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響さんの日常  作者: ZEXAS
彼氏彼女になるまで
20/91

終業式の日の朝


さて、何週間振りでしょう


話は構成されるのに手が進まない、手を動かせば新たな展開が生まれて作業を妨害する…(いつもの言い訳タイムですね)


今回はゲーム回です

たまに出てくるアキタ氏も登場します。



今回のゲームはアキタ氏との初めての出会いの場となったMW3です


割とユーザーの多いこのゲームですが、作者は中々上手くなりません…


FPS歴は半年くらいで、現実では鈍臭く、「お前何であのゲームだと何気上手いの?」と言われますが、友人が助けてくれたから死ななかっただけでいつもは死にまくりです



作者はBO2を買うつもりですが皆さんはどうでしょうか?

作者BO2の新システムに期待し過ぎてだいぶ落ち着きがありません。



…とゲーム回だからってゲームの話で熱くなってしまいましたね…すみません


ではでは





「…ん、んむぅ…」


あ…もう朝か…


うつ伏せで寝ていたのでゴロンと転がり仰向けになってから起き上がる


「はぁ〜あ…」


まだまだ糞眠いなぁ…

俺はちょっと目をこすって目をパチパチさすて視界を回復させた


「もう…どうなるんだろ」


お気に入りの白がメインでピンクのラインがオシャレなジャージはまだブカブカのまま…


この白いジャージがしっくり体にくる日は来るのだろうか?

でも正直言って最近諦め気味なんだよね…


実際あれから何ヵ月も経っていて今は一学期の終業式の日だ…

そりゃ諦めたくもなる



だから俺は決めたんだ


『とにかく今は楽しもう』

…と


まぁ解決とかそう言うのって多分俺には不可能だと思う。


だから楽しむしかない





布団から這い出た俺は階段を降りて洗面台の部屋へ入った


洗面台には鏡があるので、俺の視界に幼女が入る


幼女の着ているジャージはブカブカでちょっと動きにくそうだ


最近、残ってた男物の服を着た時のブカブカ具合が気に入ってたりする


女の子がゆとりある服を着ているのを見ると来るものがあるが、幼女が着ると…それはもう…思わず口角が緩んでしまう


幼女の表情は変化して惚けている様な笑顔になった

いやー我ながら堪んないっすなぁ…えへへ(笑)




歯磨きを済ませてリビングに入ると母さんがソファーの上で横になりダラダラしていた


「母さん?」


「ひ、響!?」


俺が話し描けると母さんは驚いて飛び上がった


「あ、あのっこれはね…」


「母さんもダラダラするんだねぇ♪」


いつもはしっかりしてる母さんの意外な一面

うむうむ…面白い!


「ま、ママだってたまにはダラダラしたいのぉっ!」


「ダラダラするのは良いけどご飯は?」


「え?ご飯?」


「まさか…」


忘れてる?


「響、時計を見なさい…」


「…え?」


言われて時計を見ると…


「今は4時よ…」


「……………。」


「ふふふ、そんなに学校が楽しいのね♪ママも安心だわぁ♪」


いや、まぁ楽しいけどさ

どうしよう…


「…?ああ、する事が無いのね?ならゲームでもしてて良いわよ?」


「え?いいの!?」


「ほらほらまだ明け方なんだから、はしゃがないの(可愛いけども)」


「…う、うん」


こんな時間にゲーム出来るなんて凄く得した気分だ


「ゲームの音量でみんな起きちゃうかもしれないし、はいコレ」


渡されたものはイヤホンだった

しかもPS3を作ったあの会社の高性能なイヤホンだ


「そうそう、薄型になってからイヤホンが届かないでしょ?だからコレも」


また渡されたのはイヤホンの延長コード


「随分と良い物持ってるじゃん」


「ふふふ、夜に録画した番組とかを観るときに便利なのよ♪」


…へぇ、母さんも近所迷惑とか考えんだなぁ


「じゃ、ママはもうちょいソファーで寝てるわねぇ」


「あ、俺もしかして起こしちゃった?」


「いいのいいの〜…(起きたら天使が居たなんて素敵じゃない?)…それじゃお休み…」


「お休み〜」




「ふぅ、それじゃ電源をつけますか」


起動完了までの時間にジュースでも取ってこよう…

あとガムも取ってこよう…

ぶどう味とオレンジ味♪



1分くらい後




「…おい、おいおいおいおいおいおい!?」


俺はサインイン状況を見て唖然とした


「なんでアイツ等も起きてんの!?馬鹿なの!?」


この前の外人の方なら時間差的に仕方がないとして


なんで唯斗とアキタまで起きてんの?




