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響さんの日常  作者: ZEXAS
彼氏彼女になるまで
15/91

スポーツ際(中編2)

ついに目次で「次へ」が出ました!やったね!


今回は「スポーツ的なイベント」はありません


いわゆる飯回です。それと後半はほぼ視点が変わります


あんま意味の無い話なんで飛ばしても構いません



「落ち着いたか?明治」


「す、すみませんでした…先生、みんな…」


「なーに謝ってんの!ほら、みんなと飯食おうぜ!」


藤崎は馬鹿だけど優しいな…。

見た目も良いし少し大人しくなればモテるんじゃないかな…。


「リレー、変わろうか?」


「大丈夫だよ…三島さん」


これ以上女子のみんなには男として、1人の人間として迷惑なんて掛けられねぇよ…。


「明治の弁当取ってくるよ」


「悪いな…高橋…」


ムードメーカーの高橋

いつもクラスの中心人物で、まとめ役

俺にも優しく接してくれるイイヤツ


「お、俺だけ無視!?そりゃないよ響ちゃん!」


「ああ、ありがとな藤崎…お前には色々と感s、謝する事も特に無いな」


「ぎょひーーーッ!キッツイ一言ありがとーーッ!」


やっぱ藤崎は馬鹿だな…



そこへ1人の人影らしきC組のウンコTHEウンコ

大唯斗便がやってきた


「一緒に食いに来たぜ」


「現れたなクソ唯斗」


「おいおい、女の子がそんな言葉使いはいけないぜ☆」


「う、うげぇ…」


「酷いなぁ響は…ハハハ」


「あはははっ」


いつもの絡みである


「Cの森永唯斗?それって超有名人じゃない!?」


と三島さん


「え?そうなの三島さん」


俺がそう言うと


「俺も是非とも聞きたい」


と唯斗も続けた


唯斗が有名人?何の事?


「ああ、アンタが森永唯斗か…。男の俺でもビビるくらいのセクシーさだな…」


と藤崎


「1―Cの森永唯斗さんと言えばこの地区の女子の間じゃスッゴい有名人なのよ?容姿端麗で超頭良いしスポーツ神経も抜群。いわゆる学園のアイドルね。響ちゃんは知らなかったの?」


学校ではなく地区まで届くのか…

嫌味な奴め…クソ唯斗…


「俺はそんな中身の無さそうな奴の噂なんて知らなかったなぁ…」


第1女子じゃ無かったし


「響は酷いなぁ。ま、昔からだな」


「そう言えば唯斗君は何しに来たの?」


「確かに学園のアイドルが来る所じゃないなぁ…。学園のアイドルって言ったら先輩方の所へ行くもんだと俺は思う。うん」


藤崎は何を言ってんだ…


「何をって響と一緒に弁当を…」


「「響ちゃんと!?」」


三島さんと藤崎の声がハモった


「そうだが?親友だし?」


「「親友!?」」


「「そうなの響ちゃん!?」」


「え?あ、あぁ…まぁ腐れ縁って奴だな。中学からの付き合いだしな」


「「付き合ってるの!?」」


「「ばっ馬鹿!そんな訳がある訳っ!…あっ」」


今度は俺と唯斗がハモった

「「ふっ、あははは!」」


今度は2人で笑った


「何か脈有りねぇ」


「響ちゃぁん…」


「「だから違うって!」」


そこで空気に黙って話を可笑しそうに聞いていた竹中先生がこう言った


「森永、この高校は不純交際は認めてないぞ?それに明治は色々と大変だからな〜。あくまで親友より上のラインを越えないようにな。はははは!」


「冗談キツいっす先生」


「そうですよ!誰がこんなイケメンとっ!」


「確かにイケメンよね」


「イケメンだな」


「俺は知らんがな」


「自覚してねぇのか森永」


「あ、こいつ馬鹿なんで」


「響よりは頭は良いです」


「ぐぬぬ…」


こんにゃろー!


「おーい!明治ぃー!取ってきたぞぉー!」


「お?ありがとー高橋ー」


「俺も仕事に戻らなきゃな。じゃあなお前ら〜」


「じゃあねー先生〜」


竹中先生も大変なんだなぁとみんなで実感してると、弁当の香りが超良かったので俺は腹を鳴らしてしまった。


「はは、腹減ったなぁ〜」


「響ちゃん…女の子は普通恥ずかしがるものよ?」


「え?そうなの?」


「響ちゃんは無垢で可愛いなぁ」


「うっせ藤崎」


「おひょぉぉぉぉお!?」


取り合えず飯!飯だ飯!




「「な、何故に?」」


「え?おかしいか?」


「うん、すこぶるおかしい…」」


何の事かと言うと、俺の弁当の事だ


全部ミス○

ミ○ドは旨い

ミス○ミ○ド○スド


甘くて旨い○スド


「急に女の子になったな響…。パパは嬉しいやら悲しいやらで複雑な気分だよ」


「ミス○食うだけで女の子扱いはよしてくれよ」


「いや、弁当が全部ってのは流石に甘党女子過ぎるわ…。それに響ちゃんは何処からどう見ても女の子よ?」


「う、あぁ…そうだったな…あははは…」


ま、まさか甘いモノが好きになったのは女になったせいだと言うのか!?


