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響さんの日常  作者: ZEXAS
彼氏彼女になるまで
21/91

終業式の日の朝2


※朝と言っても学校には居ます…



はぁ、久しぶりですね

皆さんはお元気でしたか?


作者はなんとか生きてます



作品は他の作品を見て羨ましく思う事があります


それは、ある作品はかなりコメントや感想を貰っていると言う事です


いや、まぁ人気な作品の様なので当たり前と言えば当たり前ですが…


でも、更新せずとも毎日の様に感想を貰っているってかなり羨ましいものです…


そんな中、この作品にもコメントの常連さんがいるのはかなり励みになります



こんなヘタレ作品ですが、どうか見捨てないでやって下さい…お願いします…



「いやぁ〜今日でやっと一区切りだなぁ」


「お前のクラスの女子は嘆くだろうな、ははは」


と言ってる俺もちょっと寂しかったりする


まぁどうせ夏休み中でも以前の様に遊ぶんだろうけどな


でも、いっつも絡んでたみんなと離れるって寂しいもんだよね

例え藤崎であろうと寂しい…かも




「俺はともかく1学年の男子と一部の女子がお前のせいで大騒ぎしそうだな(笑)」


「そ、それはないだろう」


唯斗によると俺は学校内でもかなり知れ渡っているらしい


まぁ見た目は白髪ロリ外人だもんな…仕方無い


それでもなんでみんなが大騒ぎするのかは分からんが…


喜ぶべきかなぁ…



「俺、今日はクラスの奴に頼まれてる仕事があるから先に行くわ」


「え?……う、うん…」


いつもは俺のクラスまで着いてくる唯斗が今日はお役目とやらで来れないらしい


「なんだよ、そんな寂しそうな顔すんなって」


「し、してねーし!」


「そうか?んじゃな!」


「…あっ」


唯斗はそう言って走っていってしまった


「校門から教室までの距離なんて大した事ないじゃないか…。寂しい訳がないだろ…」


ちょっと寂しかったり…


気を取り直して歩き出そうとすると



「あら、王子様はあなたを捨てて何処か行っちゃったの?」


「えっ?」


声が聞こえたので振り向いたらいつかのセンパイ方が居た


「えーっと…何先輩でしたっけ?」


いつもの口調は止めて紳士モード

しかも年上へ対する敬意のこもった敬語仕様だ


「ま、まだ名乗っては無かったけど先輩の名前くらい調べておきなさいよ!」


「そーよそーよ」


「え、え〜…」


先輩は三人組

リーダーらしき人はちょっとキレイなお姉さん

抱きつきたい…


その両隣は…まぁ御約束

顔黒金髪ポチャ野郎と…

おおお!これまたお姉さんだ!


なんだか抱きついたらとても心地良くて良い匂いがしそう…


顔黒金髪ツインテールのポチャ野郎はなんか臭そう…香水とかマックの臭いがしそう…


取り合えず紳士としてすべき事はただ1つ!


俺はリーダーっぽい人の隣の美人なお姉さんの所へ行き…


「お姉さんのお名前をお聞かせ下さい」


ペコリと頭を下げて言った


「「……………」」


「ミカっち」


「なんだ?(ミカっちって何だよ…私は阿美子ぞ)」


「この娘貰って良い?」


「「えぇぇぇぇ〜!!」」


お姉さんの一言でポチャとリーダー(仮)が驚きの声を上げる


それにしても

貰って良い?俺を?


「…?…?」


「私、あなたみたいな可愛い女の子は初めて見たかも知れない」


可愛いとか女の子とかこの際気にしない!

それより目の前にお姉さんがいるのに身長が合わないせいでお姉さんとハグハグ出来ない!



響が頑張って背伸びしてると、水樹芳佳は俺との身長差に気付いた


(お姉さんの名前は見ての通り芳佳と言います。ロリコンには分からないもう1つの魅力ですね。お姉さんパワーです)



「ふふふ♪」


水樹芳佳(みずきよしか)は響を軽々と持ち上げ、抱き締めた


「んむっ!?」


「かわい〜い♪」


「芳佳…あんたねぇ」


胸、胸が!!

