boy meets stew
腹ペコ少年 ロウ=ラクシアルの物語の始まり
これからどうなるかは作者にもわからない!?
完全に見切り発車DAZE☆
夜のラグリシア川、そこにあるタクラール橋の下、
そこに、四十人は優に超える平民たちが集まっていた。
その中に、僕、ロウ=ラクシアルはいた。
実は僕がここにいるのには理由がある。
約一時間前、ここ三日ほとんど何も食べてなかった僕は、凄くおいしそうな匂いがしたこの橋の下にやってきたんだ。
そしたら、一人のおじさんが大きな鍋にいっぱいシチューを入れて配っていて、それをみんな並んで受け取っていて、
だから僕もそのシチューを受け取ったんだ。そしたら、
「若いのに大変だな。まあがんばんな。」
っておじさんが僕に言ってきたんだ。
それから、僕が近くにあった大きな石に座ってシチューを食べていたら、周りの人たちがさっきのシチューのおじさんみたいなこと言ってきて、少しシチューを分けてくれたり、お菓子をくれたりした。
もちろんそれも全部おいしくいただいて帰ろうとしたら、みんなが川のほうに向かって並んでいたんだ。
また何かもらえるかも!って思って僕も並んだら、みんなの前に髭ボーボーのおじさんが出てきて、話し始めた。
「みんな!今日は集まってくれてありがとう。
俺のこんな馬鹿げた作戦にこんなにたくさんの人が集まってくれるとは正直思ってなかった。
今日は、今日こそは、俺たちを虐げ続けてきた貴族たちに復讐をしてやろう!」
すると、まるで地鳴りの様に大きな声で『オオ!』とみんなで答えていた。
これがさっきまでの話。
今、まさに今、みんなに銃やら剣といった武器が配られている。
僕はこれからどうなっちゃうんだろう?
一日で行けるところまで行きます。
見てくださったらありがたいです。




