初夏に入って
テスト期間だからって遅れてはいくないと思いつつ遅れました…すみません…
スタックのスタックが出来るまで投稿しない!と勝手なルールを決めてまして…
でもそれって何の為のスタックでしょうか?最近分からなくなってきましたよ…
そう言えば最近、ナレーションの人に感情が芽生えてきてる気がします
ナレーションの人は作者ではなく1人のキャラなので当たり前かもしれませんが…
作者は響さん逹にちゃんと「さん」付けしますもん
サーキュレーションの人はもろ呼び捨てですもん
「ひ、さ、し、ぶ、り♪」
「ど、どしたの母さん」
「ふふふ、一ヶ月くらいは響ちゃんに会えなかったからねぇ♪」
「毎日会ってるよ?」
「久々に堪能しますかねぇ♪ふふふ♪」
「ちょ!?母さんナニやってんだよ!?あああああああ!!」
「うわ!」
ガダッ
「どうした明治、もしかしてこの問題が解ったのか?寝てたのに」
「「あははははは」」
「え?あ、あはは…。わかんねぇっす…すんません」
ガダッ
ココは、学校?
…ああ、寝てたのか…
さっきのは夢だったのか
うーん、なんでいつも夢の中に母さんが居んだろ…
それにしてもみんな笑ってるし、竹中先生はイタズラっぽく笑ってるし…
恥ずかしい、恥ずかしいぞ
「和んだ所で藤崎、お前が代わりに解け」
「なんで俺が…まぁいいっスけど…」
アイツこんな問題が解けるのか!?
「えーと、sin90°(60°+30°)=si(ry」
「よく出来たな。まぁこんくらいなら『寝てても』出来るよな」
「何言ってんスか先生、寝てたら俺も解りませんよ」
「そうか?…まぁそんなもんか」
そこで藤崎が俺に向けてウインクをする
俺は取り合えず両手を合わせて「すまない」のポーズを取るが、心の中ではこんなだった
『フォローしろks!!なんで出来んだよks!!』
直接言ってやりたかったけど授業中は流石にね…
今更だが、季節は7月
夏の熱さもこの高校では何の意味もない
何せクラスに2つはエアコンがあるからだ!
凄いだろ!?あり得ないでしょ!?
コレがエリート高校かぁ
今までの流れだと窓も閉められ、蒸し風呂状態の教室で『エリートだから耐えろ』とか言われて勉強させられると思ってたがそんな事は無かったぜ!
それはそうと、夏だから夏服なのは当たり前
この白い肌が露出するのは別に構わない
どうせ藤崎がかぶり付く様に見るだけだし
しかし半袖でエアコンの効いた部屋に居るとなるとちょっと肌寒いのだ
この体になってから体温の調節がかなり難しい…
やはり女子と言うのは何処までも男とは違うのだろうか…
それはそうと、7月と言えば夏!夏と言えばプール!
プールと言えば…スク水!
スク水と言えば可愛い女の子!
可愛い女の子と言えば…俺も女の子!
わかるだろうか…
俺は女……
夏と言えばプール………
はぁ…
明後日がその日なのだ…
「響ちゃんはどんな水着きてくの?」
「俺も聞かせて〜!」
「藤崎は帰れ」
「酷いぴー!」
「何の話をしてるんだ華菜?」
「あ、宏紀もダメ!女の子の会話に割り込むなんて良くないよ?」
「なる程…ほらっ、行くぞ藤崎」
「えぇ〜いーやーだー!」
「泰○ラーメンで何か奢るから」
「おけ!!」
「「(安っ!?いや高いか…)」」
て言うか女の子の会話って…うーん…
罪悪感だよな…うん
罪悪感がヤバい…
「そう言えば高橋と三島さんって名前で呼び合ってるけどさ」
「ん?うん」
「もしかして…付き合ってる?」
「……………」
「…………?」
え?…え?
「……………」
「…???」
ま、まさか…
「そ、そんな訳無いじゃん!私と宏紀は幼馴染みよ!…ただの幼馴染み」
「良かったぁ〜」
いや〜良かった!実に良かった!
「良かった?」
「あ、何でも無いよ!?」
「そ、そう?」
だって今の俺は三島さんが一番だもの!
