girl look a boy
「君に今晩、僕の秘密を教えてあげるよ」だなんて言って、強引に私の腕を引っ張って連れて行かれたのは、
やっぱり品のない、だらしのない、悪趣味な赤いカーペットと、その上にいかにもアンティーク臭のする天蓋付のダサい、そして古いベッドしかない部屋。
って、これってやっぱり私をた、たたたたたたた、食べてしまうおつもりかしら?
いやいやいやいやいや、それはいでしょ、私まだ14歳だし、
かわいいって言っても、まだまだ青い、成熟しきっていない美しさって言うか、
そんなことを考えていると、またもや強引に、ベッドに押し倒された。
あぁ、結局こうなるんだ
なんだ、この人ロリコンか
「美しいよ、美しすぎる!まるで人形のような美しさだ!」
いきなり興奮しだしたこの変態ロリコン野郎
私の純潔もここまでかと思っていた矢先、
いきなり窓ガラスが割れた。
そして、その破片という破片が、変態ロリコン野朗に突き刺さり、顔面に一筋の赤い線を作って倒れた。
さらに私を驚かせたことがある
それは、
目の前に、暗く、青い髪と透き通る青い目、光の反射を浴びているからかものすごく白い肌。
そんな整った顔立ちで、年齢は私と同じくらい、
でも、服は見てわかるほど、ボロボロで、何年も着まわされているからか、袖の短い平民の服。
そんな、そんな格好をしているのに、私は少し見とれてしまっていた。
私はうれしかった。
こんな気持ちは久しぶり。
世界が、退屈ではなくなった。
めっちゃおくれてすいませんでしたorz




