表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/152

59話 傷心したルイ

エロ本番人を倒した後、特に何もなかったので帰った俺達だったが、


「ルイさーん、いつまでしょぼくれてるんですか?」


「私が落ち込むならまだわかるけど。なんでルイがそんな落ち込んでんのよ」


「……」


俺はエロ本を失ったショックで動けないでいた。確かに迷宮城に行った目的はシオリが有名になりたいからといったものだったからシオリが落ち込むのが普通かもしれない。しかし、この世界で初めて見つけた本物のエロ本を読む前に失ってしまった俺のほうが可哀そうだ。


「せっかくいいクエストを見つけたのに。リボンたちだけで行っちゃいますよ?」


「……」


「もうほっときましょ」


「えぇ……」


動こうとしない俺をみて呆れたシオリは俺をおいてクエストへ行こうとする。しかし、リボンがどうしても俺を連れていきたいようだ。もしかして俺のこと……と思ったが違った。


「シオリさんとクエスト行くと何が起こるかわからないから怖いんですよ。ルイさんもついてきてくださいよ……」


そう小さな声で俺に言う。リボンも最近二人でクエストに行くことが増えたおかげでようやくシオリの魔法のめんどくささに気付いたようだ。


もっと苦労してこい


俺はそう思いながら無視していると


「ねぇ無視しないでくださいよ!このままずっと二人ではさすがに……」


「さすがに?なに?」


リボンは声が大きくなっていることに気付かず、シオリの耳に届いてしまう。


「いやさすがに申し訳ないかなぁって……報酬も山分けですし……」


「なるほどね!別にそんなの気にしなくていいよね、ルイ」


「うん、気にしなくていいぞ。だから二人で行ってこい」


「あー!さっきまでずっと黙ってたのにこんな時だけ!ずるいです!」


「いいからはやくいくよ!」


「はい……」


こうして二人は仲良くクエストへと出かけたのでようやく落ち着く時間が作れた。


俺は今傷心中なんだ


傷ついた心をいやすためにソファの上でゴロゴロし始めてすぐのことだった。

家の扉がゴンゴンと叩かれた。


なんだ、あいつら忘れ物か?


めんどくさがりながらも起き上がりドアを開けると、そこにいたのはシオリたちではなかった。


「よぉ。なんか元気ないんだって?」


レイの導人であるフレイだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