親に捨てられた者
「嫌だ!やめてくれ!金ならいくらでも…」
逃げようとする男に無慈悲に斧を振り下ろす。
グチャリ…男の脳ミソが潰れ、剥き出しになる…
「…………終わったか。」
確実に死んだのを確認し、殺人鬼はその場を去っていった…
その者は親に捨てられた忌まわしい過去を持つ者だった。
殺人鬼「社会の屑は死ぬべきだ…マフィアも…糞親も…なにもかも…」
その殺人鬼はもう100人以上の人を殺しながら、逃げ延びている。
そのすべてが暴動をおこしたマフィアや、子供を虐待する親など社会の屑が被害者だった。しかし子供や無実の人々は決して殺さない。自分の中で厳格なルールを持ち人を殺している。殺人鬼が小屋に帰るとき、あたりは霧に包まれた…
殺人鬼「なんだ?この時間と気候の時に霧は起きないはず…」
殺人鬼は自然のスペシャリストだ。山にすんでいるためそういう事には詳しい。
そこへ何かの声が響く…
「忌まわしき過去を持つ殺人鬼…気に入った…私の世界で人を殺すがいい…それが私の餌になる…」
そう何かが言うと、殺人鬼は怪しげな霧に包まれ…姿を消した…
「くそっ…ここはどこだ?」
そう殺人鬼が言うと、霧が晴れ…どこかの森の中にいた…
そして、一人のマスクを被った男が近付いてくる。
マスクの男「よお、その感じだと何処からか連れてこられた感じか?」
殺人鬼「……そうだ。お前は誰だ?」
マスクの男「俺もここへ…いや、俺達もここへ連れてこられた殺人鬼の一人だと言っておこう。歓迎するよ。しない奴もいるけどな…」
そういうと、マスクの男が焚き火の元へ殺人鬼を連れていく…
そこには何人か人がいて、顔を隠しているがたいのいい男もいればアイドルのような可憐な少女までもがいた。
マスクの男「ここにいる全員、殺人鬼だ。まだ他にもいるが…まずお前の名前はなんだ?」
「俺は…サ…いや…なんだ?頭の中に名前が浮かび上がる…忌み鬼…?」
マスクの男「それがお前のここでの名前だ。よろしくな忌み鬼…俺は'いいなり'だ。変な名前だろ?ここにいるやつらも同じで、みんな名前がある。過去に由来した名前であることはわかるんだが…それ以外はなにもわからん…」
可憐な少女「私はね!トリックプリンセスっていうの!」
そういい、何処からかナイフを10本ぐらい持ち出した。
トリックプリンセス「こういうことができるから…多分この名前なんだと思う。」
スクープ「へぇ…忌み鬼か…なんか面白いね君。いいスクープになりそう…!僕はその名の通りスクープだよ。ここにくる前は…いろんな事件起こして記事にして…楽しかったなー…!」
そう言うと、カメラを持ち出し忌み鬼の写真をとった。麻袋を被った写真だが…スクープは満足そうだった。
忌み鬼「とにかく皆殺人鬼ってことか…」
忌み鬼は空を見上げる…なぜ自分がここに来たのか…なぜ皆殺人鬼なのか…そう考えていた。
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