プロローグ 中編
単に話を繋げてちょっと修復しただけなのでお気をつけ下さい
初期修復 2013/0817
………うぅん?此処は?
暖かい、そして頭を撫でられる感覚
「あら、起きたのね」
この声は母さんだ
「…むにゃ…かぁさん…?」
「食べて良い?」
「……へ?そんなに夕飯の出来が良かったの?」
響はまだ寝ぼけていた。いや、目の前に居る母(狩人)が危険人物である事を知らないだけだが…。
「いいえ、夜食(娘)かしらね♪」
「へぇ、俺もつまみ食いしたいなぁ」
「駄目よ♪これはママ専用のデザートなんだから♪」
「…ケチ」
母さんの料理は旨いのだ。いやもう超旨い、すこぶる旨い
だから独り占めとか酷いと思う
「それより唯斗君にお礼を言いなさい、彼が運んでくれたんでしょ?心配してそこで待ってるから」
「いえいえ、響も多分疲れてたんでしょう。男して当然の事をしたまでです!」
居るんだ…
「唯斗君が優秀な紳士で良かったわぁ」
「照れますなぁ」
確かに唯斗は優秀な(変態)紳士だ
そして俺も(変態)紳士だ
…いや、今は紳士ですら無くなったな
「何はともあれ時間的にヤバい!俺ん家門限守らないと大変なんでそろそろ帰りますね!それではっ!」
「また来てねぇ♪」
「じゃあな唯斗ー」
別に見送りとかしなくていいよな
俺は母さんとリビングで見送った。
「そういえば今何時?」
「今は6時半ちょいってとこかしら」
「アイツん家門限7時だけど大丈夫かなぁ、まぁ全力で走ればなんとかなるよね。だってスポーツ万能だし」
「それより響、今日はどうだった?」
「何が?」
「楽しかった?」
うーん…
「唯斗も案外普通にしてたし(あれ?)洋服店以外ではいつも通り楽しくやってたよ。それにしてもこんな変貌を遂げた俺を気持ち悪がらずに接してくれるなんて唯斗は良い奴だよね」
「ママは響が良い親友を持って安心だわぁ」
親友を誉められるのは俺も嬉しい。俺は自然とえへへって笑った。紳士のする事ではない
「成績優秀スポーツ万能超絶イケメン…。あなた達付き合っちゃえば?超絶イケメンと究極美少女、釣り合ってるじゃない♪」
この人は何を言ってるんだ
「馬鹿言え母さん、俺は男だ、それに女になれたのなら元に戻る事だって出来るさ。明日になれば戻ってる筈だよ」
「えぇぇぇ!?勿体無い!そんな素晴らしい容姿を捨てるなんて女の敵になりたいの?」
確かに見た目は可愛いが、それでも中身は残念ながら俺なのだ
どう考えたって気持ち悪い
「仕方無いわ、そんな駄目な娘にはお仕置きが必要ね。後で覚えてなさい!」
「後でって…何をするんだか」
「うふふふふ♪」
その不気味な笑いから想像出来るお仕置き(頭グリグリ〜ってヤツとか色々)よりももっと恐ろしい目に合うなどと、今の俺に分かる訳も無かった。
・・・・・・・・・・・・
母さんが夕飯を作ってる間に俺は何をしょうかと考えた
よし、ゲームをしよう
そういえばBF2があった筈…
そしてソファーに腰を落とした
リビングに居るときはこのソファーが特等席だ
海外で働いてる父は、「家に帰ったらなんか凄いものがあると良いよな」と勢いだけで買ってしまった200万はするらしいソファーだ
母さんには滅茶苦茶怒られたらしい(当たり前だ…)が200万は伊達じゃなく、すっごく座り心地が良い。
母さんもお気に入りである
数分くらいチーデスをやってると夕飯の臭いが此方にも届いていた。
