幼女と海での三日間(4)
自分の作品を読み直してみました。
一言感想…これはひどい
誤字だらけでした、はい
しかも誤字の指摘をされたのに関わらず素で気付かないという…。
更には前書き後書きにも誤字がががが…
まことに面目無いです…。
「いよいよ2日目だな」
「ああ、お互い彼女が出来るといいな…」
「が、頑張れよ、高橋に藤崎…」
「唯斗は要らないのか?」
「お、俺はいいって!彼女なんて要らねー!」
「明治がいるもんな」
「お熱いねぇ…ヒューヒュー!(やっぱり響ちゃんと唯斗氏はデキてるのか?)」
「響は…面白くて可愛い奴だが、うーん…」
「悩むくらいには気にしてるって事なんだな?」
「(なるほど、そういう解釈もあるのか。流石高橋だな)」
「(俺が響を異性として見てる?…あいつは親友だぞ!?)」
「(小声)おい、響ちゃんが見てるぞ!?」
「「(小声)やべっ!?」」
(響さん視点に戻ります)
俺は今海に来ていた
って言うか泳ぎに来てるんだから当たり前だな。
そして何やら喋っている3バカを遠くから眺めていた。
そう、ポケーっと
「響ちゃ〜ん。何見てるの〜?って森長さんを見てるのね?」
森長?森長…もりなが…。もりながゆいと…。唯斗?
「…ちがうよ!?」
って違くはないけど…
『3バカ』に唯斗も含まれているけど…
「森長さんはともかく、あの2人を見てたら馬鹿が写っちゃうわよ?」
馬鹿、か…
「あのさ三島さん、俺も既に馬鹿なんですけど…」
「…?響ちゃんって頭悪かったっけ?」
あははは…。確かにあの学校は馬鹿が来る所じゃねーよな…。
だからみんなすぐ忘れるんだよね…。俺が赤点の覇者だということを…。
「…………」
「…あっ。だ、大丈夫よ!響ちゃんは帰国子女…今はロシアからの超VIP客のアリスちゃんなんだもの!(あれ?何か途中からずれてる様な…)」
「……!」
俺は気付いた
可愛いあの子に慰められる事程惨めな事は無いと。
紳士は常に強くあり、常にか弱い女の子の味方でなければならない事を…
「そ、そうだよね。これからだよね!折角遊びに来たのにこんなに湿ってたらダメだよね!さあ行こう三島さん!」
俺は三島さんの手を取り走りだした。
…が、数秒後には歩幅が合わずに三島さんに手を引かれる形となってしまった。
「ふふふ〜♪私について来れるかな〜♪」
「待ってよ〜三島さぁ〜ん です〜」
「(ごはぁ…!)」
片言を使ってないのに気付いて急に口調を変えたら三島さんの動きが鈍くなった気がした
数分後
馬鹿が集まると馬鹿しかやらない。
これも馬鹿な遊びの1つ
「折角3人いるんだしアレをやるぞ!」
「姉ちゃんも大丈夫か?」
「了解 案ずるな! ですた」
「3人?」
高橋の問いかけに答える事なく俺達は構える。
ターゲットは藤崎という謎の生命体
「行くぞ!」
「OK!」
「了解!」
「うおぉらぁぁぁ!」
先に唯斗が走り出し、藤崎の近くまで来るとしゃがんだ。
続いて博樹が走り出し、俺も走り出す
「俺を踏み台にしやがれぇぇぇ!」
ダン!
「とりゃぁぁあ!」
凄い勢いのまま唯斗を踏み台にして高く飛んだ博樹はそのまま藤崎に突っ込んだ。
「おぐふぁ…!?博樹ボーイ…。意外とパワフルなのね…」
狙いが定まらず肩と肩がぶつかる程度だったが、それでも威力は高く藤崎は軽い悲鳴を上げた
「次、アリス!」
「とりゃー!」
俺も唯斗を踏み台にして藤崎に飛び込んだ
「わーい響ちゃ〜ん!」
「げっ!」
藤崎が両腕を広げて何もかもを包み込めそうな凄いオーラを放った時、俺は何とか軌道をずらそうと思ったが既に時遅し
「自ら飛び込んで来るなんて、俺は感激だよ〜!」
「あわわわわ!」
な、なにこれスローモーション!?
