27話 信用ZERO
「し、シオリ……!?」
部屋にはベッドの上でベッタリとくっついている俺と巨乳な女。この状況は非常にまずい。
少しの間気まづい空気が流れる。
そして、シオリが顔を赤くしカンカンに怒りながら近づいてきた。
「あんた何してるの?」
しかし、怒りの矛先は俺には向いていなかった。シオリの目線は完全に女の方へといっている。そこで、鈍感じゃない俺はすぐに察した。
シオリ……お前ってやつは……
いつもはそういう感じは見せなかったが、まさか俺が女とベッタリくっついてるのを見て嫉妬するとは。意外と俺の事好きだったんだな。
「シオリ、俺のこと……」
俺は愛を確かめようとシオリに話しかけようとすると、
「どうせルイに脅されてやらされてるんでしょ?こんな奴のためにそんな体はらなくてもいいわよ!早く離れて!」
「おい、違うぞ?」
「何言ってるの。こんなかわいい子がルイなんかにくっつく訳ないでしょ?」
こいつ!いくら俺がモテないからって疑いやがって!本当に俺からは何もしてないのに!
「な、なぁ!俺が脅したわけじゃないよな!?」
俺は焦ってその女に助けを求めたが、
「あー、えーっと、ごめんなさい!」
そう言って、駆け足で部屋から出ていってしまった。
「え……」
あんな逃げ方されたら本当に俺がやったみたいじゃん。
現に、シオリの俺を見る目がさっきよりもきつくなっている。
「シオリ、本当に違うんだ……」
「性犯罪者」
「うっ……」
シオリは全く俺の事を信じてない様子だ。
怒りを通り越してゴミを見る目で俺の事を見てくる。
「とりあえず、明日ギルドマスターの所へ行くから。おとなしく休んでなさい」
「はい……」
俺、悪くないのに……
そう思ったが、これ以上弁明しても信じて貰えないので何も言い返せなかった。




