られ、それについて行く幼女を抱っこした少年…。

まぁ、なかなかの変な絵図だったと思う




簡単にまとめよう


高橋の持ってたギャルゲのキャラに俺がメチャクチャ似ていたらしい。ただそんだけ


「そのヒロインの名前もアリスってんだから驚きだよな。なぁ高橋?」


「あ、ああ…」


「ふむ、二次元に居た嫁がこちらに居た…って感じなんだよな。まぁそりゃ発狂するわ。俺は紳士として、1人のロリコンとしてタカハ氏を同情するぞ」


またバカな事を…

ロリコンとか言っときながらストライクゾーンはかなりの範囲の癖に。

たしか5才から30歳までだったかな?


まぁ食べ物にしても女性にしても偏食はしないってのは唯斗の良いところ…なのかな?


「あ、ありがとう。すまねぇな…」


「気にすんな」


「おう…お?」


「さ、流石にここまでホテルの回し者が居る訳ないだろ?」


それに今日は泊まらないんだし


「あ、でもまだ荷物はホテルだもしかしたら居るかもな」


「…ははは、すまねぇな明治」


「…いや、そろそろ俺も口調が変わりすぎてキャラが崩壊しそうで怖かったんだ。この口調が定着するとずっと話したい事が話せないなんて事になっちゃうからな…」


「ほうほう、響もだいぶ溜まってるみたいだし今の内に話まくろうぜ」


流石唯斗だな

上手く暗い話から別の話題に変更しやがった。

それに俺も話せるようにしてくれるとは…



こうして俺達はしょーもない話から恥ずかしい話や別の領域の恥ずかしい話まで、色んな話をした。


20分くらいの短い間だったが俺もやっと普通の言語で話せたし高橋も元気になったし万々歳だ




「あー、やっと戻って来た〜」


「いったいナニをしていたのぉ?か弱いアリスちゃんに変な事をしてたら承知しないわよぉ〜♪」


「「いったい何の事やら、俺達はなーんも知りませんよ、ははは」」


4人同時に言った


「高橋と藤崎までならともかく、森長さんやアリスちゃんまで…。まぁ仲がよいのは良い事よね」


母さんは俺達が何をしてると思ったんだろう…。

行く前に何も言わなかったけど高橋の状態をみれば解ると思うんだよなぁ…


「「(幼女プレイか…)」」


「(素晴らしい!)」

「(素晴らしい!!)」

「(中々のお味だろうけど、う〜ん。明治は友達だし…)」




楽しい時間程早く終わる

あまり家から近いとも言えない俺達は3時あたりで切り上げる事にして、ホテルから荷物を取ってバスに乗った。



みんなもお疲れの様だったしバスを降りた時点で解散した。


俺も相当疲れていたみたいで、帰ってソファーに横たわるとすぐに瞼が重くなった…


が、母さんや七海、そして博樹までもが擽っててきて中々寝れなかった…








ここ、ここですよ…


見栄張って慣れもしてないのにやろうとした『後書き代わりのSS』の成れの果ては…


この夏のイベントが終わった後、盆を過ぎてもだらだらと過ごしてた響さんに襲い掛かる宿題という悪夢と戦うエピソード


…があったらしいのですが、作者が無能過ぎてそのデータを消してしまいました…orz


まぁ内容は『唯斗氏に勉強を教えてもらう響さん』という内容のイチャラブコントですよ(^^;


ま、まぁ今回は皆さんの脳内再生力を頼りにして新たなSTORYに励む事にします…

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