ゆっくり藤崎に近付いている…。ついでに避けられない…。
うわぁぁぁぁ!
ぽすっ
「いやぁ可愛いなぁ〜!」
「や、やめてぇ〜!」
見事に藤崎にキャッチされた俺はぎゅう〜っと抱き締められ、頬擦りされ、頭を撫でられ、あちこち触られた。
「ひぃっ!?ひゅ、ひゅいと〜!」
「今行くぞ!」
どうやら俺のSOSに反応してくれた様だ。
しゃがんでいた唯斗がこっちに向かって全力疾走してきた。
「うわぁっ!?」
唯斗が凄い力で俺を藤崎から引っぺがし、空高く放り投げやがった。
「ーーーー!!?」
俺があまりにもの恐怖に声にならない悲鳴を上げた
「あぎゃああああ!!」
空中に居るから下の状況がうまく掴めないが、藤崎が粛清された事は間違いないな。
ってか俺浮いてるんですけど?落ちてるんですけどー?助けて欲しいんですけどぉー?
なんかの限界点を超えて冷静になりながら涙を流す俺は重力に逆らう事なく落下を始めた。
下は砂だしいいや…なんて思って目を閉じてたら身体が軽くなった。
「ほーら姫?目を開けて御覧なさい」
「う…ぁ?」
目を開けるとそこは天国だった。
なんて事もなく、唯斗の顔があるだけだった。
ってか顔近っ!?
前にもあったよね!?
「ゆ、唯tふぐっ!?」
俺が口を開くとすかさず手で抑えられた
「(小声)カタコト!カタコトだってばアリスちゃそ!何処から例の者達が監視してるか解らないんだぞ?」
…何となく言ってる事は解るがまだ普通の日本語は話してないぞ?
まぁ忘れてたけど…
「唯斗 キャラ 崩壊 です。唯斗 オンリー 紳士 ですよ?」
英文はめちゃくちゃ…というかほぼ日本語だな
「も、もうパターンとか笑ってられない…がはっ」
唯斗にまで効くのか…
この外人ぶるあざとい話し方はそんなに強いのか。
…今度カメラに撮って見てみようかな。
「あのさ…森長氏」
「どうしたタカハ氏?」
「俺に提案があるんだが…」
「ああ解ってる。昨日の仕返しがしたいんだろ?やっちまおうぜ」
唯斗は高橋との謎の会話を終わらせると俺を降ろして歩いていってしまった。
唯斗を目で追うと藤崎がひっくり返っているのを見つけた。どうやら藤崎に何かの仕返しをするらしい。
「アリスちゃ〜ん!いらっしゃ〜い!」
母さんの呼ぶ声だ
藤崎の行く末を見届けたいのは山々だが母さんを無視すると後が怖い。
仕方無い…
「はぁい です…」
相変わらずの可愛い声で母さん達の元へ向かった。
あれから何回かナンパされたものの、駆けつけた3馬鹿が追い払ってくれたりして平穏は保たれた。
それ以降何事も無くホテルへ帰った。
今日はレストランに行ったらなんか高そうなステーキを出された。
飲み物はなんか今まで飲んだ事の無い感じのぶどうジュースが出た。いわゆる大人の味ってヤツ?
