第十八話 黒色の魂
…またまた遅れました。申し訳ありませんm(__)m
アイデアが思い浮かばなかったんじゃ〜(´・ω・`)
「…アースくん、ちょっといいかな?少し話したいことがあるんだ」
最初の授業が終わった瞬間、エマの許嫁であるレオに話しかけられた。…なんか側近らしき人もいるが。
「それはいいが…重要なことなら、側近ぐらい撒いたらどうだ?」
「え!?ちょっと、ついてこないでって言ったでしょ!?これからかなり大事な話あるんだからさ!?」
…いや、気づいてなかったんかい。結構大柄な人だけど?
あ、忘れていたが、この学園内では、全員の身分が同じであり、身分が下の人が上の人に敬語を使わなくても一切問題はない。…公の場でこんなことをやったら打首になるが。
「貴方を守るのが私の勤め。重要な話であれど、私が王子の傍を離れるわけには行きません」
「あー、別に俺が風魔法で音消すからいいぞ。そんな魔法あったはずだし。そのままついてきてもらえ。そしたら俺も怪しい動きはできないしな」
—最悪、『万象創造』でどうとでもなる。
「まぁ、それなら…いいのかな?」
どんだけ聞かれたくないんだよ。そんなに重要な情報なのか?…まさか、異世界人ってことがバレたわけじゃねぇだろうな?そしたら俺本当にめんどくさいことになるよ?やめてよ?本当に。
「じゃあ、『消音結界』っと。これで大丈夫なはずだ。…んで、話したいことってのは?」
「単純な話だよ。僕が『魂魄眼』のスキルを持ってることは有名な話だろう?このスキルで、君の魂を見させてもらったんだ」
プライバシーの権利は?いや、この世界には人権なんて概念無いか。それでも嫌なもんは嫌だけど。
「勝手に人の個人情報見るとは感心できねぇな。せめて一言許可ぐらい取れよ」
「わざと見てるわけじゃない。見えてしまうんだよ。このスキルは自動発動だからね」
「そうか。まぁ、それはいいんだが…肝心の結果は?わざわざ話すってことは、相当悪い結果だったのか?」
「悪いのかはわからないが…真っ黒だった。こんな色は今まで見たことがない。」
嘘つきが黒色なのかと思っていたが、違うのか。…ちょっと気になるし、聞いてみるかね。
「嘘を多くついてきた人間の魂は何色なんだ?てっきり黒色だと思っていたんだが」
「赤色だよ。他にも、青色、黄色、緑色とかもあるけど、黒色は今まで見たことが無い。…何か、思い当たることはあるかい?」
思い当たること?んなことあるわけないだろ。…異世界人だからじゃねぇよな?
…まぁ、それしか無いな。嘘をついた回数とかの可能性も考えたが、嘘は赤色らしいしな。多分違う。
他に思い当たる節は…
「あぁ、一個だけあるぞ。どんなことでも計画立てて効率的に行動することだな」
…少し無理があるかもしれないが。
「それは…日常のことでもかい?」
「あぁ、飯を食ってる時でも、身支度をするときでもな。それぞれにかかる時間を予想して、どうするのが1番早いのか考えつつ生活してる」
「すごい…変なことしてるね?」
「仕方ないだろ?癖なんだから。もう手遅れだと思ってる」
「何事も計画立てて行動する…か。うん、今までこんな感じの色は無かったし、あり得そうだ。これで黒色が表す人がどんな人かわかったよ。ありがとう」
「いや、ただの仮説だろ?もう少し情報を集めてから確定させろ。間違ってる可能性はできる限り潰すもんだ」
これは俺の持ち論みたいなものだ。自分の考えに自信を持っているやつほど、間違えた時の悔しさは大きくなる。それならば、最初から疑えばいい。絶対にあっていると思わないほうがいい。
「そうだね。それじゃあ僕はこれで行くよ。情報ありがとう。本当に助かったよ」
「気にすんな。他に俺と同じ色のやついたら聞いておけよ?100人に聞いてから自信を持ち始めろ」
「流石にその人数は辛いよ。それじゃあね」
俺の言葉を聞いて、レオは歩き出す。まぁ、嫌われてるわけではなさそうだな。良かった良かった。
「『消音結界・解除』」
…さて、今日は久々に料理でもしようかね。メニューは…そうだな、1からラーメンでも作ってみるか。いやー、1人暮らしってのは楽だ。こういうのを作っても何も言われない。って、ガスコンロなんて寮にあったっけ?
…まぁ、俺のスキルで簡易的なものでも出せばいいか。スープは…鳥と豚で適当にとって、あぁ、ネギも入れて煮ないとか。じゃないと臭みが強くなる。麺は…そだ、小麦粉ねぇじゃん。…もう全部の素材創造で出しちゃお。めんどくさいや。
今は1時だし、できるのは4時か5時位になるか。…前世は貧乏で空腹には慣れているし、ゆっくり作るか。丁寧に作んねぇと、不味くなるからな。
さてさて、パッパと作って、この空腹を満たすとしますかね。
楽しんでいただけたでしょうか。誤字脱字があった場合は、指摘をお願いいたします。極力ないようにしていますが、自分でも気づかない間違いがあったりしますので。