「ドーナッツばっかりだと飽きちゃうでしょ?ミクドのポテト買ってきたから食べなよ」


「い、良いのか高橋?」


「お、おい高橋とやら、止めとけ!これは唯斗お兄さんからの忠k」


ひゅんっ


「へ?」


「あーあ…言わんこっちゃない…」


皆が気付いた時、高橋の持っていたミクドナルドのポテト(Lの3袋)は跡形も無く消えていた


そして、満足そうな顔を浮かべる響を見て、唯斗がこう言った


「こいつ、重度のフライドポテト愛好家なんだよ…」


「全てのポテトは我の為にありっ!」


びしぃっと天を指差し笑顔でそう言う響はまさに天使だったと、響を覗く4人は後に熱く語ったと言う


「いや、ポテト好きの女の子ってのはどうだろう」


「唯斗は嫌いか?」


俺は座っていても身長的に唯斗を見上げてしまう


「だいしゅき!」


「そうか!唯斗もポテトは好きか!」


「脈有りって言うか響ちゃんは天然モノの天然ね…。て言うか唯t…いや、何でも無いわ…」


「俺はそんな響ちゃんも好きだぞっ!」


「ポテト女も悪くは無いよ」


「おうおう!皆もポテト好きで何よりじゃ!って言うか高橋てめぇ…」


「ポテト王女!」


「いや、それもなんか嫌だ」


すこぶるポテトな昼飯だった


ミ○ド涙目




・・・・・・・・・・・・




(ちょっと先生トークの為視点って言うか場面が変わります。飛ばしても構いません)



「今年の女子は張り切ってますなぁ。ねぇ竹中先生」


「確かに今年は凄いですね」


俺は今、1―C担任の武田先生と話中

恐らく生徒自慢でも始まるのだろう


「竹中先生は何でだか解ります?」


「恐らく1年生の森永唯斗のお蔭でしょう」


「やっぱりそう思いますか。成績も良いし運動神経も抜群、入学式の日にクラスをまとめる偉業を成し遂げた俺の自慢の生徒ですよ」


「あれ程珍しい生徒はこの先見掛けないかもしれませんね」


「でも、竹中先生のクラスの明治響も中々見ない女子ですよね」


「あはは、赤点王女ですからねぇ」


「確かに国語、数学、英語…どれを取っても良い成績とは言えませんが、あの運動神経は凄いですよ」


1−Cの武田先生は保健と体育が担当で、明治の凄い運動神経をいつも目の当たりにしてるようだ


この学校の教師は皆、明治の事情を知っては居るものの、信じる者は少ない


いくら言葉遣いが男っぽくても言ってる事ややってる事、反応まで子供っぽい為、大半の人が『カッコいい男に憧れてるちっちゃい女の子』と言う扱いだろう


本人に言ってしまうと多分泣くと思うが、俺も最初は信じなかった。


しかし、最近までの行動を見ると、男らしい『だらしなさ』や、男らしい『頭の悪さ』は目を引く


そして、この腐った世の中には珍しい『熱いハート』を持っている


彼女が本当に体が男になったら、それはもうカッチョいい男だろう


誰よりも強く、誰よりも熱く、頭は悪いしだらしないが、皆には優しい


俺が目指す男性像に限り無く近い



「あいつは可愛い野郎です。娘みたいなもんですね」


「素直ですよねぇ。今時本当に珍しい」


多分、馬鹿なだけだろう

だが、俺は馬鹿な奴は嫌いじゃない


「それにしても女子はみんな森永の目を引きたくて頑張ってるんですかね?」


「だと思いますよ?どうみても女子の森永を見る目は…。まったくけしからん、ここは神聖な学舎。勉学に励み、清らかな汗を流す神聖な学舎だと言うのに」


「気持ちは分かりますが、やっぱり男と女が同じ場所に居ればそれなりの感情が芽生えるのも仕方無いですよ」


「それもそうですね…。多少の関係は目を瞑るのも時…には大切…ですよね…」


「すみません…」


「いいんですよ…」


武田先生は過去に生徒の男女の関係が問題で色々な事があり、男女の交友には目を光らせている


それは全部、過去にその生徒達を救ってやれなかった懺悔でもあり、そのカップルへの謝罪の気持ちから来てるのかも知れない


救ってやれなかったと言っても命に関わる事件は無かったのだが、男子生徒と女子生徒の心には大きな傷が生まれていたに違いない。



この先生は普通教師が立ち入らなくても良いような所まで入って生徒を救おうとする本当に良い先生だ



さて、また明治の話でもするか…

さしずめ、娘自慢となんら変わりない気がするが、まぁいい





・・・・・・・・・・・・



さて、いよいよリレーが始まる


最初から最後までノーカットだから1時間は余裕で掛かる為、余裕を持って1時30分からスタートする


男子リレーと女子リレー、最後に合同リレー


どちらのアンカーでもある俺は少なくとも8周はしなくてはならない


まぁ、楽しいから良いけど



「明治は誰を応援するんだ?」


高橋がそんな事を聞いてきた


「うーん…」


クラスの野郎共も頑張ってるみたいだし、応援しても良いんだが…


「俺は、唯斗ん所に行ってくるよ」


「ふふっ、やっぱり明治はそう言う事なんだな(やっぱり脈ありっと。メモメモ)」


「え?」


「いや、早く王子様の所へ行ってやれ。喜ぶぞ」


「ん?あぁ、じゃあな」


ニヤニヤしてる高橋に別れを告げ、俺は唯斗が見えるようにトラックの外側へ向かった。


まずは男子リレーから

唯斗の力…久々に見してもらおうか!




さて、いままでの話を見てくると誤字脱字はもちろんの事、スポーツの内容の描写とか適当など…色々と問題だらけです


そんなこんなで次回は「もうスポーツ描写なんて無理!無理矢理終わらしちゃえ!」感が漂う話となります…



まぁ、あくまで「恋愛小説」なんでスポーツ描写とか要らないですよね?と逃げさせて頂きます…



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