画面の中では俺はハインドを操作している。
正直ヘリ系は苦手なのだが、凄い人はヘリでトンネルに侵入して無双するらしい。
俺にも得意技はある。俺は航空機から降りてからの空中スナイピングが得意だ。
最初はロマンを求めて始めたのだが、どんどん上達していった。タマに降下中にロケランをぶっぱなして当ててくる変人が居るのだが、空中スナイピングもわりと変人なので文句は言わない
今日は調子が良い
適当に投げた手榴弾でマルチキル、適当に撃ったジャベリンでもマルチキル、C4設置型バギーでの神風特攻にも成功
このまま勝利へ…
「響ぃ〜ご飯よ〜」
分かってましたよ。調子の良い時に限っていつもこうなるんだ
俺はソファーから名残り惜しくリビングのテーブルの方へとぞろぞろと這い進んだ
そして席につくと
「ハンバーグ、だと?」
「響の大好きなハンバーグよ?ママ頑張っちゃった♪」
子供っぽいと馬鹿にされそうだがハンバーグは大好きだ。
それも料理上手の母さんが作ったのだからきっと高級料理店にだって負けない
「母さん最高!」
「最高ならママって読んでくれないかな?」
えー…。でも一応感謝だし言わないとなぁ…。この年になってママ無いよなぁ…
「い、一回だけだぞ?」
「うんうん♪」
恥ずかしいからか顔が熱くなっているのが分かる
「ありがとう、ま、ママ…」
「はぅあ!!…GJ!!」
母さんは鼻を押さえているが何かあったのだろうか?
素敵なハンバーグタイムも終わり、そろそろ風呂の時間だ。
…え?風呂?
「女の子になって初めてのお風呂ねぇ♪」
「全国のモテない男に謝らなければならんなこれは…」
冗談をかましても焦り?は消えない
どうしよう…とりあえずどうしよう…。
よし、とりあえず風呂場へ行こう。そしてとりあえず服を脱ごう。そんでとりあえず何も見ずにとりあえず湯船へ飛び込もう。
※某コネクトのネタゾーン
とりあえずとりあえずがとりあえずでとにかくとりあえずを言いたいだけですよって何処のネタですかとりあえず。
語尾までとりあえずとは…。
いよいよ手の込んだ「心」ステマ作戦ですな。
※某コネクトのネタゾーン終わり
れれれ、冷静になれ、「1人で出来るもん」とか意気がってられないぞ?
女の子と言う未知の世界で1人でなんでも出来る訳が無い…
どうしよう…
そうだ母さん!母さんに教えて貰おう!
あ、でもこの年になって親との入浴はプライドが…。う〜ん…。
「一緒に入らない?」
「…いや、それはちょっと…」
「1人で出来るの?」
「うーむ…」
「じゃあ入りましょう」
「う、うわっ!?」
勢いで脱衣所へ押しやられた。この身体では母さんにすら敵わないのか…。これはちょっとマズイぞ…。
ササッ
スルッ
スー
そして母さんは俺の身ぐるみを剥ぎだした。
「ちょ、母さん!?じ、自分で脱げるからっ!」
「そぉ?ざんねん♪」
残念って何が…?まぁいい
それにしてもブラとパンツどっちから脱ごう…。
普通はブラからなんだけどそれじゃあ見えちゃうし、下も同じだ。
あぁもうどうすりゃいいんだよ!
「やっぱり私が…」
「脱ぐっ!脱ぐからっ!」
俺は意を決してパパッと脱いだ。
パンツを脱ぐ時、軽く転びそうになったが母さんが支えてくれた。…いつもこういうサポートならいいんだけど。
「おおおお…」
見てしまった、あられもない少女の裸体を…。…得した気分に…って俺は何を考えてんだ!この娘は俺だぞ!?
