46話 迷宮城攻略①
地図に書いてある通りに進むこと約2日、その城は広い森の中にあった。
「思った以上におっきいね」
「中に迷宮をつくっちゃうぐらいだからな」
その城の大きさは王様の城とまでとはいかないが、それに匹敵するぐらいの大きさだった。
俺達はとりあえず中に入ろうと思ったのだが、
「これ絶対に動くよな?」
「絶対動くね」
門の両端には鎧をかぶった石像が置かれている。日本のゲームだったらこういうのは急に動いて襲ってくるものなのだ。
「え、このかっこいい石像のことですか?」
リボンはこの世界出身なので、そんなことは知らず無防備に近づいていってしまう。
その時、石像がぴくりと動いた。
「危ない!」
俺はすぐにリボンを突き飛ばし、石像から距離をとる。しかし、
「あれ、動いてない?」
石像はひとつも動いていなかった。
「もう、痛いじゃないですか!」
「ご、ごめん」
あれ、今動いた気がしたんだけどな……
そう思って近くに行ってじっくりと見るが石像は動かない。
やっぱりただの勘違いだったみたいだ。
「早く入ろ」
「そうだな」
その他は特に何も無かったので、門を開ける。すると足元に頭蓋骨が転がってきた。
「え……」
その瞬間一気に寒気がした。何か嫌な予感がする。
「まさか……!」
俺はその理由を直ぐに察した。それと同時に後ろからガシャンと音がする。
「お前ら伏せろ!」
俺の声に反応して2人とも伏せた直後、頭の上に大剣が通る。
後ろを振り向くとそこに居たのはさっきの石像たちだった。
「え!さっきの!」
「本当に動くんですか!?」
かなりギリギリだったが、気づいた後はこっちのもんだ。
「2人とも後ろにいといて!」
「わかった!」
「はい!」
俺とリボンはすぐさまシオリの後ろに下がる。もちろんシオリの魔法に巻き込まれないためだ。
「ライトニング!」
激しい稲妻が2体の石像に当たり、粉々に砕けていった。




