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67話 他街への進出

それからというもの、順調にエロ本販売は進んでいった。町中の男たちの間でどんどんと噂が広まり、毎日どんだけ複製しても売り切れてしまう状態が続いている。フレイは街でフレイ先生と言われるようになったとか。

そして販売からたった数日後、ついに一万冊を突破した。


「やったー!一万冊だぜ!」


「こんなに早くいくとはな」


「前代未聞じゃな」


夢の一万冊を簡単に突破してしまったので、俺達は三人で喜びを分かち合う。すると爺さんが、


「ちょっといいかの?」


「どうした?」


「もう少し落ち着いたら他の街にも売りに行こうと思ってるんじゃが」


「いいねそれ!ナイスアイデアじゃねぇか!」


「これで10万冊も夢じゃないぞ!フレイ!」


「あぁ!こっから印税生活だ!」


こうして俺達のエロ本の他街への進出が決まった。他の街への販売は爺さんがやっといてくれるらしい。申し訳ないと言ったが、


「わしの方が本屋について詳しいし、お前たちには最後に素晴らしい機会をもらってもうたからの。任せておけ」


と言われたので完全に任せることにした。また、給料に関してはフレイが7割ぐらいもらっていくはずだったが、本当の作者じゃないのにそんなにもらうのは申し訳なくなったのか三分割しようということでまとまった。毎月爺さんが俺達の銀行に振り込んでくれるらしい。これに関しては、ほとんどもらえないと思っていた俺にとったらかなりラッキーだった。


早々の一万冊突破、そして他街への進出。この時はすべてがうまくいっていると思っていた。



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