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響さんの日常  作者: ZEXAS
彼氏彼女になるまで
27/91

幼女の海での三日間(始)

初めての長編です

妄想が妄想を呼び三日間になりました。


あははは…携帯の一部のボタンが逝っちゃいまして…。満足に文字打ち出来ませんでした…

そのお陰で長編に至った訳ですが、…正直時期がおかしいですよね…


ま、まぁココだけ真夏って事で勘弁してください…(ずっと真夏の漫画もある訳だし…)



「夏だー!海だー!」


「幼女だワッショイ!!」


「「へいへいYOYO幼女だ幼女だ♪」」


「「つるつるペタペタひんぬーひんぬー♪」」


「…甘い、ミルクの香り…by森長唯斗」


「…そして儚く、切ない香り…by高橋宏樹」


「…それらは全て、俺の精s」

「しねー!!」


「ふぐわぁ!!」


夏だー!海だー!までは俺が言った…

だが幼女だワッショイ!は藤崎が言い出した


それに乗って藤崎と唯斗がふざけ出したのだが、まさか高橋までふざけ出すとは思って無かった。

いや、まぁ一応ムードメーカーなんだけどね…。


「あんた達(唯斗と響を除く2人)はなに馬鹿やってるのよ…」


「三島さん!」


「ほら響ちゃんに森長くん、今の2人は危険だから離れて」


「はーい」


「はぁい♪」


うげぇ…何が「はぁい♪」だ…。


とことこ歩いて三島さんに寄る俺


離れる…と言うよりは単に三島さんの方へ行きたかっただけの俺


「よしよし良い子良い子」


「えへへ〜♪」


「すっかり手懐けられてるな…。なぁ藤崎という人(三島さんや女性の前ではあんな感じだもんなぁ…。俺にも甘えて欲しいものだ)」


「だが唯斗という人よ。こうやってあの2人を眺めるのも中々素晴らしいと思うぞ?」


「いつもの明治の強がりな所を見てる俺からすれば、あれだけで飯三杯は余裕と言うものだ」


高橋は腕を組みウンウン頷きながら言った


「藤崎に高橋、2人の意見には同意だ。あと、2人を変な目で見てた事を謝ろう」


「へ、変な目!?」


「きゃーこわーい!掘られる〜!」


「ちげーよ…」


オーバーな反応をする藤崎を無視して唯斗は否定した


「じゃあ何だ?」


「お前らが単に響が可愛いからという理由で近付いてるものと思って『お前ら頭の良いDQNに響を取られて堪るかー!』と思念を燃やしてた事だ」


「頭の良いDQNって何だよ…」


「そーだそーだ。頭が良かったらDQNにならないだろ普通」


「お前は頭悪そうだな」


「俺もそう思う」


「高橋まで…」




「よーしよしよしよし!」


三島さんが俺の頭を撫でてくる


「…えへへ、気持ち良い」


ズキューン


「改めて思ったけど、この子やっぱ可愛い!」


なでなでなで


「三島さん…ちょっと恥ずかしいよ…」


でも、なんか気持ち良いからいっか

それにあの三島さんが撫でてくれてる訳だし…


あれ?本来コレって立場が逆なんじゃ…?