その頃唯斗とアキタは


『いやぁ調子良いからってずっと起きてたけどさ、アキタは大丈夫なのか?』


『俺は大丈夫!なんせ今日は休みだからな』


『マジかよ!?俺は今日学校なんだよ…しかも終業式』


『終業式?だったら寝られんじゃん』


『…まぁアキタには分かんないと思うけどな?俺は自覚せざるを得ないくらいの成績とルックスで周囲から色んな目で見られてる訳よ』


『あーね。つまり優等生様は居眠り厳禁と』


『そゆこと』


『あ、リーコンに引っ掛けといたぜ』


『そうだったよ…アキタがリーコンでアシスト稼ぎまくってしかもハードラインでスティンガー持ちでMOABを出しまくるから調子良いんだよ…』


『そう言うユイトは盾持ちハードラインのスカベン投げナイフと言う使いにくいクラスで前線でキルとアシストをしっかり稼いでる癖に…お陰でMOABが出にくいわ!』


『おま…いつも出して…ん?誰かオンライ…』


『『響だ!ヒャッホオオォォォォイ!!』』


『よっしゃ、さっさと終わらせて迎えに行こうぜ』


『了解それじゃ…』


『『MOAB使うか!』』


『『………………。』』


『って出してんのかよ!』


『お前も何故持ってるし』


『マッチ中に二回もMOABとかシャレにならねえぞ』


『こっちのセリフだ!』


『『あーだこーだあーだこーだ』』


ポチッ


『ザザー…味方のMOAB』


『あー!ユイトてめぇ押しやがったな!』


『フッ』


『くそう!なら俺も!』


ポチッ



『あ、敵が全員抜けたぞ』


『…ペナルティー中って』


『…いや、まぁ結果的に早く終わったんだから良いんじゃん?』


『…でも何だろう…この虚しさ』


『ふ…アキタはまだまだだなw早く響とゲーム出来るんだぜ?』


『あっ!!』


『つーか…チャットしながらマッチとか…俺らはもう…』


『言うな』


『廃人だな…』


『言うなって…』


『……………。』


『……………。』


『マイクよーい』


『YES、サー』



※視点は響さんに戻ります


「さーて…まずはインフェで目を覚まさないと…」


顔を洗ったからと言って完全に目が覚める程俺の活動は活発じゃない


だからまだボワポワする

…ボアボアする


…修行するぞ!!


……………。


さて始めるか…


『メッセージが(ry』


早えぇ…


「マイクは何処行ったかなぁ…」


アイツ等は文字打ちが化け物みたいに早いから俺が入る時はボイチャでコミュニケーションを取る事になっているんだよなぁ…


お、あったあった


…ん?待てよ?

今はイヤホンを着けてるから音声の出力を本体にすればイヤホンマイクを着けなくても声が聴こえる訳だよな…


それじゃあこの両耳タイプより耳に引っ掻ける片耳タイプの方がいいな


ヤバイ、俺って頭良いかも



さて


「お邪魔しまーす」


『『ホアアアアアア!!天使ダアアアアア!!』』


み、耳がぁぁぁ!


『永き戦いの末に待っているのは天国だったんですね』


『そのようだユイト君!』


『うーん、スヴァらしいヴォイス』


『私の耳も溶けてしまいそうだ…』


あ、あの2人共…


「そろそろやらないか?」


『『ヒィアアアアアアアアアアア!!』』


『やるやる!』


『やろうやろう!』


『グヒヒ!』


『おひひひひゃはは!』


な、なんだコイツら…朝のテンションか?