「まさか、宏紀を狙ってる?」
「え?」
「そうなのね…」
いや、あり得ね〜って…
「それは無いかな」
「…本当に?」
「う、うん…」
目がコワイです
でもそんな三島さんも素敵だぜ…
って感じに紳士タイムに入れたらなぁ…
「じゃっ話を戻すわね♪」
「どんなだったっけ?」
どことなく嬉しそうな三島さん
三島さんが嬉しければ俺も嬉しいのだが、何処か悲しい気分になった
「忘れたの?水着よ水着」
「そうだ、水着だった!…俺、まだ水着持ってないんだ…」
「え?一着も?」
「…うん」
「スク水も?」
「あいっす…」
「そんなキレイな肌をしてるのも一度もプールに入ってないせいね…。まさか海にも?」
うーん…何て言うか…
しょうがないよね、逆に持ってたらアレじゃん?
でもみんなはそんな事情なんて知らないしなぁ…
「で、でもねっ、今日母さんと買ってくるんだっ」
「そうなの?何処で?」
「多分しま○らじゃないかな?」
「し○むら?あそこ水着なんてあったっけ?」
「うーん、やっぱ解んないや…」
「ええ〜、私も一緒に行きたいなぁ」
俺も三島さんと行きたいよ…。
母さんと行くとまた着せ替えさせられるし…
そう言えば三島さん達女子は水着くらい持ってる筈なのになんでだろう?
取り合えず聞いてみた
「でも三島さんは持ってるんじゃ…」
「え?ほら、普通は1年毎に新しい水着は買うものでしょ?服も2ヶ月に一回は買わないと気が済まないしね♪」
「え?」
「『え?』って響ちゃんも買ってるでしょ?」
え?…え?
いや、俺んちは昔から母さんが適当に買ってきた服しか無いんだが…
今は適当かどうかは分からないけど母さんが買ってくる事には変わりない
だって俺が自ら女物のなんかを買うとかあり得ねえしなぁ…
「母さんが買ってきたヤツしか着ないよ?たまに買ってくるからいつ買うかどうかとかは分からないな。それに家ではいつも適当な服しか着ないよ」
「うーん、今度からは自分で買ったら?」
「あ、いや…自分で買うのは…」
「じゃあ今度一緒に行きましょうよ」
「え?はい!喜んで!」
あ、とっさに返事しちゃったよ…
俺の頼りない脳はさっきの三島さんの誘いをデートだと都合の良い解釈をしてしまったようだ…
「ふふふ、来週あたりに行かない?」
来週…早ええ
でも折角三島さんが誘ってくれてるし…
「い、いいよ!来週ね!」
「響ちゃんとお買い物かぁ…色々と新鮮だなぁ。そう言えばさっき言ってた適当な服装って?」
「ん?ああ、…確かキャミなんたら?とルーズなズボン?だけど?」
「それ、殆ど下着じゃん」
・・・・・・・・・・・・
さて、家に帰ってきた訳だが何をしよう…
prrrrr
メールだ…
FROM糞唯斗
件名無し
本文
アドパしよーぜ!
唐突過ぎるが良いだろう!
to腐れ唯斗
件名OK
本文無し
折角買った長めのLANケーブルもやっと出番が来て喜んでるだろうな
数分後
(ボイチャは『』、響さんは「」で表示されます)
『おいっす』
「おお、アキタも居るのか!」
『俺が呼んどいたわ』
『いやぁ〜最近はテキチャばっかで響ちゃんの声が聞けなくて残念だったよ。音声では久しぶりだね』
「確かに久しぶりだなぁ。でもボイチャ使いの女性ユーザーの少ないあのゲームでこの声を出すと…」
『馴れ合い厨と出合い厨が沸くからなwww』
『あーね』
『まぁ、俺はほぼ毎日聞けるから両耳の幸せは保証されてるけどな』
『ズルいぜマジで…。でもアドパなら3人で部屋に篭ればそんな心配も無いよな』
「いや…まぁそうだけどさ、割と迷惑だよね…3人で1部屋とか…」
『そんな事は置いといて、準備は出来たかおまいら』
『ああ、準備ってか縛りは整ったぜ』
「粉塵…持ってったらだめかなぁ?」
『ダメダメ、それじゃアキタの縛りの意味が無いだろ?』
『回復手段が笛のみとか…だがそれがイイ!』
『ほらな?アキタはやり込み過ぎて縛り無しでは狩りに行けない体になったんだよ』
「もう…シラネ…どうせ俺はガチ装備のキモメンですよ…」
『響ちゃんは女の子だから許す!!』
『同意だな…安心すろ響』
「唯斗てめえ…」
女の子呼ばわりすんなし
(説明が遅れましたが、響さん達は2ndGをやってます。何の2ndGかは言わなくても解りますよね?だって年齢制限関係なしにやる小学生も居るくらいですし…)
『響ちゃんって女の子でしょ?確認するまでもないけどさ?いくらショタボイスでも限度があるしね』
「いや…まぁ女の子やらせて頂いてますけど」
『ぷーwくくくwwwアヒャヒャヒャwwww』
笑ってんじゃねーよ糞唯斗
『で、何で女の子の響ちゃんが男性キャラ使ってるの?』
うわ…どう返答すりゃいいんだよ
ん?メールだ…
FROM糞唯斗
件名 助けてやっから話を合わせろ
…?
