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25話 vsガーラ④

なぜ俺が俺がこの濁流の中ガーラに近づくことができたか。それは


「波に乗ってるだと!?」


波に乗っている、つまりサーフィンだ。

いい感じの木の板を見つけ、それの上に乗ってガーラの元までやってきたからだ。


なぜ俺がサーフィンをできるかって?

それはモテたいからだ。モテたいから日本にいる時サーフィンを練習して、今ではどんな波でも乗れるようになった。まぁ人生の波には乗れなかったんだけどな。ハハハ。


ほかにもモテるためにやってきた事がいくつかあるが、それはまた今度。


「ステータスアップ!」


ガーラが戸惑っている間に俺は固有スキルを発動させ、持っていた剣を構えガーラとの距離を一瞬で詰める。そして、剣を振りまくりがむしゃらに攻撃する。


「ただの弱い冒険者じゃなかったのか……!」


いきなり強くなった俺にガーラは反応できず、次々に攻撃が入っていく。だが、顔や胸などの急所はギリギリ受け流される。それでも、動きを鈍くすることぐらいはできた。


そして、固有スキルの制限時間である3秒がたつ直前、


「ルイ!どいて!」


シオリの合図で俺は素早くガーラから離れた。ここからはメインのお出ましだ。


「ハァハァ……魔法ぐらい弾き飛ばしてやる……!」


「あら、疲れて下が見えないのかしら?」


ガーラはすぐに下を見ると、ガーラが立っている所はさっきシオリがうった水魔法でできた大きな水溜りだった。ガーラはその状況が危険だとすぐに理解した。普段のガーラだったらそこまで警戒されていただろうが、俺の奇襲によって余裕が無くなり目をまわすことは出来なかったのだろう。


「まさか……!?」


「傷口にしみるかもだけど……我慢してね」


そう、雷属性魔法だ。シオリが水溜まりの上にうてば、そこに居る人達に全員攻撃があたるのだ。


ガーラ、俺たちの勝ちだ。


俺はそう確信した。だが、俺はなにか足に違和感を覚える。足を動かすとチャプチャプと音がなる。


ウソ……だろ?


恐る恐る下を見ると俺の足元にも水たまりが広がっていたのだ。


「ちょっ、シオリ待っ……」


「や、やめ……」


「ギガライトニング!!!!」


最後に聞こえたのは男二人の情けない声だった。

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