61話 やっぱり親友
「フレイちょっといいか?」
「なんだ?」
「この前の金もう返済したのか?」
この前の金というのは風俗街で使った大金と、勇者レイに吹き飛ばされたことによってできた色々な修理費のことだ。フレイの方の金額は知らないが多分かなりの大金な気がする。
「今回幹部を倒せなかったからな……全然まだまだだ」
「ならちょうどよかった。もしかしたら大金を手に入れれるかもしれないぞ」
「え!どうやって!?」
やっぱり莫大な金額に相当困っていたのだろうか。前のめりになって食いつきがすごい。
「まぁまぁ落ち着け」
「あぁごめんごめん。それでどうやって大金を稼ぐんだ。」
俺はフレイを落ち着かせソファに座らせてから話を続けた。
「この本を売るんだよ」
俺はそう言って三冊のエロ本をテーブルの上に置く。
「なるほど……でもいくらこの本が素晴らしいからといって三冊だけじゃ大金は稼げなくないか?」
フレイの言う通りこの素晴らしいエロ本三冊を売っても到底フレイの借金を全額返済するのは難しい。でもそれは三冊ならの話だ。
「それなら増やせばいいんだよ」
「増やす?どうやって……ってまさか!」
「本屋だ」
なぜ本屋なのか。それは唯一本を複製することができる魔法器具があるからだ。逆に本屋以外での本の複製は法律で強く禁止されている。じゃないと無料で色々な本が出回ってしまうからな。
「ルイ!お前天才じゃないか!」
「フフフ……だろ?」
「あぁ!さすが俺の親友だぜ!」
「詳しいことはまた明日話す。だから今日は……」
「わかってる。はやくそいつと向き合いたいんだろ?」
フレイはそう言ってエロ本の方を見てニヤニヤする。さすがに俺も楽しみにしてるのが出てしまっていたか。
「そういうことだ。察しが早くて助かるよ」
「だってお前ずっとソワソワしてるもん」
「うるせぇ」
「ハハハ、じゃあまた明日な」
「おう」
フレイが家を出ていった後、すぐに俺は自分の部屋に戻る。
そこからは一日中その本で楽しませていただきました。