「さぁ入りましょう♪」
「おわっ!?」
いつの間にか脱いでいた母さんに軽々と持ち上げられ俺は風呂場へと運ばれていった。
我が家の風呂は結構広く、湯船には大人4人は余裕で入れて、洗い場的な所は大人3人は横になれる程の広さだ。
何故無駄に広いかと言うと、娘を6人くらい作って母さんも合わせてハーレム風呂にしたいという父さんの策略らしい。
素晴らしい発想だがウチは父さん、母さん、俺、中3の弟の博樹、小6の妹の七海の5人家族だ。残念ながら娘は1人しか居ない。
博樹は名前の割には頭が良くは無いが、運動も出来て明るく中3とは思えない程素直で真っ直ぐで可愛い奴だ。俺の自慢の弟だ。
母さんが「やっぱり兄弟って似るものなのねぇ」とか言ってたが俺はあんな素直じゃない。
妹の七海はとにかく可愛くて大人しい。背丈も150程あるせいか、年齢に対して大人びた印象がある。可愛くて頭も良くてスタイルも良い。ちょっとドジで天然だけど、それがまたチャームポイント?だと思う。
…まてよ?もしかして身長負けた…?そんなバカなぁぁぁぁ!!!
…ま、まぁこの2人はそれぞれのお友達と春休みを利用して旅行に行ってる。だから今家に居るのは母さんと俺だけ、父さんは外国で働いてる。そんだけ。
話は戻るが、この無駄に広い風呂は鏡も無駄にデカイ。俺は鏡を見る前に広い浴槽に飛び込んだ。
ポチャンッ
「ふぃーっギリギリセーフ…」
「あらあら、そんな慌てて入ると…」
「あぢぢぢぢぢ!!!」
熱い!熱い!
そうだ母さんは熱湯派だからいつも熱湯風呂にしてるんだった!もう釜茹で状態だ。俺は急いで浴槽から上がり、水の方の蛇口をひねった。
「だから言ったのに〜。でも熱がって悶える響も可愛いわぁ♪」
「突っ込む余裕も無いくらい熱いから、マジで…あっお湯の方ひねるの忘れt冷たッ!?」
俺は急いでお湯の方もひねった。うぅ、冷たい…
「ご馳走様です」
「何を言ってるんだ母さん…」
それにしても母さんと入るのは何年ぶりだろう…。そろそろいい年になるらしいが、まだまだ20代でも通れるくらい綺麗だ。
料理上手な美人母…。俺って幸せ者なのかもしれん。
「もぉ〜そんなにジロジロ見ないでぇ、恥ずかしいわぁ」
数分後、手際よく洗い終わった母さんが浴槽に入って来た。
「次は響の番ね」
「はぁ…」
全く、どうすりゃ良いんだよ。
俺は入れ替わるように浴槽から出た。そして鏡とご対面
「なんとまぁ可愛い」
自分で言ってしまった…
でも本当の事だから仕方無い
風呂に入ったからか身体はほんのり赤くなり、隠すべき所を手で隠しながら鏡をチラチラみる姿はなんとも言えない。
お子様体型なのに何処か色気がある。
凄くね?