…しあわせ………


「ん、むむぅ?」


「ホントに可愛いわね♪」


「あ゛な゛だ、わだじだぢの目的を゛覚えでるの?」


うっわ…あのポチャ野郎、声太い…

女でもあんな声が出るのかよ…


きっと暴飲暴食を繰り返し、立場の弱い男子を苛めて来た罰に違いない…


それより目的って何だろう



「そうね、唯斗様に毎日引っ付いてる白銀の幼女がいると聞いて、立場ってものを思い知らしめる為に来たんだもの。忘れてないわよね芳佳?」


「ふぇ?」


「うーんそうだったわ。ごめんね、可愛い可愛いお人形さん」


あーん、もう終りなのー?あと少しで眠れそうだったのにー


「明治響!あなた、唯斗様と別れなさい!」


「ふわぁ〜あ…んぅ…え?唯斗と…何だって?」


寝そうだったとこを止められるとスッゴく眠くなるよね…

頭が回らん…


「だから、別れなさいって言ってるのよ!」


「…?誰とですか?」


「だから!唯斗様とよ!」

「ユイトサマトヨ?え?」


「阿美子、この子…」


(阿美子(あみこ)とはリーダーさんの事です。ちなみにポッチャリーめは夢子(ゆめこ)です。…夢を吸収し続けるとあんなナリになります)


「半分寝てるわ…(キャーカワイイー!!)」


「芳佳、アンタにやけてない?」


「そ、そんな訳ないわ…」


うう、眠い…。眠くて倒れそうだ…


響は力を振り絞り、水樹芳佳に近付いた


そして彼女に寄りかかる様に倒れそうになった


「あっ、大丈夫!?」


芳佳は倒れそうな響を抱き抱えた


「…眠いよ…お姉さん…」


「も、もう我慢出来ない」


何かが吹っ切れた芳佳は響の色んな所を触り始めた


「…?ぅ…?」


「このプニプニのほっぺた…いいわぁ♪それに未発達な色んな所も♪」


「ぁ…あ…」


なんだ…また変な間隔がする…

眠いからかな…


…だめだ、意識が…


「芳佳はホントに小さい子で遊ぶのが好きねぇ」


「あら、阿美子は嫌い?半分寝惚けた子にイタズラするの」


「あ、いや…嫌いじゃないけどさ…中々面白そうなシチュエーションだけどさ」


「お姉…さん、んぅ…くすぐったい…よぉ…」


変な感覚によってかろうじて意識はあったが、もう限界だ…


「阿美子、夢子、あなた達も触ってみなさい…最高よ」


「やれやれ、じゃあ少しだけ……!?」


「ご、ごれ゛ば!?」


阿美子と夢子が響に触れた時、とてつもない衝撃が走った


二人は自分と比べて、自分が惨めになった


阿美子は最近肌の荒れ具合を気にしていた

ところが響の肌は荒れ処かニキビ一つなく、白く輝く綺麗な真珠の様な肌であった


夢子は今まで自分の油ぎった肌を気にする処か可愛いと謎の考えを持っていたが、響のすべすべでモチモチで良い匂いで無駄毛の無い肌を知り、膝をついた



「う、羨ましい!」

「う゛、羨ま゛じい゛!」


二人は悟った

自分達の方が発育はいいが、響の方がよっぽど唯斗にふさわしいのでは?と


「でも認めないわ!」


「う゛う゛う゛…」


「じゃ、私はこの子を運んで来るから」


「…いってらー…」


「ぐお゛お゛お゛」


芳佳の言葉に元気の無い返事をする阿美子

そして何故か呻く夢子


二人をよそに、芳佳は響をおぶさり歩きだした



「(か、軽っ!?)」


少し嫉妬しながら…




・・・・・・・・・・・・



あれから響の温もりを楽しんだり写メを撮った後、響達の教室「1―E」に向かっていた


「それにしてもこの子…凄まじく可愛いんだけどなんか違和感がするのよねぇ」


「…うーん、ゆぃとぉ…あきたぁ…おま……つよしゅぎぅよ…」


(訳 『唯斗にアキタ、お前ら強すぎ…。まぁお陰で俺も経験値を貰えるから良いけどさ…』どうやらオンラインRPGか何かをやってるみたいですね)


