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未来変更 ~Change the future~  作者: 沌弩羅♂
第1章~弥生時代~
3/5

第3話~解決~

「おい!あけろ!」

「……ダレジャ……」

「そんなこと、どうでもいい!いいからさっさと開けろ!」

「……ダメダ!………」

「なんでだよ!もういい!入るからな!」



ガチャッ!



「ハッ、ハイルナ!……」

「おい!おまえ!金印を持っているだろう!出せ!」

「コレヲワタスワケニハイカナイ……」

「うるせェ!ウラァァ!」

俺が、卑弥呼を殴ろうとした。その時…

「…ワガマエニヒレフシ、ワレニチュウセイヲチカウノダ!……」

すると、俺は突然体が重くなり床に吸い寄せられるように、倒れた。

「ど、どういうことだ…」

「……フッフッフ、ワガジュジュツニヨリ、オマエハウゴクコトガデキン!…サラニ、コノジュジュツニハセイメイリョクヲスイトルコウカモアル……ワラワノカチダ!……」

くそっ!どうすればっ…

「こんなことなら…この問題に、首を…突っ込むんじゃ……なか…っ…た……」

俺は、力尽きてしまった。




『…し、強…志さん、あなたはここで負ける定めではありません。立ち上がってください。今あなたが負けてしまえば、未来が大変なことになります。どうか、どうか…』




……今のはなんだったんだ…夢か?それとも…お告げ……?

ん?体が、動く!?どういうことだ!まさか!

俺はとっさに首にかかっているペンダントを見てみた。やはり…このペンダントは探検家だった俺の親父が、先住民族からもらったものだ。親父によると、このペンダントには悪の力を振り払う力があると言っていた。

その効果か…。ってことはこれ以降あいつの呪術は効かない…

でもどうやって倒せばいいんだ…。

くそっ!どうすれば…




…!

そうだ!このペンダントを卑弥呼にぶつければ…!



…勝てる!



「おいっ!卑弥呼っ!」

「ナンダ……!」

これを外したら俺は…終わる…

「くらえっ!」

「ン!?ナンダッ!」

オラ゛ァ゛!

「ナンダ!ソンナモノデ、ワレヲタオソウトイウノカ!……」

「そうだよ!おまえはそれで…おまえを倒す!!!」

すると、卑弥呼の体に異変が起きた。

初めに足が縮んでいった。

「コ、コレハドウイウコトダ!…」

「ふっ、そういうことだ!」

そうしてあいつはどんどんちぢんでいった。

ついには、180cmほどもあった身長は150cmほどになっており、先程までの険しい顔つきも美しい顔に変っていた。

「わ、わらわは今まで……」

「あなたは、魏の国の使者なるものから金印をもらいましたよね?」

俺は、さっきなげたペンダントを拾い上げながら聞いてみた。

「確かにわらわは受け取ったぞ。しかしなぜそなたが知っておるのじゃ?」

「門番のおっちゃんに聞いたんだ。」

「あぁ、彼ですね。彼には後で褒美を取らせましょう。」

「それより早く、その金印をはやく壊しましょう。また乗り移る前に、はやく!」

「そうですね。わらわにやらせてはくれないか?この忌々しい金印に一撃加えたいのじゃ。」

「わかりました。お願いします。」

すると卑弥呼はなぞの呪文を唱えだした。

「…炎の化身イシュラファーよ、わらわに力をお貸しください。……ハッ!」



ボォォォォォォン!!!!!!



「うぉ!ビビった~!えっ!?卑弥呼さんってで呪術使えるんですか!?」

「そうじゃが…。なぜわらわが呪術を使えるのを知っているのじゃ?」

「そうだったんだ…。あ、なんで知っているかっていうと、あんたが…その…操られてたときに、俺を金縛りに合わせてきたんだよ。俺、そんときは操られてるから使えたんだと思ってたけど、ほんとに使えるんだ!」

「そうだ。ところでそなた。この国のものではないじゃろう。どこからきたのじゃ?」

「う~ん、なんていうか未来?から来ました…信じてくれないと思うけど…」

「いや、わらわは信じるぞ。」



―――――――――こうして俺は、卑弥呼を助けた。結果的にはな。

つーか、俺……



いつまでこの国にいなくちゃなんね~の!?

もしかして死ぬまで?いやだ~~~~!!!!!死にたくないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!



グヘッッッッ



「……うぅ、どういう…こと……だ……。頭が……」

俺は、突然馬に蹴られてしまった。

「大丈夫か!」

知らない人が俺に駆け寄ってくる…

『どう見たって、だいじょばないだろ!』

『お前、平成だったら捕まってるぞ!』

…と、心の中で毒づきながら、呼びかけている人の声がどんどん遠くなっていく……

「おーーーい!ぉ----ぃ!」

もう駄目だ……



チュン、チュンチュン



ん?意識があるぞ…

っていうことはもしかして助かったのか!?

とりあえず周りを見てみるか…

そう言って立ち上がった瞬間最初に目に入ったものは……



大きな屋敷だった……

遅れました!

次回、すぐに投稿できるかはわかりませんが、気長に待っていてください。すみません。

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