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響さんの日常  作者: ZEXAS
彼氏彼女になるまで
23/91

一学期終了(前編)

前編とかほざいてますが、ただ単に文字制限(5000文字)を越えたから分けただけですし、後編もすぐに出てきます







くかー…くかー

くかー…くかー…くかー

くかー…すぅー…がぁぁー


(※生徒の寝息orイビキ)


沢山の生徒が眠る中で終業式は終わりを迎えようとしていた


「すぅー…すぅー…」


響も例外ではなく、当然の様に寝ていた

終業式に寝て『寝る子は育つ!』的な事を言っていた響は、すぐに行動に移していた


「これで、終業式を終了する!」


半分キレ気味の教頭をよそに終業式は終了した


そして殆どの生徒は目的の駅に着く直前で目覚めるのと同じように目が覚めた


響も何となく意識を取り戻し、目を開ける為に重い瞼と戦っていた


そんな中教員の今後の説明も終わり、生徒達はぞろぞろと帰っていった



「響ちゃん、まだ寝てるのかな?」


「(いや、これは目を開けようとしてるのに目が開かない状態だ…。稀によくある現象だが、こんな時に起こるとは…。明治も可哀想な奴だな)」


起きてるよ〜!

って言いたいのに声も出ない…

コレはもしかしてガチ寝だったのかな…


うん、先生の話なんて全く記憶に残ってないし、ガチ寝だな…


「ジャジャーン!コレを見て2人とも」


「お、なんでこんな時に『ひえぴた』なんて持ってんだよ」


「夏だからよ」


「学校に熱冷ましシート…ねぇ…」


「それはともかく、見てなさい♪」


そう言うと三島は響の背中に手を入れた。



ん?なんか入って



「えいっ」


ぴた


「ーーーーッ!」


三島さんがサッと手を引いた時には俺はあまりにもの冷たさに声を上げる事も出来ずに立ち上がろうとした


ガタッ!


「っ!?」


響はバランスを崩しパイプ椅子と共に後ろへ倒れた


それはもう例えるなら「ガッシャーン!」という感じに盛大に倒れた


それを目の当たりにした3人と響を知る同級生はこう思った


「「(そう言えばこの子…とんでもなくドジっ子だった…)」」




「響ちゃん大丈夫!?」


「響ちゃん大丈夫か!?」


「明治!大丈夫かよ!」


「い、いてぇ…」


打ち所が悪かったのか俺はしばらく唸っていた


中々帰らない1年生達を見た先生もやってきて事は大げさになってしまった


みんなは大げさにするし、竹田先生は


「よく泣かなかったな、えらいえらい」


と頭を撫でてくるし…


子供じゃねーっつーの!って言おうとしたが、撫でられるのは悪い気がしないので何も言わずに黙って撫でられていた





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