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2/5

狩り

忌み鬼「なぜ皆ここへ集められたんだ?邪神とやらの目的が知りたい…」


いいなり「邪神はここへ来た人間の感情を食い物にしてるんだと。本人が言ってたぞ。」


そういうと、地面が割れてそこから黒い手のようなものが這い出てくる…


邪神「よんだぁ?」


いいなり「くそ野郎が。とっととここから出せ。」


邪神「君たちが出す感情が美味しいんだもん。一生ここにいなよ。」


そこへスクープがくる。


スクープ「あっ邪神じゃーん写真撮ろうよ!」


邪神「いいよ。うぇーい。」


いいなりはため息をつく。


いいなり「こんな感じでふざけたやつなんだが…」


忌み鬼「でも逆らってはいけないな。こいつは強い…俺達じゃなにもできないほど…それで…そこにいるでかい図体した無言のやつはなんて名前なんだ?」


そういい、ずっと無言の同じ麻袋を被った殺人鬼を見る。


いいなり「あぁ…こいつは何故かずっと喋らないんだ。映画にでてくる殺人鬼みたいにな。名前はシャドウだ。あと、めっちゃ飯食うぞ。」


忌み鬼「そうか…よろしくなシャドウ。」


そういってもシャドウは返事をしない。


忌み鬼「これから飯にしようと思ってるんだが…手伝ってくれないか?」


シャドウ「……!!」


するとシャドウは立ち上がり、忌み鬼についてくるようになった。


忌み鬼「はは…飯が好きみたいだな!ご馳走作ってやるよ!」


忌み鬼は笑いながら、シャドウと森の方へ入っていった。

すると、誰かがいる。二人は息を潜めて誰かを監視する。イノシシを狩っているようで、手斧を構えている。


?「よし、狙いを定めて…えいっ!」


その手斧は空を切りイノシシへと…当たらなかった。的外れな方向へ飛んでいき…

イノシシは逃げていってしまった…


?「あーもう!晩御飯にしようと思ったのに!」


子供のように悔しがる彼女を二人は見ていると…


?「誰か…いるよね?」


忌み鬼はぎょっとする。気配を消すのは得意なのだが…どうやらバレたらしい。


忌み鬼「すまない。俺達は食料調達で来たんだ。新しく来た殺人鬼、忌み鬼だ。」


?「わぁ!新しく来たの!?嬉しーい!」


そういい、軽々と忌み鬼を持ち上げ抱き締める。かなりキツめに…


忌み鬼「うっ…苦しい…ギブギブ…」


そう忌み鬼が言うと、彼女は下ろし、


トレイル「ごめんね!いつも新しい殺人鬼がくるとこうしてるの…私はトレイルだよ!よろしくね忌み鬼!」


二人は握手をして、忌み鬼は事情を説明する。


忌み鬼「さっきも言ったが、俺達は飯の獲物を探しているんだ。さっきのイノシシみたいな。手伝ってくれないか?」


トレイル「いいよー!ただ…私狩り上手じゃないの…好きなのに…」


少し落ち込むトレイルを励ますように、


忌み鬼「練習を重ねればいつかは成功するようになる。俺だってそうだった。」


トレイル「うん…そうだよね!ありがとー!」


トレイルは子供のようにぴょんと跳ねた。

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