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56話 迷宮城攻略⑪
「え、なになに」
「部屋に入った瞬間に……」
二人が隠し部屋に入った瞬間に警報が鳴り響いた。
なんだよこんな大事な時に
そう思っていると、部屋中の本が勝手に動き始め真ん中へと集まり始めた。そして出来上がったのはエロ本でできた番人だった。その番人は本でできた盾と剣を構えしゃべり始める。
「ここは男の聖地。女どもは排除する」
「なに?今時男女差別は流行らないわよ」
「ルイさん。特に重要な本は無かったんですよね?」
「え?」
「ないって言ってたわよ」
「なら倒しちゃってもいいですね」
「いや……でも、まだ全部見てないし……」
俺は何とか二人が番人と戦うのを止めようとする。じゃないとシオリの魔法でたくさんのエロ本がダメになってしまう。だが、この迷宮城でためまくったストレスを発散したいのか戦う気満々で俺の話を聞こうともしない。
「それじゃ行くわよ!」
「サポートします!」
「来い女ども」
「その言い方むかつく!」
こうして俺の望まぬ戦いが始まってしまった。