「見とれてないで洗っちゃいなさい?風邪ひくわよ」
それよりどうやって洗おう…
「………(考え中)」
「なら私が洗ってあげるわぁ♪」
ザバァ
(今更ですが、響の母は美代って言います。はい今思いつきましたすみません)
美代は浴槽から上がるとスポンジとボディソープを手に取るとササッと響の背後についた。
冷水に浸けた超冷たいスポンジに泡をたて…
「えいっ♪」
「ゃあ!?」
響に押し付けた
「ちゅちゅちゅ冷めたい!」
「我慢しなさぁい」
母さんはスポンジで優しく俺の背中を洗ってくれている。
スポンジは冷たいが、慣れると気持ち良いかも…。次第に顔が緩んできているのが解る。
だって鏡の中の子がだんだんウットリしてきてるのだから
「ん、ぅんん…」
「背中でこの調子じゃ前は大変ね」
男の時と違い優しく撫でる様に洗うんだな?覚えておこう…。
うーん…やっぱ気持ち良いやぁ…
「次は前ね。…ふふふ♪」
「え?前って、ふぁ…」
母さんの右手が鎖骨に触れ、左手がおなかに触れ、そして両手が胸に触れた。って言うか鷲掴みした。する程の胸でもないが…
「ちっちゃくて可愛いおっぱいね♪ほらほらぁ」
「あっあっん、くぁ…」
母さんの指が突起したものに触れる度に俺から可愛らしい声が出る。
「ふふふ、可愛い声出しちゃってぇ、それっ!」
「んぁぁぁあああ!!?」
・・・・・・・・・・・・
「はぁ、酷い目にあった…」
「いやぁ響ったら可愛いかったわぁ…永久保存版ね」
「とぉっ!」
俺は母さんへ奇襲(頭をべしって叩くヤツ)を仕掛けた
スカッ
ぼてっ
「あだっ!」
しかし身長の問題で容易く避けられ俺はカーペットへ…痛い…
「母さんを倒そうなんて何年経っても早いわぁ♪あははっ!」
「大人気ない…」
「なんとでも言いなさい♪勝てない事には変わりないし、ママにとってその可愛い声は良い栄養よぉ♪」
くそう
それならばっ!
ダンっ
ダンっ!
「もらったぁぁ!」
俺は椅子に飛び乗りテーブルに飛び乗り、母さんへ目掛けて飛んだ
「ちょっとテーブルの上に乗るのは良くな(べしっ)痛いっ」
「ふふ…どうだ母さん!」
最高の気分だぜよ!
俺は仁王立ちでドヤ顔を決めた
「がはっ…なんたる萌え要素…」
萌えだか何だか知らんが俺は買った!ウィナーだ!
「男の意地を見たかっ!」
「ふふっ、確かに私を身体的(僅かだが)にも精神的にもダメージを与えたわ…。でもね?食卓の場であるテーブルにあろう事か足を乗せるだなんて…。ちょっと教育が必要かしらねぇ!!?」
「ひっ!?」
その時の響の顔は恐怖で青ざめていたという
まぁ鬼畜プレイもたまには良いんじゃね?いやむしろ萌えるよな!と思うナレーターだった
そして響は
「マイマザーイズ最強へいへい!」
「オオソーリー!ユアジャスティス!!」
「ウェイトプリーズ!」
と絶賛混乱中だった
「ふふ、ふふふふ、っふふふふふふ!」
怖っ…母さん怖っ
とその時俺は謎の違和感に気付いた
「……………」
「どうしたのぉ?今更謝ったって遅いわよぉ?…そんなに震えちゃって可愛い♪」
こ、これは…
尿意だッ!
…尿意、だと…?
確かに今まで来なかったのが不思議なくらいだが、このタイミングはまずい…。下手したら漏れる…
「どんなお仕置きにしようかしらぁ(小声)」
そうだ!これは逆にチャンスだ!上手く逃げれるかも!
「か、かか、母さん!」
ちょっと噛んだ
「あらぁ何かしらぁ?」
「と、トイレに行ってくる!」
とててててっ
ダッ!
バタッ!
「痛たたたたぁ」
「大丈夫?」
パジャマは今までの奴だからサイズが合わない
よってズボンを踏んでこけた。痛い…
何故かさっき(奇襲の時)はマトモに動けたのに…。ちくせう…。
それよりトイレ!早くトイレ!
