73/152
73話 友達はすぐ裏切る②
「いや、見たことないって!何言ってんだよ!」
「二人でこいつに喧嘩うったじゃねぇか」
「喧嘩はうってない!適当なこと言うな!」
フレイにばらされた俺はなんとか弁明しようとするが、ギルドマスターの険しい顔は変わらない。ギルドマスターは机をドンっと叩いて言う。
「おい、嘘ついたらどうなるかわかるよな」
今日一番の怖い顔で睨んでくるギルドマスター。さっき俺が露骨に焦ったのもあってほとんど確信しているのだろう。
「……知ってます」
この人は怒ってら何するかわからないので正直に答える。
すると、ギルドマスターは俺とフレイのことを掴み、
「早く沈めてこいカスども」
そう言われ、窓から外へ容赦なく投げ出された。
あぁ、デジャブだ……
ガーラの時といい、なんで俺はギルドマスターに駆り出されるんだ……
地面にたたきつけられた俺は涙を流しながらそう思った。




