表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/152

84話 噓つき

「遅いよー。すごい待った」


俺達を見つけたグレイは、すごくだるそうな顔をしながら座っていた。

勇者と魔王幹部が対面してるだけあってすごい緊張感が広がっている。

そして、グレイはシオリたちの顔をじっくりと見て立ち上がり、


「ちゃんと連れてきてくれたんだ。正直、直前になって逃げるんじゃないかと思ったよ」


「あはは……」


俺がグレイの言葉に愛想笑いしていると、シオリがグレイの言葉に疑問を感じたのか


「ん?連れてきてくれたってどういうこと?」


キョトンとした顔をしていた。それはそう、俺達はシオリたちを連れてくるときに魔王幹部を倒したいからと嘘をついてきたからだ。自分たちが助かるために連れてきたという本当の理由は言っていない。


「本当だ。ルイさんどういうことですか?」


「私達はこいつを倒すために呼ばれたんじゃないのですか?」


シオリのせいで他の二人も違和感に気付き俺達への追及が始まった。


(やばい!ばれたら先にこいつらに殺されるぞ!)


(どーしよ!ほんとにどーしよ!いつものずるがしこい案はねぇのか!?)


(そんなポンポン思いつかねぇよ!あとずるがしこい言うな!頭のいい案だ!)


小声でフレイと話し合いながら必死で案を考えていると、空気の読めないグレイがいらないことを言い始めた。


「あ、もしかして本当のこと言ってないの?そりゃそうか。自分たちのために死んでくださいって言ってついてきてくれる子なんかいないもんな」


「え?え?どういうこと?」


「えっとね……」


「ちょっ……」


俺はグレイの言葉を遮ろうとしたがもう遅かった。


「この2人が僕に負けて殺されかけたときに持ち掛けてきたんだよ。聖域を燃やした犯人と勇者を連れてくるから許してくれって」


「「「は?」」」


この時点でグレイを倒すことができても俺達の未来は明るくないことが確定した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