響も唯斗達も平常運転している訳だし、今回のあらすじを話そう


まぁ、長話もアレなので簡単に説明すると



『響、お友達は出来た?』


『え?…まぁ一応』


『当然よねぇ、だって今の響は前より人を惹き付けてるものぉ♪』


『…うん』


『だからねぇ、お友達を連れて海にいきましょう♪』


『え!?』


『はい、決まり!もうお友達には連絡取ってるからねぇ♪』


『話しが急すぎて訳が解らないよ…』


『丁度夏休みだし、明日に行くから響も準備しとくのよぉ♪お友達はもう準備OKらしいしぃ♪』


『え?えぇぇぇぇ!?』



こんな感じである


響達の住む地域は田舎と都会のごちゃ混ぜな所なので、さほど海が遠いと言う訳ではなく、何回かバスを乗り換えれば行ける距離だった。

ちなみに片道一時間弱




「あなた達も早く着替えなさいよぉ?折角海に来たんだからねぇ♪」


そこへ着替え終わった美代が戻って来た


バランスの良い豊満な胸、10代と競いあっても勝てそうな程に綺麗で白い肌

それらを優しく包み込みながらも際立たせる真っ黒いビキニ


そして爽やかな風に靡く美しい赤茶色の長髪


異性を虜にし、女性からは憧れの視線を向けられるパーフェクトボディがそこにはあった


「「…?」」


みんなの視線が母さんに集まった


「「おおおおおおおおお!!」」


「な、なぁに?みんなして」


みんなどうしたんだろう


「奥さんすげぇ!もう色々とすげぇ!」


「さっすが響の母さん」


「ずごいなぁ〜」


みんな母さんの水着姿を見てなに興奮してんだ…


疑問に思う響の元へ三島がやってきた


「響ちゃんがいてあの親ありって感じね…。全く、響ちゃんはまだ希望があっていいなぁ〜。このこの〜」


むにゅ、むにゅ


「ーーーー!?み、三島さぁっ!?」


「うぬ、感度良好…期待値も大…と」


「も、もぅ…」


母さんに藤崎に唯斗に三島さん…

これで俺の胸を触ってきたのは4人かぁ…


他にも触られた気がするけど特定してないからノーカンでいいや…



ここに響以外にも困っている人物がいた


それは美代である

響にならまだしも、何故自分に視線が飛んでくるのかが分からなかったからである。

もしかしたら響の天然はこの親から来たのかもしれない…



「ほ、ほらみんな!早く更衣室に行っちゃいなさいねぇ♪響も早くしてね♪そろそろ博樹や七海も終わるからぁ♪」


「お母さんの言う通りだよ。行こっ、響ちゃん!」


「う、うん」


ん、待てよ?着替えるって事はすなわち…


ま、まじかー!

俺は三島さんと一緒に着替えちゃうのかー!


いやぁ、えへ、えへへぇ


「良い子良い子♪」


もっと撫でてよ〜

えへへぇ…


あ!でもやっぱり一緒に着替えるのはマズイんじゃ…


「はいコレパターンね!」


まるで俺の心を読んだかの様に今の俺の心の流れにツッコミ?を入れる変態紳士が1人


「う、うるせぇっ」


唯斗という馬鹿は何処へ言っても馬鹿だ…


藤崎が俺より頭が良いのも変に感じるが、唯斗は更に学校では優等生で女子から人気ってのはもっと変だ




・・・・・・・・・・・・



(※in男子更衣室)


ちなみに既に博樹は着替え終わって更衣室を出ているという事で



「いやぁ、人気のビーチだから更衣室があるってのは有り難いんだがなぁ…」


「あぁ、お前の言いたい事は分かる」


「なんつーか…なぁ高橋」


「学校の更衣室みたいに物置小屋みたいな設計だから枠が無い…」


「そうそう、市民プールみたいに更衣室が枠式じゃねぇんだよ」


「ま、その方が友情が芽生えるってもんだがな」


「さっすが優等生の唯斗氏!良いこと言うねぇ」


「…案外森長ってむさ苦しい奴だったんだな」


「酷い言われようだな」


「いやいや、俺的に森長の印象ってさ…堅苦しくて敬語ばっか使っていかにも良い子ちゃんぶってるイメージがあったんだわ」


「高橋の言ってる事には同感だわ。俺も最初はそんな感じだった」


「なるほどなるほど?」


「しかし喋ってみれば面白い奴で友達が一杯いるのも理解出来た」


「ごめんな唯斗氏」


「悪かった森長」


「いやいやいいんだよ。だってさホラ、優等生って腹黒いイメージが立ちやすいしな」


「確かに…」


「唯斗氏は腹黒い方か?」


「多分腹黒いと思う」


「何故に?」


「だって優遇されたいから勉強しまくってるし、態度もよくしてるし先生には絶対に敬語だし」


「うわぁ…何かとんでもない事を聞いた気がする」


「何言ってんだ藤崎。優遇されたいから頑張るのは普通じゃないか?得意な教科とかは人より出来るから維持しようとするだろ?」


「そう言われれば…」


高橋の言葉で藤崎も理解りた様だった


「すなわち俺は腹黒い訳ではない、と」


「そうだな」


「頭も良くてスポーツも出来てモテモテ…」


「「はぁ…」」


溜め息をついた藤崎は悲しくなるので話題を変えようとした


「モテると言えばお前ら好きな人は居る?俺はh…」




・・・・・・・・・・・・



(※in女子更衣室)