俺は素早くズボンを捲り、トイレへ向かった
間に合った…。っ取り敢えず座ろう…。多分座るんだよな?オッケー。大丈夫だ、問題無い。
「っと、脱がないと…」
安心したら尿意が一気に…
よかった、パジャマは今までと同じのを着てるし簡単に脱げる
ただ、凄くぶかぶかでちょっと焦ったのだが母さんが
「そういうのも1つの要素なのよ♪」
と言ってた
何の事かさっぱりだが、せめてパジャマだけでも男物を着れるのはありがたい
とにかく座ったままじゃ脱げない
じゃあ何故座ったし
と余計な事か
早く脱ごう、今すぐ脱ごう
スルッ
ズボンは簡単だった
パンツは、パンツは…
くそっ風呂では色々あったせいで結局じっくり見れなかった秘境がこの中に
いや見たい訳じゃ、やっぱ見たいけど…。
でも罪悪感が…
って自分に罪悪感を抱くのは謎過ぎる。
…いずれ見るんだ!仕方無い!
サッ
脱ぐ前は大変なのに脱ぐ時はこうもあっさり…
そして目の前に秘境が!
年頃の女の子なら生えてもいい筈のものは生えていない。その為見えてはいけない縦すじが見えてしまった。
す、素晴らしいけど恥ずかしい…。
「や、ヤバイ」
そこまで迫る尿意に備え俺は便座に座った。
すてんばーい、すてんてぃんぐばーい
GO!
「んっくぅ…」
しょろろろろ
ちょっと快感が走った
遂に俺は男で無くなってしまった。
この前痛いのを我慢して包○から解放してあげた相棒は今頃何処で何をしてるのだろうか…
マイ、エクスカリバー…
その後はドアの向こう側の母さんの指導のもと、無事色々済ませた…
状況を察してくれたのだろう
母さんは何も言わずに協力してくれた。ホント感謝だ
こんど肩でも揉んであげようかな
それとも孫の手でも買ってあげようかな
・・・・・・・・・・・・
「お仕置きは別の機会にするわ。それより今日はもう寝なさい、疲れてるんでしょう?」
「…え?ああ、うん…」
そうだ、トイレを出てからまた睡魔が出てきた
もう眠い…早く寝たい…
取り敢えず俺は自分の部屋へ向かった
何故か母さんもついてきた
ガチャ
「…ん?これは…?」
「んふふ♪凄いでしょお」
なんか部屋が変わってた
元々目立つ物なんて置いてなかった俺の部屋が更に殺風景になってた。
そして全体的に青かった部屋は優しい白を基調とした感じになってる
つまり壁も床も天井もカーテンも白なのだ
とにかく白、オールホワイト、真っ白け
「なんとまぁ…」
「どうかしら?」
「なんか、本が減ってね?」
薄かったり分厚かったりする本が、唯斗から借りた本が、あと唯斗から借りたDVDが、てか唯斗から借りた全てのいかがわしい物が…
「女の子には不要でしょ?」
「明日戻ってたらどうするんだよ」
「また集めればいいじゃない。……ごにょごにょを」
「…………(泣)」
しゅんとした響に精神的ダメージを受けた美代だが、鋼のハートはやはり堅い
すぐに気を取り戻した
「もう眠いんでしょう?新しく買ったベットでゆっくりおやすみ」
「う、うん…」
「(ぐはぁ!)」
「おやすみ母さん…」
「うん、おやすみ響」
そして母さんは部屋から出てった
…今度唯斗に謝っとこう
俺は悲しくなると眠くなる体質なので、余計に眠くなった。
まぶたも思い…
フラフラしながらやっとベットへたどり着いた…。これで…やっ…と……。
ぼて
響の体はベットへ崩れ落ち、そのまま眠りについた
カチャッ
そろそろー…
ススー
「布団もかけずに…仕方の無い娘ね…。…ホント天使の様な寝顔ね…。」
響に布団をかけた美代は、我が子の頬をそっと撫でる
「これからはきっと大変よ…。くじける様な事もあるかもしれない…。でも頑張って…。ママは見守る事しか出来ないけれど大丈夫、あなたには沢山の味方が居るのよ…。少なくとも私は響の味方なのよ…」
そして最後に頭を撫でると
「おやすみなさい」
そういって部屋を出ていった
その姿は先程までのおちゃらけた美代ではなく、我が子を思う母の姿だった