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38話 ルームツアー

家を買うことになった俺たちは、シオリが選んだところを見に行くことになった。

場所は、住宅街からは少し抜けているがギルドからそこそこ近いらしい。


「着いた!ここよ!」


しおりが選んだ家は想像以上に大きく、庭もついていて豪華だった。


「おぉ!中々すごいな」


「でしょ!中も案内するね」


シオリに案内されて俺達は中に入っていく。家は二階建てになっており、1階はリビングやキッチンがあり皆でゆっくりできるようなスペース。2階は部屋がいくつかあり、それそれが自分の部屋が確保できるといったところだった。


「雰囲気も落ち着いてていいところですね」


「でしょでしょ!でも1番すごいところがまだ残ってるわ!」


「なんだなんだ?」


自信満々な様子でシオリが1階の風呂場へといく。そこにあったのは


「露天風呂!?」


立派な露天風呂だった。


「そう!これで毎日温泉が入れるの!」


「きゃー!!最高です!!」


リボンが目を輝かせがなら大喜びしている。俺も大の温泉好きなのでこれはかなりポイントが高い。

だが、そこで一気に不安になる。それはもちろん家賃のことだ。

大きい二階建ての一軒家で庭もあり、さらに露天風呂もあるのだ。日本だったら5000万は超えているだろう。


「これ家賃は足りるのか?」


「ここら辺土地が安いから大丈夫。ちょうど3000万よ」


破格の安さだ。住宅街から抜けているからといって、こんな立派な家でこの安さはなぜ売り残ってたのか不思議なぐらいである。

これはもう購入決定だ。


「この家にするか」


「ふふん!私の目に狂いは無かったわね!」


シオリは嬉しそうにドヤ顔をする。

だが、今回は本当にいい家を見つけてくれた。1000万使ったこともバレないし、いい家にも住めることになったし一件落着だ。ようやく心を落ち着かせられる。

そう油断していると、


「よかったですね。1000万使ったことがバレなくて」


ふいにリボンが口を滑らせてしまう。いつもの俺だったらここでなんとか誤魔化したりしていたのかもしれない。だが、この時の俺は新しい家に浮かれていたのか、完全に気を抜いていたのか。


「あぁ本当によかったよ。バレてたらシャレに……」


思わず俺もそのまま口を滑らせてしまった。途中で気がついたがもう遅いのはわかっている。

シオリの視線を感じるからだ。


「私、その話知らないんだけど」


さっきまで新居で騒いでた様子とは一変、最悪の空気になってしまった。

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