「あ〜あ、母さんったら先に出て行っちゃってて…」


七海はまだ着替え中のご様子であった


「ほーら響ちゃん、怖がらないの」


あれからなんだかんだ言って俺の良心が働いて『更衣室には個室があるから誰の裸も見ないで済むよ!やったね!』という結露に至った訳だが…


何故か個室ではなく、3〜4人は入れるちょっと広い部屋がいっぱいあった


「あの…日本人の女性の体の情報って男のプライベート情報の何倍も重いって聞いたんですが…」


「どういうこと?」


「つ、つまりですね…見えちゃうよ?見ちゃうよ?み、三島さんのは、裸…」


キャー、言ッチャッタ〜、言ッチマッタ〜///


「あぁ、そう言う事ね…。帰国する前に日本について沢山勉強したんだね、えらいえらい」


「だ、だからね?み、見ちゃうのは…マズイんじゃないかなぁって…。ほら!個室もあるし俺はあの個室で着替えるよ!」


何バカな事言ってんだ俺は!?

せっかくのチャンスを棒に振ろうなどと…


って思うじゃん?

だけど紳士たる俺をそこらの変態と一緒にしては困るのだよ


ぎゃるげ?とか言うゲームに出てくる主人公はみーんな優柔不断と唯斗が言っていたが俺は違う


わきまえる所くらい分かるよ

いや、この体じゃわきまえる必要も無いけど…

まぁ俺の紳士が許してくれない訳よ



「全く、抵抗するから…」


「は、は…い…。だから、お願いだからもうくすぐらないで…」


ダメでした


「ふふふ、あーんな可愛い声出すから私も夢中になっちゃった♪」


「おに、…お姉ちゃんがお母さんに遊ばれてる時と同じ声を出してると思ったら…。なるほどね…うん、お姉ちゃんは頑張った」


「な、七海…すまん…」


「いいよいいよ。私達だって昔は博樹と3人でお風呂に入ったでしょ?」


「うわぁ…こりゃ博樹君にとってはハーレムじゃん」


「…………」


何も言うまい

何も言えまい…

俺が男で、ハーレム?だったのは七海だという事を


「で、七海ちゃんは雰囲気にあったオレンジで、響ちゃんはお馴染みの黒…。そして私は髪と同じ茶色。一番地味ね…」


「大人しめの三島さんかぁ…」


「注目されたい訳じゃないけど着飾ったとしても目の前にいる子の方がインパクトがあるもの」


三島さんがナンパされる所は見たくないし、ある意味これで良いのかも…


「ところで響ちゃん?」


「は、はい何でしょう?」


「私達はもう着替えたのに響ちゃんだけ着替えてないわよ?」


「…お気になさらず行って下さい…。俺もすぐ終るからさ…」


「すぐ終るなら待っててあげるよ?ね、七海ちゃん」


「お姉ちゃんの為なら…(お兄ちゃん、なんだか反応が面白いしもっと見てたいかも)」


「響ちゃんは『女性の体は滅茶滅茶価値のあるものだ』って事を勉強したのよね?」


「う、うん」


そこまで褒めちぎってないけどね…


「だったら等価交換よ!響ちゃんも私達の裸を見たんだから私達も響ちゃんの裸を見るわ!」


「ええええ!?」


水着姿のままにじり寄ってくる三島さん


「七海ちゃんも手伝って」


「よ、喜んで!」


「ちょっと七海!?」


後退りする響に不気味な笑みをこぼしながらにじり寄る2人


「え、えっと…裸を見ちゃった?」


見たっけ?


「のは謝るよ!…えっと…何か奢るからさ?ね?許してよ…ねぇ…」


「(そそるわ…)」


「(お兄ちゃん可愛い〜)」


建物の中はずっと後退り出来る程のスペースは無い


「や、やめてよ…」


いつの間にか響の背中には壁がくっついていた


「やだよ…やだよぉ」


響の目に潤いが帯びる


「「ウェッヒッヒッヒ」」


「いやあぁぁぁぁあ!」



何と言うか男らしからぬ泣き声をあげた響だった




(今回は『多分』長編です。その為今回はここまで。結局海に入ってませんね…すみません…)

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