(誤訳 『うぅゎ、唯斗、もうコレ飽きた、○○○にもっと強いの欲しいよぉ』…これはひどい)


「(な、なんて事!?既に唯斗様と肉体関係を!?可愛い顔して…恐ろしい)」


芳佳は何となく手に当たる響の尻をさすってみた


「…ゆいと…くすぐったいって…言って…」


「(もう認めるしかないみたいね…)」


「(…今は気にしないでおこう。いい寝顔も撮れたし♪)」


「(直接教室まで行くのも何かなぁ…。E組の子でも見付けて連れてってもらうかな)」


一年生の階に着くと芳佳はE組らしき人物を探した



「お?あの子辺りで良いかな…」


芳佳が見付けたのは高橋だった。


高橋も見知らぬお姉さんオーラを漂わせた女子が白銀の髪の幼女をおんぶしてる姿が眼中に入り、思わず凝視していた


やがて芳佳が近付く頃には幼女が響である事に気付いた


「そこの君〜」


響の事は気になるが、『目の前に居るのは先輩の方じゃないか?』と中々の目利きをした高橋は自然と堅くなっていた


「なんでしょう」


芳佳は高橋の堅い返事も気にしなかった

先輩という立場上、今の高橋の様な反応には慣れている様だ


「この子、君のクラスの子よね」


「はい、…何かあったんですか?」


その何かを心配している高橋がそう言った


「響ちゃんには内緒だけどね…」


「ゴニョゴニョ…」




「なるほど、あなたは明治と知り合いで、スキンシップとしておんぶで学校まで来ていたら寝ていたと」


「そうなのよ。だから後は君にE組まで運んでいってもらえないかなぁって」


「良いですよ。他のクラスに入るのは中々難しいですもんね。分かりました」


「うん、良い返事♪」


そう言うと芳佳は響を一度下ろし、お姫様抱っこをして高橋へ渡した


「えっ?」


お姉さんオーラに少しやられていた高橋は芳佳の行動に驚いてお姉さんオーラから立ち直った


「ふふふ、このまま運んであげてね♪」


「え、…え?」


「この子はね、私が見た所優しくされるのに弱いみたいなのよ。だからお姫様抱っこしてあげると喜ぶかもね」


「はぁ…」


「それじゃあね♪」


高橋は何も言えずに響をお姫様抱っこしながら芳佳を見送るしか出来なかった




「…寝顔、可愛いな…」


芳佳によるルート開拓作戦は成功した様だった




・・・・・・・・・・・・




ガラガラ


「ただいまー」


「おー高橋ぃ!戻っtええええええ!?」


「「うっせえ藤崎!!」」


「お前らもナー!」


「って馬鹿共はほっといて、高橋!こりゃあどういうこった!」


「あー色々あってだな…」


「宏樹、あんたねぇ…。いくら響ちゃんが可愛いからって…」


「ないわーマジないわー」


「華菜も聞いてくれ!あと藤崎は死ね!」


「ふむ、詳しく聞くわ。あと藤崎は死ね!」


「男に罵倒されても痛くも痒くもないわ!だが三島に罵倒されるのも中々…いや!俺には響ちゃんが居てだな…」


「話を続けよう」


「そうね」


「あ、俺無視されてる?そうですか放置プレイですか」



色々説明中…



「へぇ、それで寝顔が可愛いくてそのまま来たんだ」


「解るぞ高橋…だって今もこんなに気持ち良さそうに寝てるもんな」


藤崎の言葉に藤崎自身と高橋は、説明中に然り気無く三島が自分の膝に座らせた響を眺めた


「ちょっと男の子っぽい所はあるけど…う〜ん、天使の見せた寝顔はまさに神からの恵みね♪」


「全くじゃ、うんうん(俺の膝に乗せれば良かったぁぁぁぁぁ!!俺の馬鹿ッ!アホッ!!)」


「和むね…(乗せてみたかったな…)」



それから響が目覚めるまでは3人で他愛も無い話をしたり、三島が響に色々なちょっかいを出してわりと感度の良い響を見て楽しんだりしていた




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