そんで風呂を出たらみんなでババ抜きして大富豪をやって俺を除く女性陣と博樹が就寝したら俺の部屋で狩りパーティーが始まった。
俺と藤崎がよく落ちるのに対し、唯斗と高橋はガンガン敵を弱らせながら俺達弱者をサポートする。
頃合いを見て大型モンスターをカカカカッと倒して解散となった…、が
「唯斗…もう少し…居てくれ…です…」
「「お?」」
何を血迷って口走ってしまったのか解らんが俺はそんな事を言ってしまった。
しかも身体をベターっとくっ着けて…
「ど、どどどど、どうしたんだひ、アリス!?」
「俺にも!俺にもベターっとくっ着いて!」
「行くぞ藤崎」
高橋が藤崎を引っ張って出ていった
「あぁ〜ん、アリスちゃ〜ん!そんなのないよぉ〜」
バタン
「ホントにどうしたんだアリス?」
さっきまでくっ着いていた筈がもう抱き着いていた
「………ゆ〜いと〜♪」
俺自身何をやってるのかもう解らなくなってきて止められなくなってきた。
ぎゅ〜っと唯斗に抱きつくのってこんなに気持ち良いんだな…
「あの…アリスさん?」
「な〜に〜?」
甘えるのってこんなに気持ち良いんだな…
「そろそろ離れてくれませんか?」
嫌だ!
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!
「嫌だッ!」
「でも、そろそろお眠の時間だし寝ないと…」
「い〜や〜だ!唯斗と一緒に居るっ!」
「まさか一緒に寝ろと?」
「あ、それ良いかも〜♪」
「も、もう知らないぞ!」
唯斗は響を抱っこしてそのまま布団へ入れた。
端から見てもこれからナニかが起こる事しか連想させない
「えへへ〜♪唯斗があったかいから布団の意味が無いや〜♪」
「(ぐはぁ!駄目だ駄目だ!本人が誘ってるからって事を起こしては立派な性犯罪者だ!)」
唯斗は激しい欲望と戦う事になった。
今まで無かった経験なだけに流石の唯斗も参っていた
「ゆいと〜♪」
「な、何ですか?」
「おやすみ〜♪」
「え?」
それだけ言うと響は寝てしまった。
何処かでナニかが起こる事を期待していた唯斗は拍子抜けしてしまった
「え?…え?」
唯斗は逆に考えた
「(睡眠姦ものって案外素晴らしい作品が多かったよな?)」
「(俺のバカん!親友で何妄想してるのよ!最低ってレベルじゃねーぞ!?)」
「……………」
「(ん?なんか響の息荒くないか?それによく見たら顔が赤くなってる。熱かな?)」
唯斗は響のおでこに手を当てた。
白銀の髪に手が当たる
「(くそ、いつもは平気でなでなで出来るのに…。なんでこんなにドキドキしなけりゃならないんだ!)」
「…あぅ……」
「(どうやら熱は無いようだな…。じゃあなんで赤いんだ?)」
唯斗はその高性能な頭を使い、響の顔に近付き匂いを嗅ぐという行為に至った。これはもう犯罪レベルである。
「(…?ほんの少しだけど酒っぽい匂いが…。かなり度数は低いみたいだけど、響は酒に弱いのか?)」
大体あってる答えに辿り着いた唯斗は少し安心した
「(…ほほう?つまり響に酒を飲ませるとあんな風になるのか…。こりゃ良い発見をしたぞ。)」
「(…まぁ本人が純水チェリーだから甘えん坊になるだけだったが…。実に惜しい!って何考えちゃってんの俺!)」
「…まってよ〜…むぃ…ぁあ…ん…」
響の不意討ち
「(覚☆醒)」
「(じゃなくて俺も寝なきゃ…)」
何だかんだ響と寝ようとする唯斗であったが…
「(こりゃあ…生殺しだよなぁ…)…はぁ」
目の前の少女は妄想する事さえ禁忌な事に、唯斗の唯斗はひたすら泣くばかりであった…
後書きにその回のまとめを書いたり別視点の話や次回予告を書いたりしてる作品を見掛けました。
これは作者もやるべきでは?と検討中です