て言うか文字打ち早ええ
キーワードを打ちスピードも尋常じゃ無かったが…これは凄い
『そのキャラ俺が作ってやったんだぜ』
『そうなのか?響ちゃん』
「え?あ、うん!あの時はまだ機械やゲームの初心者だったんだよ」
『へぇ〜。確かにSIDEN、とか厨2臭い名前は女の子には付けられないな』
『うっさいわwww』
うっさいわ!!
…まぁ当時は中2だったけどさ
『紫電』は無かったわ…
「で、何行く?」
『ラオ!』『ラオ!』
「おまいら…改ネコ使ってる奴等と同じなのかよ…」
『いや、普通におもれーし…』
『ラオに防具縛り=尻尾との闘い=胸アツ』
『更に戻り玉縛りで回避方法はハリウッドダイブに絞られる、だよなアキタ』
『やりようによれば他にもあるが、一般的にはハリウッドだな』
「どうでも良いけど、俺は弓で来たよ」
『俺は笛』
『俺はライト』
「…………」
『アキタ、お前双剣な』
『イヤダ!ボクハ銃ガイイノッ!』
『しょうがねぇな…片手持って来るわ』
盾の意味ねぇじゃん…
20分くらい後
「うおおおおお!」
『回復薬うめぇwやっぱ片手は最高だぜ!』
『バリスタァァァ!好きだぁぁぁ結婚し…やっぱ響ちゃんがいいいいいい!』
アキタまで藤崎病が…
まぁいいや
ヤツも近づいて来たしそろそろアレを使いますか
「いけぇぇぇ!ドリルボンバァァァァァァ!!」
ててててーててててーててててーてーてん
『おお、龍撃砲で葬ったか』
『いつもはあっさり終わるラオも報われる終わり方だな』
「そんな事より剥ぎ剥ぎタイムだ」
そして恒例の鬼ごっこ
「待て、弓のあの引っ張るヤツってリーチ短くね?」
『何を言うか、ライトなんて…』
『片手最高☆』
「よし、唯斗ボコろう」
『同意』
『ふふん、こっちにゃ盾もあるんだぜ?』
「やっぱ遠距離ありにしない?」
『え…それはズルくね?なぁアキタ?』
『ズルクナイ!全然ズルクナイヨwww』
「2対1だなw」
『ふっふっふ…俺がただの成績の良いヤツだと思っただろう』
「どゆこと?」
『こう言う事だ(シュッ)』
「うわ!なんかめっちゃ飛んできたっ!?」
『気を付けろ!投げナイフだ!しかもMCだ』
「MC?」
『流石はアキタ、チートまで知ってるとはな…』
『…唯斗よ、貴様は俺を怒らせた…』
『…MCを使える人間はいくらでもいる…これ=』
『まさか…』
『ライトの連射パーリィだッ!』
『ぎょええええ!!』
よく分からんが鬼ごっこは制した
アキタが唯斗のまぐれヒットを受けると、個人で編み出した『攻撃の物理的広域化』によりすぐさま唯斗が鬼になる
俺に当たればすぐにアキタへバトンタッチ
結果は言うまでもない
ちょっと可哀想だったけど、まぁ唯斗だしいいや
「そう言えば支給品の対巨は俺が全部持ってったのに何でおまいらも持ってたんだ?」
『10個持ってった』
『俺も』
「え?」
後に
「コレ、実はリアルに連射出来る様になっているんだ。だから移動しながら連射出来たんだぜ?だからMCじゃないんだ。しかも作った俺が配布してないから俺だけのチートなんだぜ」
って言ってたが、俺には何の事かさっぱりだった
でもチーターって凄いな
ゲームは純粋に楽しむ響にとってチートはとても新鮮だった
でもオンラインでチートとか確実に叩かれるし、自分は辞めとこうと思ったみたいで安心である