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48話 迷宮城攻略③

「早く出よ!!」


気持ち悪い虫型モンスターから早く逃げるため、部屋からでようとしたのだが扉が勝手にしまった。


「え?なんでだ?開かない!」


俺何回もドアを開けようとするがビクともしない。

俺達は閉じ込められたのだ。


「どうすんの〜!こんなキモイの無理だよ!」


「俺だって無理だ!お前の魔法で何とかしろ!」


「こんなところで使ったら私たちにも当たるわよ!」


じゃあどうすれば……


そう俺達が焦っている中、リボンだけがいつもの様に冷静だった。


「2人とも落ち着いてください」


「無理に決まってるだろ!こんなキモイところに閉じ込められたんだぞ!」


現に今も虫型モンスター達がニュルニュルと近づいてきている。それでもリボンは顔色一つ変えない。


「息を止めて置いてください。リボンが何とかしますから」


俺達はリボンに言われた通り、鼻と口を抑えた。そして、


「スリープ!!」


リボンが呪文を整えると、あたりに淡い黄緑色のオーラが広がる。そして、次々に虫型のモンスターが眠ってしまった。


「「おぉ……」」


「今のうちに仕留めてしまいましょ」


俺達は眠っているモンスター達を次々に刺していく。そして、全員仕留めるとさっきまで開かなかったドアがいきなり開いた。


正直経験値も沢山貰えるのはおいしかったが、もうこんなことやりたくないと心から思った。


だが、それからも俺達は部屋を間違え続けた。

2分の1を外しまくり、ゾンビだらけの部屋、触手だらけの部屋などの気持ち悪い部屋に何度も入れられてはリボンに助けられた。


「リボンはよく冷静でいられるよな……」


「別にそんなに気持ち悪いとは思わないですからね」


「わかった。リボンは爬虫類とかいけちゃう系女子ね」


「爬虫類?」


「カエルとかヘビとかあそこらへんのことだ」


「へー、そうなんですか。でもリボンカエルは好きですよ!」


「やっぱそうなんだ」


あのヌメヌメした生物が好きならあの気持ち悪い奴らを見ても冷静でいられるのに少し納得できる。


そんなこんなしながら何回かドアを開けていくと、ついにドアが一つだけの部屋にたどり着いた。


「やっとゴールだ!」


「はやく行きましょ!」


俺達はすぐさまその1つの扉を勢いよく開け、部屋へと入っていく。そこで目にしたのは


こっちじゃないよ。残念でした!と、壁に大きく書かれたものだった。


「「「……。」」」


俺達はあまりのウザさに言葉を失ってしまう。

人間は驚きと怒りが頂点までに達した時、本当に言葉が出なくなるんだと初めて知ることができた。

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