40話 遠征から帰ってきた勇者達(シオリを除く)
俺の1000万消費事件から1ヶ月、俺とシオリは家でゴロゴロしていた。
「あぁー、やることねぇなー」
「本当にねー暇だねー」
ガーラを倒したおかげでレベルが一気にあがり、ここら辺のクエストをこなしてもレベルがほとんど上がらない。それに、お金もあと500万以上あるのでしばらく働かなくていい。だから全くやる気が出ないのだ。
「そういえばリボンはどこ行ったの?」
「えーと、確か散歩に行くとか言ってた気がする」
「こんな太陽出てる中よく動こうと思えるわね」
「だな。こういう日は寝るのが1番だ」
「だね。寝よ寝よ」
俺達はこの暇な時間を潰すために寝ようとしたその時、
「2人とも!来てください!」
リボンが勢いよく家のドアを開けた。
「うるさいなぁ。俺達は今忙しいんだ」
「寝てるだけじゃないですか」
「リボンも休める時に休まないと」
「2人とも最近休んでしかないじゃないですか」
リボンの正論に言い返せないので、俺たちは無視して寝っ転がる。
「もう!起きてください!勇者達が遠征から帰ってくるらしいですよ!」
「勇者が?」
「遠征から帰ってくる?」
また俺達の聞いてない話が入ってきた。
やっぱりシオリはハブられてるのか。
そう考えるのが当たり前なのだが、シオリはそんなことを認めたがらない。
「そ、そんなことは絶対ない。絶対。だって私も勇者だよ?遠征があったとしたら呼ばれるに決まってる」
「いや、さすがにハブられてるとしか……」
「うるさいうるさいうるさい!!!」
シオリが涙目になりながら、真実を聞きたくないのか耳に手を当てながら否定する。
「確かめに行きましょ。絶対そんなの嘘だから」
「あ、はい……」
余りのガチさに、さっきまでテンションの高かったリボンがもう完全に冷めきってしまった。
可哀想だから俺も一緒に行ってあげるか
現実を目の当たりにした時、1人だと可哀想なので俺達もついて行くことにした。
そして、結果は
「うん、ドンマイ」
「ドンマイです」
「……」
当然のように3人の勇者と導人が遠征から帰ってきていた。
それも沢山の民衆に出迎えられながら。