「何から行く?」


『ふむ、まずはお口からいきたいなぁ』


『いや、男は黙って直本番でしょ!』


「え?あ、あの?」


『響はホントに小さいからなぁ…何処も極上だぞ?』


『声からして美幼女だったが…情報の提供を感謝する、ユイト殿』


『ふ、ふははは』


『『ふはははははは!』』

紳士モードに入ったのは分かった

だけど何時までもそんなでは困る


「あの、抜けていいすか?もうバトルオペレーションやってるから…」


『あ!待って!行かないで!イって!…あいや行かないで!マジすんません!』


数分後



『なんだかんだ言ってやりたかったみたいだね、響ちゃん』


『ははは!響は可愛いなぁ』


くそう…あまり活躍してないから出過ぎた発言は出来ねぇ…


15キルは必ずいく上に2デスくらいしかしないし、死なないマッチもあるし…


キル比異常だろ…


EMPは御約束の様に出すわそれに連携してオスプレイは出すわ…



『(アキタの奴スペシャリストを辞めてサポーターになったな…。響が強い証拠だな)』


『(MOABが出せなくなった…。響ちゃんってつおい!)』



「お?始まるっぼいぞ」


『DOMEか…これはリーコンフラグが…』


「やめたげてよ〜」


『(リーコンフラグは確かに酷い…が、響ちゃんの声が可愛すぎて敵に同情する暇がない!…可愛い!可愛いぃぃぃ!!)』


「んじゃ、始めますか」


『『おっしゃああああ!本気で行くぞオラァ!』』


「うおー!…ってお前らが本気出したら…」



数分後



「言わんこっちゃない…」


(詳細は省きますが、相手はズタボロです。フルパーティーにボコられるのではなくボコりました…南無)



『響何回死んだ?』


「な、7回」


『響ちゃん何人殺した?』


「10人…」


キル比は守ったのにこの悲しさ…


「お前らだけで40キルはいってるんだ、俺の取り分が無いのは仕方無い…」


『おほぉ』


『ひひぃ』


「しかもお前ら一回も死なないし…」


変態ってレベルじゃねーぞ


『だって響にカッコいいとこ見せたかったたんだもんっ♪』


うげぇ、朝クオリティ


『響ちゃんのハートをゲットでチュッチュするぜ!負け組m9(^ω^)大作戦だ』


「お、俺は」


『響』


男だっつーの!…と言おうとした所で唯斗が止めてくれた


危ない危ない…

まぁ、この声域なら女扱いでも仕方無いな…

リアルに女だし…


それにしてもこの体になってからは唯斗に助けられっぱなしだなぁ…


たまにはお礼しないと



「次何行こうか」


『感染者!』


『サーチ!』


「サーチで」


『えー、響ちゃんはユイトの味方かよぉ』


『ふふ、これが愛の力さ!恋人どうしの、な』


「こ、恋人!?」


ず、随分とふざけた話じゃないか


体が女になろうとも、俺を惚れさせようったって無駄だ!


(心の中でもツンツンしてますが、実はかなり動揺しています。響さんは典型的な押しに弱い人、又の名をツンデレと呼ばれる人種の様です)


『ユイトにはもったいねぇよ…。ちなみに響ちゃんはこの声で高1なんだから声優さんになれるな…。そんで売れっ子になって大金持ちと結婚すると俺は思う』


『ならば大金持ちに俺はなる』


「お、お前…そこまで…」


今まで唯斗は誰も彼女にしなかったが…

まさかここまでストライクゾーンが高いとは…


俺はどうすれば…


『(お?ちょっと動揺してる?…もしかしてコレって脈あり!?)』


「始まるよ!もうこの話はやめよう!」


『ふふふ』


『ふふふふ』


「お前ら…」



その後は6時になるまでマッチ中であろうと俺の将来について2人は熱く語っていた。


他の人も巻き込んで恥ずかしいこと山の如しだったが、なんだかんだで楽しかった



時間は過ぎ去り、今俺は学校の校門前に居た




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