24話 vsガーラ③
「案外大人しく待ってくれたのね」
「もう立てないかと思ったが。さすがは勇者、頑丈だな」
シオリは今はピンピンしていて平気そうな顔をしているが、それでも骨は何本かヒビが入っている。
なのでなるべく作戦はすぐに実行したい。
「女の子に頑丈ってどうかと思うけど!」
シオリは少し怒りながら様々な魔法を乱発していく。それも、ガーラに近づかれたら今度こそ致命傷を負ってしまうからである。
「やりずらいな……」
馬鹿げた威力は変わらずにさっきよりも多く魔法がとんでくるので、ガーラも防ぐのが困難な状況が続く。
「ライトニング!からのファイヤー!からのウィンドバースト!!!」
「クソ!これじゃあ近づけねぇ!」
す、すごい景色だな……
何回見ても驚いてしまう。
シオリの魔法はまるでSF映画の戦闘シーンみたいだ。
そんな中、魔法の雨が降り注ぎ防戦一方のガーラは段々とイライラが見えるようになる。
そして、ついに堪忍袋の緒がきれたのか
「うっとおしい!!!!」
そう叫んだ後、魔法の中を突っ込んできた。
だが、これはチャンスだ。
「シオリ!」
「わかった!ウォーターストリーム!!」
「またそれか!この前みたいに弾き返してやる!」
ウォーターストリームがあまり意味ない事はこの前のことで分かっている。
しかし、そんな事はどうでもいいのだ。
「よォ、ガーラ」
「ルイ……!?」
ウォーターストリームは俺がガーラに近づくための手段でしかないのだから。




