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カンタレラ  作者: KU☆ZU☆O
4/5

boy went to the OOO

 僕は今、ラリアール城の石垣の下の草むらにいます。

 さすがに12月の草むらは寒いです。

 何でも僕は、隠密行動班に配属されたそうですよ。

 ええ、何がなんだかわかりません。誰かにこの状況を説明してほしいほどですよ。

 とにかく、この地元でも高いと有名な石垣を登って、どこかの窓ガラスを割って進入するらしいです。窓ガラスを割るのが僕の役目だったりします。

 それにしても寒い、寒すぎるので早く終わらせましょうか。

 これでも運動神経には自信がある僕は、昔この石垣を登りきったことがある。

 その時と同じ感覚で、石と石の間のくぼみに手を掛け、足を掛け、登りきった。意外と楽だ。

 目の前には、大きな城がある。

 これが目標の城のわけだけど、問題は、どこの窓を割るか。

 ダンスパーティーをしているであろうメインホールは除外、目立つから。

 次に、客人を迎え入れるであろうエントランスホールも警備が厳しいという理由で除外。

 残っているのは、といってもこのラリアール城には、数え切れないほどの部屋があるが、考えられるのは、ろうそくの火の着いていない部屋。

 僕は、探してみた。

 一番角の部屋、警備員がいるので除外、エントランスホールの奥の倉庫、怖いから却下、屋上、高い、届かない、探して、探して、探して、気がついた。

 僕は何をしているんだ?何で泥棒みたいな真似をしているんだ?

 あれ?えーっと?と考えているうちにちょうどいい部屋を見つけた。

 警備の人はいない、暗がりで、二人ほどいるけれど問題はなさそうだ。

 ここに決めた。

 配られたトンカチで窓ガラスを叩き割り、中に入って、驚愕している男性を思いっきりたたいたら失神した。

 周りを見渡すと、ベッドの上に、きれいな銀髪の、人形のようにかわいい、14~16歳あたりの少女がいた。

 あまりの彼女の美しさに、僕は数分、いや数秒見とれてしまっていた。

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