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私が覚えた違和感は、あながち間違いではなかったと思った話

作者: はやはや

 現在、就職活動をしている。

 前職と全く違う職種に就きたいので難航を覚悟しているところである。

 7月の話。

 とある就活応援イベントの合同企業説明会に行った。とはいえ規模は小さく5社が企業説明会に参加していた。その中に大手警備会社があった。


「警備会社といえば?」


 ととえば1番か2番には名前が出てくると思う。

 説明会を担当していたのは、にこやかな女性だった。その方は『警備の仕事は危険ではない』ということを強調したかったのだと思う。

 パワーポイントのスライドの最初の方で〈警備は警察とはちがう〉という文言があった。一言一句覚えている訳ではないのだが、その方は


「我々の仕事はお客様の安全を守ることであり、警察と違って犯人を逮捕したり危険な現在に居合わせることはありません」


 みたいなニュアンスのことを話した。ここで私は「?」と思うと同時に「そりゃそうでしょうよ」と心の中で思った。詳しく説明すると「そりゃそうでしょうよ」は〝逮捕〟は警察しかできないよね、と思ったのと、「?」は警備員こそ危険では? と思ったのだ。


 なぜかというと、例えばビルの警備をしていて、いかにも怪しい人物が入ってこようとしたら警備員は声をかけその人物がビル内に侵入しないようにするだろう。しかし、ここでもし、その怪しい人物が刃物を振り回したら危険な現場に居合わせるのは警備員ということになる。

 警察がくるのは誰かが通報した後であって、警察が現場に到着した時には犯人が逃げているか、誰かに取り押さえられているか、下手すれば警備員が何らかの犠牲になっているはずである。


「我々の仕事はお客様の安全を守ることであり、警察と違って犯人を逮捕したり危険な現場に居合わせることはありません」



 うん。違和感しかない。

 そう思って帰ってきた。

 そしてその説明会があった翌月のことである。

 私が覚えた違和感は、あながち間違いではなかったと思った出来事があった。朝、ニュースを見ていた時のことである。


 とある地域で泥酔した警察部長が駅で駅員に介抱されていたが暴れ出し、警備員が宥めに入るとその警備員を平手打ちして逮捕されるという事件が起きた。


 やっぱり実害を受けるのは警備員なのだ。

全国の警備員さん体をはって仕事をして下さりありがとうございます!

読んでいただき、ありがとうございました。

無事、就職が決まりました!

無理しすぎず働いていきたいと思います。

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― 新着の感想 ―
警備という名前に惑わされ 警察の補助任務がメインと思われがちな警備員ですが 特に施設警備の実態は 防犯より防災に重きを置かれているのでは、と思ったりします 泥棒はお金だけ盗むけど 火事は全て根こそぎ…
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